水は低きに流れる

成功するまでやり続ければ夢は叶う。
すべての失敗は成功するまでのマイルストーンでしかない。
ロジカルに真である。
しかし、一つ誤謬がある。
何を失敗として、何を成功とするかは結局、自分自身である。
どういう事か。

例えばwithコロナにあたり始めたガンプラ作成。

ネットに上げられた作例や、制作動画、Howtoを漁り、昨今の品薄状態の中からお目当ての機体を購入しすべてを注ぎ込む。

学び、試行錯誤し完成させる。

当然、目標としていた仕上りには容易く成りはしない。

さらに工具を買い揃え、塗料を集めコストと時間を注ぎ込む。

しかし、

ちょっとしたディテールアップであろうと、完全なオリジナルミキシングやスクラッチであろうと、オンリーワンには違いない。

究極、品薄だった再販品を素組みしただけでも、なんなら積んでおいてもそこには自分だけの価値がプラスされる。

ガンプラを作成するという広範な領域において、その評価値は自分自身の価値観に帰結する。

上にはきりがなく、自分の不満は燻り続けるかもしれないが妥協点は見いだせてしまう。

そしてその評価値はSNSにでも上げない限り毀損しない。

水は低きに流れる。

高みになど至りはしない。



でも実は問題ない。

ガンプラは自由だ。

高クォリティガンプラ作成動画をアップし続ける上記動画は言い切った。

徹底的な下処理。ミキシングに塗装、JOY。
自宅に塗装ブースを構えて、モデラーではなくガノタを自称する彼はガノタが感動する作例を発表しながら、
こんなことしなくていいですからね!
と言う。
高カロリーな作成はそれに比例して完成度を担保してくれるわけではない。
そもそもそれだけのコストを払えるかもわからない。
素組みでも完成させて、ブンドドしてポッキリ折れてしまっても良い。

私のガンプラ作成は、youtubeに上げられるものでは決してない。
外に出すつもりもなければ批評に晒すつもりもない。

低いとか気にしない。
他人とシェアするのは別のものでいい。
マネタイズとかは他でしよう。

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