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キモシェア漂流記へのアンサーnote

3年前、ガクヅケ木田、舎弟ならた(現プロポーズ ならた)、春とヒコーキぐんぴぃ、フェー篠原(フェー解散のちレンタルぶさいく、レンタルぶさいく実質閉業のち、現在フィリピンで就職)、サスペンダーズ古川の5人で住み出したルームシェア。それをおそらく僕の相方の船引さんが当時コンビでやっていたラジオ内で「キモシェアハウスやん」みたいな事を言ってそこから友達の芸人周りや、マセキのライブなどによく通うお客さんの間で「キモシェアハウス」という名前で通るようになり、そこからそのメンバーで2年間住んだ。

その時期の話は書き出すとキリがないので割愛しますが、まぁ「キモシェア」と呼ばれても仕方のない暮らしをしていたと思います。そして2年間住み更新のタイミングで、ぐんぴぃ、篠原、ならたが抜けて、僕がドラフト1位で(こいつはこれからどんどんキモくなる)と思い指名した「フランツ土岐」を入居させる事に成功しました。フランツ土岐は期待通り髪の毛を伸ばし、さらに頭頂部をハゲさせることでどんどんキモくなり、入居する前の短髪の好青年だった時期からは考えられない、自分のコップに小蝿のサナギが湧いていても「そういうこともありますよね」と言って表情ひとつ変えずそのコップを軽く洗って使い続ける立派なメンバーに成長しました。さらに土岐は「寝不足だと人にすごい嫌なことを言う」という極悪スキルを身につけだし、夜中まで僕とゲラゲラ嫌な話をして、そのままライブに向かい寝不足で後輩に嫌なことを言う、という僕でも抑えきれないような成長を見せています。ドラフト指名した選手がどんどんと階段を駆け上がる姿を間近で見れて、ぼくは嬉しく、そして僕はそんな土岐が大好きです。

そうして1年と半年が経とうとしてるタイミングで、村田から僕にLINEがきました。バイトがいきなりなくなってしまい、金銭的にやばくて僕の部屋に緊急で避難させてくれないかと。村田は僕が知り合った友達の中でもトップクラスに優しい奴で(自転車を僕にくれたり、臨時収入があった時に叙々苑をご馳走してくれたり、人の嫌なことを言わなかったり)さらに僕は村田から個人的に何度も恩義を感じる施しを受けていたので、もちろん二つ返事で「僕の部屋に住めばいい」と連絡しました。そうして村田との暮らしが始まりました。

少し話は戻るのですが、前のメンバーのルームシェアの時は「ぐんぴぃ」がTwitterやnoteなどにガシガシとルームシェア内の現状を外に投げかけ続けていました。ぐんぴぃは活性化タイプ、それに対して僕と古川さんは秘密主義、家の中で起こったことはなるべくなら外に出したくない、ならたは中立、篠原さんは状況状況でスタンスを使いこなしていたように記憶しています。思えばぐんぴぃはしきりに「家でYouTubeをやりましょう」と言っていたりしていました。古川さんはそれを「めんどくさいしそういうのは好きじゃない。嫌だ。やるなら俺は出ない」と言い、僕も「めんどくさいし、家の中で起こった出来事を世の中に発信され続けるのはストレスやし、普通に暮らしたい」と抵抗し続けて、結局本格始動はしませんでした。今やぐんぴぃは何十万人と登録者がいるYouTubeを運営しています。もしかしたら当時やっていればチャンネルは伸びたかもしれません。でもやはり当時やっとけばよかった、とは思わない。それほどまでに僕たちは秘密主義なのかもしれません。

秘密主義とは何か。そして何故か。僕はこの家に住む前も相方の船引さんと6年くらいルームシェアをしていました。そしてそのあと2年間キモシェアハウスで暮らし、今もメンバーを変えたキモシェアハウスでルームシェアをしている。東京にきてから都合9年間ずっと誰かと暮らしている事になります。そこで得た感覚として「言ってもキリない。言われてもキリない」というのがあります。

他人と暮らすのは最初は楽しい、でもやっぱりどんな人と住んでもストレスは出てきます。最初は一緒に住もうというくらいですから、そのストレスすら楽しい、でも住んでいると知らなかった、知らなくて良かった面も出てきます。(例えばレンタルぶさいくが「素足をテーブルの上に乗せる癖がある」「手洗いうがいをしない」どれだけ「座っておしっこしてください」と言っても「お前らがベランダのゴミを片付けない限りは俺は座っておしっこをしない」と言い放たれる、など)これも僕の主観ですから、他のメンバーから見たら僕の「知らなくて良かった面」もたくさんあると思います。

