マスター〇ーション革命
革命が起きた。
小学生の頃からの習慣。
経験則から来る方法。
王権神授説。
これらが機能しなくなった時の気づき。
500年以上続く王朝が滅びゆくかのように
沈むように溶けてゆくように
俺のやり方は通じなくなった。
古都での昼下がり、やっと俺は単位認定の儀式期間から解放された。しかし、あることをすっかり忘れてしまっていた。何を隠そうその日はVaccine接種の日であった。普段、健全優良世界市民なら近づかないであろう動物園a.k.aパラダイス産業社会学部の棟に侵入した。
その建物は中に入ると既に病院の薫りを燻ぶらせていた。様々な手続きを済ませていざ注射を打たれる。特段痛いわけではない。その後、待合室に通され沖縄の海をしこたま見せられるのだが、キューブリック監督の映画「時計仕掛けのオレンジ」の荒治療を思い出す。風俗の待合室ならもっとワクワクするのにな~なんて思いながら、何事もなく寿司を食いに行った。
しかし、その晩、左腕が筋肉痛のような鈍い痛みに襲われる。一度経験したことがあるシチュエーションであり、ある光景がフラッシュバックしてきた。昔、BBQに行ったとき何故か原始時代のオリンピックのような競技が開催された。ただただデカい石を川に投げるだけのスポーツ(?)である。その催事に参加した次の日と同じような痛みである。痛みの詳細としては左腕が壁にぶつかれば痛い、左腕を下敷きにして寝れないほどである。
これが何を表すか。
そう、自慰行為が不可能になってしまったのだ。
先述した通り、小学生の頃から続くクラシックスタイルである寝転んで左腕を下にするスタイルが小生のやり方である。数百年連綿と継ぎ足しされる秘伝のたれのような歴史と正当性が担保されている。それが出来なくなってしまったのだ。しかし、性欲はそんなことを考慮してはくれない。
さてどうしたものか。
考え抜いた末、「座ってやればええやん」ということに気づいた。
座ってシコる。そんなことは開拓時代の試行錯誤でしか経験したことがない。しかしながら、四の五の言わず俺は実行した。
結果、滅茶苦茶出た。
なぜだろうか、ロケットや噴水を筆頭に重力に逆らって出したものは気持ちがいいものである。俺がこの方法を採用しなかった理由として単純に汚れるからというもの。それにしても腕が痛いのでこの致し方を続けざるを得ないだろう。
これをマスターベーション革命と名づける。
では、皆さんも素敵なセルフプレジャーライフを。
ごきげんよう。
~メモ~
副反応でうんち出た!
共産ビームで人民は皆ハッピーだ
「この生きるか死ぬかの戦いに我が王将は負けるわけにはいかんのじゃい」by的場強
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