誕生日なので日記を書き始めることにした
登録だけして、長らく閲覧オンリーで放置していたnoteに、日記を書き始めることにしました。
今日はわたしの誕生日です。
誕生日だからって何がどう変わるわけでもないとずっと思っていたんですが、何か新しいことを始めるきっかけにはベターな日でもあります。
そう思いつくのにはきっかけがありました。
うちには超可愛い重度知的障害の息子・ぶんちゃん12歳がいるんですが、先週からぶんちゃんがいきなり家で『お誕生会する』『お誕生会したいねぇ』と言い始めたのです。
月イチで学童さんがやってくださっている、子どもたちのお誕生日を祝う会があるんですが、今月は2月・3月にお誕生日がある子たちのお祝いを賑やかにやったそうです。
自分が祝われたわけでなくても、それがぶんちゃんにとってはすごく楽しかったんでしょう。
ちょうどもうすぐわたしの誕生日だったので、じゃあ今年のわたしの誕生日に自宅で『お誕生会』をしようと。
自分の誕生日をお祝いして(もらって)嬉しい年齢なんかとっくのとうにすぎてます。
だけど『お誕生会』を楽しみにしているぶんちゃんのために、部屋を飾りつけ、ぶんちゃんの好きなフライドポテトを揚げ、ぶんちゃんの好きなチョコレートケーキを買い、ついでに夫の気に入っている鶏皮餃子を作りました。
わたしの誕生日だけど。
Happy Birthdayって文字の形をした風船膨らますのすごく大変だったし、その飾りをレイアウトするのは都合上どうしてもトイレへの動線を断つ必要があったし、ひえーめんどくせー! って思いながらも、ぼんやりと考えるところがありました。
今まで一度でも、自分の誕生日を特別な日だって思ったことあったかな?
わたしはよくいうところの『毒親』に育てられていたので、子どものころのいい思い出はあまりなく、むしろあまりに苦しすぎて忘れていることのほうが多い自覚があります。
※それに関しては今回の日記で書きたい自分的要件からは外れているので省きますが、いつかちゃんと文字に起こしてみたいと思います
なので家で自分の誕生日を楽しくお祝いしてもらった記憶があまりなく、また学生時代、3月11日というのは春休みに突入しているため、(友達のお誕生日はお祝いしても)自分の誕生日は祝ってもらえなかったというのも影響している気がします。
それのせいか、もともとの自分の思考の資質のせいかわからないですが、家族の誕生日はあれこれやりたいくせに、自分の誕生日はただの区切りというか、年齢がひとつ加算される日くらいにしか思っておらず、それはそのまま自己評価・自己肯定感の低さと繋がっていました。
そして13年前、東日本大震災。
3月11日に起きたあの震災のあと数年は、『3月11日が誕生日です』ってSNSで書くことにすら罪悪感がありました。
誕生日はただの通過点。
毎年、メールやLINEでお祝いのメッセージをくれる友達がいます。
それでも、なにぶん自己評価が低いので、こんなややこしい日に誕生日ですみませんありがとうという気持ちが多少なりありました。
でも、今年は例年と同じというわけには行きませんでした。
可愛いぶんちゃんに『お誕生会』を楽しんでもらうには、まず誕生日の当事者であるわたしが、誕生日嬉しい! と思う必要がありました。
それに関しては、『ぶんちゃんが可愛い』が論旨のエピソードに付随して、事前に自分の誕生日をSNSにお知らせ?したことで、なんとなく自分の気持ちも盛り上がり始めていたので、『ぶんちゃんがお誕生会をやりたがっているので、わたしのお誕生会をします』と、学童さんでも、学校との連絡ノートでも言いふらすことで自分をさらに盛り上げました。
そして自分を盛り上げ切った当日、今日。
自分の誕生日当日に、Xで浮かれまくった誕生日postをしたら、今まで生きてきた中でたぶん一番たくさんの方々に、いいねとおめでとうpostをいただいたのです。
LINEのカードやギフトを贈ってくれた方もいました。
こんないい年した子持ちのおばはんの誕生日を、お祝いしてくれる方々が、こんなにたくさんいる。
自己肯定感が爆上がりしました。
自分の誕生日を、自分自身を、これからはもう少し大切にしていこうと思いました。
今日という、たくさんのお祝いの言葉をもらった日が特別であるということを、形に残したくなりました。
そこで、日記を書き始めることにしたのでした。
わたしは最近、『自分の文章』を書くことを怠けています。
小説も書いてません。
自分で企画を立てて、それを自分の決めた要件で表現して人に読んでもらうという行為をしていません。
それは、今、自分が仕事にしているものとは少し軸が違う行為なので、できなくても仕事には差支えありませんが、自分のアイデンティティ的にはおおいに差支えがある状態です。
日記を書くことはそのリハビリにもなります。
またこの日記では、可能な限り、わたしが自分の心で『どう感じたか・どう考えているか』を意図的に綴っていければと思っています。
これは完全に、リハビリというか、新しい技術の取得目的です。
わたしは自分の感情について、言葉にするのは比較的得意な自覚がありますが、文字にするのが壊滅的にへたくそです。
自己肯定感が低い者は、自分の気持ちをも軽く扱うのです。
自分の感情を振り返り、文字にあらわすことで、より自己肯定感を高め、自分を大切に思いたいと考えています。
たとえば、『わたしはかわいい』とか『わたしはシゴデキ』とか、よく言葉にしていることを、文字にもします。
正気かと思うひともいるでしょう。
しかしわたしは正気で、実際リアルで『わたしはかわいいシゴデキ』と言ってますし、これからそれを文字にしていくというのも本気です。
明日から、無理のない範囲で、日記を続けていきます。
文字数はこんなに多くはならないと思います。
自分の気持ちを軸に、日々の家庭生活や重度知的障害児との生活、仕事についてのらくら更新していきます。
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