それを発信されるとどうなるか。揉め事が起こります。言い返したくなる。さらにそれが白熱する。僕は先ほどの「座っておしっこをする、しない」でレンタルぶさいくと2時間くらい本気の怒鳴り合いの喧嘩をしてしまった事があります。僕はレンタルの事は大好きで、芸人時代から仲良くしてくれていて、今も昔も仲が良いし、大好きなのですが、一緒に住んでいてお互いの事を知りすぎた時に、一時期バチバチに喧嘩しまくっていたことがあり(離婚ってこういうことか)と結婚もしてないのに思ったことがありました。

それはやはり一緒に住むというある種過激なことをしてるから、起こってしまうことだと思うのです。

前置きが長くてすみません。ここから、村田へ。まず大前提として、俺は村田の事が大好きです。その上で聞いてください。村田、お前にはもうリポーターは無理や。諦めろ。「書いたら、書かれる」今回は村田にこれを味わってほしい。

この家の中で今1番異常なのは、間違いなく村田です。

村田が書いた「キモシェアハウス漂流記」の中で自分でも言っていましたが、村田がスマホ片手に僕を引き連れて古川さんのあられもない姿を撮影していましたね。ルームシェアしたての高揚感、若い勢いをそのままにありあまるパワーの全てを古川さんにぶつけていました。僕はそれを横で見ていてめちゃめちゃ笑ったのは事実ですが、そんな村田がいきなり「キモシェアハウス漂流記」と題したブログを更新し出したのには正直面くらいました。(あいつあんだけわけわからん事してたのに、なんか観測者の立場立ってるやん)と。当事者と観測者の狭間を揺れ動いてる、という体の文章でしたが、僕からしたらもうガチガチの当事者で、そんな村田があんな冷静な文章を綴っている違和感。底知れぬ恐怖を覚えました。

そしてあなたが最新で上げていた記事。キモシェアの1番臭い日。あの記事の主題そもそもに関しては、まったく反論の余地はありません。それどころか感謝しかありません。なぜか数時間でいきなりありえないほど臭くなった洗面所。朝起きて顔を洗いにいくべき場所なのに、入る事が許されないくらい臭くなった洗面所。あの洗面所の臭いを例えようとして、思い出すとまたあの臭いが頭の中で込み上げてきて、想像のあの臭いのせいで吐き気がするので例えられませんが、あれをなんとかしてくれたのは間違いなく村田のエネルギーのおかげです。タケノコの成長スピードのように一晩でいきなり近寄れないほどの激臭を放つようになった洗面所がみんなの力で無臭になったのは感動しました。

しかしあなたは、先日疲れて帰ってきた僕をリビングで全裸で待ち構えていて、肛門を見せてきましたね?

僕が疲れ果てていたので「もうええって」と言うと「なんでやねん」と会話にならない返事を言われて「俺だけみんなに弱みを握られてないのが不利やから今から全裸の写真を撮ってくれ」と言って全裸でローソファーに寝転がり、自分の全裸の写真を撮る事を要求してきましたね。僕が疲れた体に鞭をうちながら写真を撮影していると、やがて満足したのか「インスタライブやろや」と言ってきましたね。僕はもうとにかく疲れていたので、眠りたいと伝えたら、あなたは優しいので「わかった。おやすみな」と僕を眠らせてくれました。優しいのも怖かったです。あと、これはキモシェア内の僕のプライドなので言わせてほしいのですが、僕は結構前にマシンガンズ滝沢さんのツイートを読んでから、ペットボトルのラベルとキャップは必ず外して捨てるようにしていて、それを古川さんと土岐にもやってもらっています。ペットボトルのラベルを剥がす文化はあなたが持ち込んだ文化ではありません。

あとはあなたはいきなり自分の股間のドアップの写真、自分の肛門のドアップの写真を僕のLINEに送りつけてきましたね。相当不快でした。

私たち3人は今まで、この家の中で起こった事をなるべく外に流出させない事で家の中の均衡を保ってきました。あなたが私たちの家のメンバーになる事は歓迎いたします。ただ、あなたがいきなりやってきて私たちにカメラを向けるような態度で接してくるとなると、私たちもあなたにカメラを向ける事に必要に迫られます。

あなたは先日「俺この家のメンバーに馴染めてるんかどうか不安やねん!!」となぜか皆の前で叫んでましたね。古川さんのあられもない姿を動画に収め、古川さんの肛門を僕に匂わせ、自分の全裸写真を撮らせ、毎日朝の6時くらいに電源が切れたように眠る。あなたは立派なこの家のメンバーです。

今一度自分の立場を見直した時、漂流記ではなく、あなたの書く文章がただの「日記」になることを祈っております。

あなたの心からの友達の1人 渡光世より


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