見出し画像

保育士、仕事に行きたくない!!

今回の事例は、タイトルの通りです。今の時期、新卒保育士であれば「五月病」といわれる時期ですが、年間を通して経験年数に限らず、保育士が陥ることが多い悩みでもあります。【保育士編】事例5

◆行きたくない理由…

保育業界に限らず、仕事に行きたくない!という感情になったことがあると思います。保育士は仕事に行きたくない理由がいくつかあります。
【理由】
・「保育とは何か?」「正しい保育を行えているのか分からなくなってしまった」等、保育について保育士自身が疑問を持ち、自信を失ってしまった。
・仕事の内容がたくさんありすぎて訳が分からなくなってしまった。(新卒や途中入社に多い)
・保護者との関わりが上手くできず、保護者と話すのが怖い
・保育中、子どもに怪我を負わせてしまった。
・保育園の職員配置数が基準値ギリギリで、業務量過多や残業ばかりで疲れた。
・職員同士の人間関係が上手くいかなくなってしまった。
・地元を離れて初めての一人暮らしになり、仕事の悩みを打ち明けたり気分転換する機会が大幅に減った。
・周りの友だちと会った時、アパレル業界や美容業界、事務系等の仕事をしている友だちはネイルやおしゃれをしていて、自分がダサくなっていることに落ち込んでしまった。等々…。

これらは、ほんの一部ですが、概ねこれらの理由は以下のパターンにになります。
・保育に関する内容
・職員不足が関係している内容
・職員自身のメンタルに関する内容

◆行きたくない気持ちは悪いのか?

「行きたくないんなら、行かなくていいんじゃない?
そうすれば、先生の気持ちは軽くなるのではないですか?」
一言でいえばこれでおしまいです。

なぜなら、社会人として個人の責任の下に人生を歩むことは法律違反でもなく、人権も守られています。

しかし、「はい、それではもう行かないです。」
と即答する職員は今まで見たことがありません。
殆どの職員が悩み、自問自答を繰り返しています。
その間に確実に失われていくもの、『自信』です。

一方で、悩んでいる職員を支えている感情は、『子どもが大好きである』という、保育士を志した時の気持ちです。

もしも、仕事(保育園)に行きたくないという感情が自身の身勝手なわがままであるならば、社会人として行きたくない気持ちを持つことは悪いです。
でも、業務に対する自信喪失であるならば、行きたくない気持ちを持つことに対して悪いことなんだと、自分自身を非難することはやめましょう。
なぜなら、課題解決をすることにより行きたくない気持ちは改善される可能性があるからです。

◆焦らず、冷静になってみる

いくつかの理由をあげましたが、全てに共通する、まず1番に行うことは「焦らず冷静になってみること」です。

一度、心静かな状態で、自分に振りかぶっている「重荷」を降ろしてみましょう。ふと窓の外、広い空を眺めてみて。
嫌なことは無理に思い出すことはしなくていいと思いますが、冷静に課題分離することは重要です。これは、保育士でなくても人生を歩んでいくうえで自分自身を見失わないために必要な作業です。

自分の感情と自分が直面している問題(課題)を分けるのです。
時として、問題は自分の感情を「負」の方向へ引っ張っていこうとします。

問題との綱引きに負けてはいけません。苦しくてもここは踏ん張りどころです。

自分が嫌だと感じた問題を見つめたときに、自分の感情がヒステリックになったり凹んだりしていなければ綱引きは成功です。
もし、問題に対する感情に負けてしまったとしても心配はいりません。
なぜなら解決方法は無数にあるからです。

◆保育士の仕事…主役は誰でしたか?

保育士の皆さん、「保育とは?」
『乳幼児を適切な環境のもとで,健康・安全で安定感をもって活動できるように養護するとともに,その心身を健全に発達させるように教育すること。』

保育士の業務は、
子どもとの愛着形成から信用と信頼関係を結び、子どもと楽しく関わっていくことを計画的(PDCA)に行うことが求められ複合的かつ総合的に保育実践を行わなければいけない、非常に難易度が高い職業です。

この仕事を志した皆さんのベースには『子どもが大好き!』という素晴らしく熱い思いがあります。

冒頭の行きたくない理由はあれど、主役である『子どもたち』を思い出してください。

保育実践は経験あるのみです。場数です。体得です。

◆まとめ

今更のカミングアウトになりますが、私自身も「保育園に行きたくない!!」と布団に潜り込んだことが幾度かあります。

指導計画に8時間以上かかる、保育専門用語を上手く活用できない、消毒の順番を間違える、連絡帳のをとんちんかんな内容で書いてしまった。汚れものの渡し間違い、上司への報連相が漏れていて保護者を大激怒させてしまった。保育中、注意して子どもを見ていたにも関わらず噛みつきが発生してしまった、同僚と上手くいかず喧嘩してしまった等。

改めて列挙してみると、青ざめてしまいます…。よく続けられたねって感じです。
そして、何度も問題と綱引きをしました。
惨敗もありましたが、勝利もありました。

勝利した時は、周りの先輩や家族、友人の力もありましたし、保育については知識を深めるなど自己研鑽、保育と子どもに全力で向き合いました。

また、「継続的な努力と決断力」「笑い」は問題解決に大きな力を発揮します。


何千人もの職員を見てきましたが、保育士の「笑顔」は最高です☆

保育園の子どもの笑顔は、保育士が作るといっても過言ではない

でしょう。

保育士の皆さん、皆さんの素晴らしところは、明るく、真面目で笑顔が最高なところです。自信を失わず、頑張ってください!!
応援しています☆


それでも、問題解決に苦しさを覚えるようであれば連絡ください。

https://coconala.com/services/2235711

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?