◎…つくし組11月の活動内容とねらいのご紹介…◎

こんにちは。地域資源コーディネーターです。
つくし組11月の活動内容や狙いをご紹介します。

つくし組の子どもたちは最近、見通しを持って活動している姿が見られます。朝の会が終わると次の活動に向けて移動を始めたり、トイレタイムに移る前からトイレの前に集まるなど、保育士が促す前に自ら行動しています。担任の先生曰く、見通しを持って活動できるということは、先を読める力が身に付いてきたということ。つまり自分で考えて動き出すことができるようになっているのだそうです。

自分で考える力は遊びにも繋がっているようで、今までは単純な繰り返しだった遊びも、法則性を少しずつ理解できるようになっており、ルールのある集団遊びも始めているとのこと。
特に“もりのこみち“や“むっくりくまさん”は子どもたちも大好きな集団遊び。

“もりのこみち”では、

「もりのこみち、さんぽにいこう~。おおかみなんかこわくない」と歌いながら歩き回ります。
子どもたちが「おおかみさ~ん!」と立ち止まって呼びかけると、「今、起きたところ」とおおかみ役の先生が答えます。また子どもたちが歌いながら歩いて「おおかみさ~ん!」と呼びかけると、おおかみさんは、「今着替えているところ」と答えます。
そして3回目で、とうとうおおかみさんが「今から子どもたちを食べに行くところだ~」と言うと、子どもたちは「キャー!!」と言いながら走り回る。

という追いかけっこ遊びです。

遊びを繰り返しながら、

・おおかみさんはすぐに食べには来ないこと。
・何回目かで「食べに行く」と言うこと。

を理解し始め、「次かな?次かな?」とワクワクドキドキしながらおおかみの言葉を待つ子どもたち。

こんな風に、法則性のある追いかけっこ遊びをしながら、簡単な集団遊びを楽しんでいます。

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ところで集団遊びはどのタイミングからできるようになるのか?を知りたくて先生に聞いてみました。

だいたい1歳くらいまでは“一人遊び”が主だそうです。そうして集中して遊びこむ経験をしながら徐々に自分以外の世界も気になり始め、「あの子は何をしているのかな?」「あの子の遊びが面白そう」「ブロックを作ってる。僕もやろう」というように、お友だちの遊びを見て自然に引き込まれ、同じ遊びを楽しむ“平行遊び”へと移っていく。そして“お友だちと協同して楽しむ集団遊び”へと発展していくのだとか。

“一人遊び”や“集団遊び”はよく聞く言葉でしたが、集団遊びの前に、“平行遊び”というステップがあるのは先生に聴いて初めて知りました。同じ遊びをしているから一緒に遊んでいるのかな?と思いきや、遊びは同じだけれど、お友だちと協力して遊んでいるわけではないそうです。だからおもちゃの取り合いが起こるのだそう。
なるほど!6年ほど子育て経験がありますが、ようやく今、色んなことに合点がいきました。

さて、すっかり秋も深まり、冷たい風が肌を突き刺すように寒くなりましたが、子どもたちは元気にお散歩を楽しんでいます。北大はちょうど紅葉が見ごろで、11月上旬にはお手製バッグを持って落ち葉拾いを楽しみました。川に葉っぱを入れて流れを観察する子や、木株の穴に枝をグリグリ入れて遊ぶ子など、自然とたくさん触れ合ってきました。

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お天気が悪い日は室内で制作活動も楽しんでいます。今月から「糊」を使い始めました。これまではシールを貼る制作をしていましたが、糊を使うことで、シールとは違うベタベタした感触を知ったり、慣れるという狙いがあるそうです。
正しく使う、というよりも、まずは糊に親しむために、好きなように手に取ってペタペタ貼りながら制作を楽しんでいます。

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今月もたくさんの活動を楽しんでいるつくし組さん。
来月の発表会では、こんな“つくし組さんの日常”が垣間見れる内容になっています。
動画での配信となりますが、ぜひお楽しみに★

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