創作好きが、ドット絵と出会ったら
こんにちは、キダルです。
このnoteは、Muscatさんの「ドット絵 Advent Calendar 2022」の2日目の記事です。
12月中、毎日ドット絵の記事が読める素敵な企画!
私は『ドット絵と創作』をテーマに書きたいと思います。
ドッター的自己紹介
ドット絵歴は4年半。
見るのも描くのも、明るくかわいらしい絵柄が好きです。
描きやすいサイズは24×24ピクセルか32×32ピクセル。
色数は大体20色前後で、レイヤーもたくさん使う“自由なお絵かき”スタイルです。
使用ツールはスマートフォンアプリの「dotpict」。以前は「らくがきドット」というアプリを愛用していました。
初めて好きになったドット絵は、たぶんポケモン金?
VRChatというバーチャルSNSで、ドット絵雑談お絵かきイベント『VRCドット絵ナイト』を主催しています。(真ん中でプリンを被っているのが私です)
ドット絵は創作を楽しくする
いきなり結論を書くと、
ドット絵を描くようになり、オリジナルも二次創作も、
より「自分の頭の中のイメージ」を表現しやすくなった
と感じています。
私の画力は「絵しりとりは成立するが、作品として誰かに見せるのは躊躇する」くらいのレベルです笑
一方で、頭の中にはフルカラーのアニメーションや実写映画のような空想が詰まっていて、自分の画力とのギャップに悩んできました。(主に短編小説やオタク感想文を書いて、その代わりにしてきました)
イラストを描けるようになるためには、人体構造、服のシワ、光や影のでき方、色の塗り方など、覚えるべきことが無数にあります。
ドット絵の場合は、技法としてデフォルメ化、抽象化されており、普通のイラストを描くよりも実はハードルが低いです。
例えば下記のドット絵では、白いドットを6つ並べて、目の中のハートを表現しています。
「自分でもドット絵を描けるかも」と思った方がいらっしゃったら、今日からドット絵に触れてみることをおすすめします。スマホならdotpict、PCならEDGE2というソフトが使いやすいですよ。
創作×ドット絵でどんなことができるのか
個人的な経験をもとに、いくつかの例を紹介します。
2018年5月~ スマホゲーム用にパン屋の看板と商品を描く
この頃、『SOLDOUT2』というお店経営ゲームを始めました。このゲームには、自作のドット絵を使って、お店の看板やオリジナル商品を作れる機能があります。
ドット絵を描くのは初めてでしたが、公式BBSにガラクタガレットさんという方のドット絵講座があり、試行錯誤しながら、何とか描き上げることができました。(44レス目から。図入りで丁寧に説明されているので、SOLDOUT2を知らない方にもおすすめ!)
薫り高い食パンは思い入れがあったので、自分用にミニタイルで再現してグッズ化したり…
商品の宣伝画像を作ったりして遊んでいました。
2019年6月~ ゲーム実況者のファンアートを描く
この頃、SOLDOUT2で知り合った友人に薦められ、YouTubeのあるゲーム実況者グループにハマりました。動画や生配信のファンアートが盛んな界隈で、私も好きなシーンを描いてみたいなと思った時、「ドット絵なら描ける!」という気持ちが湧いてきました。
人物を描くこと、大きいドット絵(といっても96×96ピクセル程度)を描くことが苦手だったのですが、推しへの興味関心をエネルギーにして、積極的に挑戦できました。
また、私のドット絵を好きだと言ってくれる方が増えてきて、交流の楽しさを知ったのもこの時期だったと思います。
2020年9月~ バーチャルSNSでの日常を描く
この頃、以前から気になっていたバーチャルSNSのVRChatを始めました。初心者案内をしてくれた初音ミクのアバターの方を描いて喜んでもらったことから、仲良くなったフレンドをちょこちょこ描くようになりました。
現実世界の友人にはあまり使わない言葉ですが、「フレンドのファンアート」と呼んでいます。見た目を似せるだけでなく、表情や仕草でその人らしさが表現できたらいいなあと思って描いています。
2021年10~12月 バーチャルアバターの同人イラスト集を作る
この頃、VRChatアバターオンリー同人誌即売会『バニケット』に出展しました。会場もVRChat内のバーチャル開催です。
のんちゃんという猫耳の女の子アバターを主人公にして、「カフェで過ごすアバターたち」がテーマのドット絵イラスト集を頒布しました。
(無料頒布なので、気になった方はPDFをダウンロードしてみてね)
約2ヶ月間のスケジュールは、めちゃめちゃに苦しくも楽しく、改めて創作の喜びを思い出すことができました。特に、会場でサンプル本を手に取ってもらえたり、Twitterで同人誌の感想をもらえたりしたのがとても嬉しかったです。
今年も『バニケット2』に申し込んでいるので、もし受かったら新刊を作るつもりです。
少し話は変わりますが、今年の9月に、『VRC調査旅団』というVRChatワールドのファンアートを描くサークルに所属しました。
初回の調査対象はFlowersRite花之祭Pさんの『Vertical Hangar 41』。
旅団メンバーでワールドを訪れ、錆色の格納庫に想像力を刺激されながらドット絵を描きました。
期間なし 思いつくままにオリジナルのドット絵を描く
2020年の8月に、ドット絵用のTwitterアカウントを開設しました。
季節のテーマに合わせたり、毎週水曜日の「#10分ドット」、にゅーらいすさんの「色縛りドット絵企画」やMokemoさんの「#ドット絵ワンドロ配信祭」などの企画に参加したりして、色々なドット絵を描いています。
まとめ
ドット絵を描くようになり、オリジナルも二次創作も、より「自分の頭の中のイメージ」を表現しやすくなった。
ドット絵は技法としてデフォルメ化、抽象化されており、普通のイラストを描くよりも実はハードルが低い。
創作×ドット絵で、今まで想像していなかったような楽しみ方ができるかも?
創作好きの皆さん、ドット絵始めてみませんか?というご紹介でした。
それでは、また。
★☆ドット絵 Advent Calendar 2022☆★
3日目の記事はヒサシさんです。よろしくお願いします!