指す順9th 2回戦 対トミエルさん戦

192手。合計2時間12分。51手目からお互い秒読み。
濃密な時間を過ごしたと言えば聞こえはいいが、確実に明日に響く。
頭が沸騰しきっているので、寝るに寝られない。

トミエルさんは中飛車党。昨季は後手超速を採用し、上手く中飛車の攻めを見切ってから玉頭戦を制した将棋だったと記憶している。

小言は下記アイオーに記載するかも。

第1図 24手目 △31金まで

今回は相中飛車左玉を採用した。ネーミングは適当なので、この種の戦型に名前があれば教えてください。相中飛車ではあるものの、玉を左に囲って居飛車のような将棋を展開するという方針。玉の囲いは左美濃系列や穴熊も採用可能だが、金を座布団にする形が手早いし堅い。

第2図 52手目 △53角まで

45銀に対して角を引いた局面。45銀が負担になっており、このあたりのやり取りで得をすることができている。

第3図 72手目 △65飛まで

同飛に同桂とできるため味よし。このあたりからどう勝つかを考え始める。

第4図 76手目 △41銀打まで

この対局の方針を決定付ける手。これが野良なら66角と打つところだが、指す順仕様ということで、とにかく辛く勝ちを取りに行く方針を取った。

ここから、評価値としては後手が優勢な展開が続き、どうやって優勢を勝ちに持っていくかという点で心底苦労することになる。指す将順位戦は本当に相手も簡単に土俵を割ってくれない。こちらも辛く勝ち切るという方針を一度取った手前、精神を削る超長期戦となってしまった。

受ける!
受ける!!
受ける!!!
受ける!!!!

道中、さっぱり交換できるところで交換せずに後悔したり、両取りをかけられて頭を抱えたりする場面もあり、気づけば自玉の詰みも見えるような展開にはなったものの、何とか耐え凌いで勝ちをもぎ取ることができた。

JavaScript将棋盤 今年の大西くらい便利


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?