Google MAPを使って、初期研修病院を選ぼう
病院見学の季節
こんにちは、ポンです。
新年度を迎え、新六年生が誕生する春。
夏のマッチングに向けて、病院の見学が本格化します。
ほとんどの学生は、
1.オンラインの説明会や合同説明会に参加して雰囲気をつかむ
2.先輩からいい病院を紹介してもらう
などで候補を見つけているのではないでしょうか。
たくさん見学に行きたいけど、日程に限りもある。
行ってみたけど、いい印象ではなかった。
なるべく効率的に評判の良いところに見学に行きたい
そんなあなたのために
今回は、病院見学をする前にちょっと調べておくことで、
無駄足を減らす方法を紹介します。
課題
先輩や病院見学という従来型の決め方には問題点があります。
先輩の情報
現在勤務している先輩研修医からの評判が情報源です。
HOKUTOなどの口コミサイトも同じ問題点があります。
それは”情報のタイムラグ”です。
春頃、初期研修1年目は配属されたばかりで、研修先としてオススメか判断するほどの情報を把握できていません。
夏頃にかけて徐々に情報量は増えてきますが、面接の時期ですから、もう少し早く情報が欲しいところ。
主たる情報源は2年目の先生になります。
初期研修医2年目といえば、マッチングを受ける学生からすると2年上。
長期間初期研修の人気が安定している病院は、
2年経過しても研修環境に大きな変化はないでしょう。
しかしながら多くの病院は小規模で、
初期研修にかけるエネルギーや担当する指導医も、常に変化しています。
現在初期研修の終盤に差し掛かっている先輩の情報の一部は、
すでに過去のものとなっている可能性があります。
実際に当院でも
『学生の時に聞いていた話と違う』
という声は少なからず聞こえてきます。
具体的には
救急が学べると思ったら、救急常勤医が退職していた
研修担当の先生が変更になった
院外での研修先が変更になった、できなくなった
などです。
異動の情報はマッチングの時期には明らかにならないのが通常ですので、
3次募集の場合以外では避けられない問題です。
病院見学
病院見学に2回足を運んでくれる学生さんもいます。
非常に熱心でよいことですし、
見学に行った科の先生の印象がよく、好感が持てるのも良いことです。
一方で、初期研修中24か月でローテーションする診療科は、多岐にわたります。見学した診療科に配属されている期間はごくわずかです。
研修2年間で得るものの多くは、その病院の総体の知識量、技術量にも影響されることは理解しておく必要があります。
つい接点のある医師ばかりの側面を見てしまいますが、
事務・栄養士・看護師・リハ・技師など多数の職種が関わって医療を提供しています。
社会人としての一歩を踏み出す研修医にとって、指導医だけでなく、
ほかのコメディカルがエネルギーをもって仕事に取り組んでいる環境
は非常に重要です。
GoogleMAPを一つの手段として
先輩の情報も、病院見学も網羅的に調べるのは、非現実的です。
ここからは、GoogleMAPを使って、見学する病院を絞り込むときに効率的な方法を紹介します。
GoogleMapのココ
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