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シンデレラではないわたしたちが靴を選ぶたったひとつの冴えたやりかた~yourfit365に行った話~

yourfit365に行ってきた。

yourfit365はJJGも御用達、足の計測サービスである。伊勢丹でおこなっているサービスで、計測から足にあった靴の試着まで無料で行える。
私は自分の足というものをあまりにふんわりとしか知らなさすぎる。普通の人がどうなのかよくわからないが「なんとなくこれくらいのサイズ」「なんとなくこんな形」というなんとなく、で靴を選び続けてきた。結果、なんとなく買った中で気に入った靴を何年も履き続けている。
これは「なんでもいい」のではなく「靴を知らないのでこれがいいという説明ができない」状態だ。とりあえず靴を知ろう、ならば己を知らねばなるまい、ということで、計測に行ってみた。

アプリから予約を取り、当日直接新宿伊勢丹2Fの婦人靴売り場へ。
計測は機械にお任せしてすぐ終了。早速靴の試着へ。

計測中は何だかほんのりあったかい


わかったこと。

・サイズは24.0でよい
・足の大きさに比べて幅がかなり狭め
・左右でも幅が違う(左のほうが幅が狭い)
・かかとに丸みがないので、靴が引っかかりにくい
・土踏まずはちゃんとあるが、内側が浮いている?外側に重心をかけてバランスを取りがち

サイズ、24.0でいいんだ……
4.5とか場合によっては5の靴を履いていたので、普通にこれ大きかったな、ということがわかった。メーカーによって確かに多少の差異はあるけど25は大きすぎるだろう……なんで25とか思っていたのか。
試着してみたら、ジャストサイズの長さ、幅のものはさすがにギュッとしている感じがする。むしろ、これくらいしっかりギュッとされていてもOKらしい。なんとなくジャストサイズすぎると足が痛くなる気がして避けていたので『アリ』の枠に入れてもいいということがわかってよかった(試着でもある程度の距離を歩けるなら歩いてみたほうがいい、とも言われた。座ってのジャストと立って歩くジャストはまた違うからだ)
しかし、幅が狭いと靴の選択肢が減る……まあ、そこまでカラフルだったりデザインが素っ頓狂な靴を求めているわけではないので、この辺はフィットする想定の靴を履き比べて、ある程度マッチする中から選ぶ、でいいのかもしれない。
靴選び、奥が深すぎる……シンデレラは靴擦れしなかったんだろうか。柔軟性皆無のガラスのヒールなんて、踊っるどころか、ちょっと歩いただけでもかかとや指先が死にそうだが。その辺はマジックアイテムだから平気なの?(原典の毛皮の靴のほうが柔軟性ありそう)
私がシンデレラなら魔法の靴で靴擦れ知らずだろうし、私が大富豪なら私の木型を作ってオーダーで気に入ったデザインの靴を作ってもらうのだが、残念ながら一庶民にすぎないので、靴と自分をすり合わせていくしかない。相手を知り、己を知ってトライアンドエラー、地道だが、これしかあるまい。

ついで、というか、心に勢いがある状態で、同フロアにあるGUCCIでホースビットを二足試着。思ったよりも皮が固い。履き口がしっかりしてて重い。ストッキングじゃなくてソックスで履きたい靴。ソールがごついほうが可愛いんだけど、コンセプトを考えるときれい目がいいし、いや、そもそもローファーではないよな、という気もする。履いてみたかったものを履いたぞ! という満足感を得られたのでよし。

せっかく出てきたので、取り合えず目について気になったコートをいろいろ試着してみた。
なんとなくだが、気候的なものもあるのか、前面にアウターを押し出しているところは少なく、コートらしいコートを置いていない店もしばしばあるような気がした。
今回は見て回った中で、かつ自分がちょっとでもかわいい、と思ったコートに限定して試着したのだが、もっと手当たり次第に羽織ってみてもよかったかもしれない。いやでもやっぱりダウンは着たくないんだよな……
ちなみに今は試着したアンドエルシーのコートが、大変かわいくてかわいくて、欲゛し゛い゛!!!!と地団駄を踏んでいる。
いやまあしかし、コートだからお値段が可愛くないんだよな……あきやさんも今年はいっぱい試着してコートというものを知ってくださいって言ってたしなあ……(地団駄)という感じ。柄物は、来年同じテイストが出てくるとは限らない、一期一会だってきちょ知ってる。
癖のある柄物だけど「これは私は着られる」ということがわかるのでものすごく迷う。もうちょっと迷おう……単価がもう少し低ければ即決しちゃったと思うので、そういう意味で悩む機会を与えられている、ということにしておけばいいのだろうか。
あ~~でも、アンスリードもリリーブラウンもかわいかったんだよな……コート……(大の字)

普段出不精な人間なので、新宿原宿池袋とはしごして試着したのはなかなかよかったのではないだろうか。試着慣れしてくると、引き時もなんとなくわかってくる、気がする。試着して店員さんに貶されることはないので、自己肯定感も上がるしね!
理由が金銭面とはいえ、コートについては踏みとどまったので、もうちょっと試着の旅をすることにする。どうしてもどうしても泣くほどこの子がいいの!! ってなったら、さて、その時はどうしましょうね……

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