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【ちいかわ】クセになる!なんか小さくてかわいいいやつ、の不思議な日常を覗く!

皆さんこんにちは!インターン中のアズサです!夏が終わり、下半期に突入、年末に向け徐々に仕事の忙しさも増してくる時期ではないでしょうか。毎日朝起きて準備をして出勤…そんなありふれた毎日の中に、ちょこっとだけかわいいアニメを追加してみてはいかがでしょうか!今回おすすめするのは、いま注目度MAXの「ちいかわ」です!聞いたことも見たこともあるキャラクター、という方も多いかもしれませんが、ストーリーや設定はその可愛さと裏腹に意外なギャップがあるんです!その魅力をお伝えします!


1.かわいい世界なのにどこか不穏な空気が漂う日常ストーリー

INTRODUCTION
【なんか小さくてかわいいやつ】
通称「ちいかわ」たちが送る
楽しくて、ちょっぴり切ない物語。
時には辛いことで泣いちゃうけれど
「ちいかわ」の周りにはやさしい友達や
個性豊かなキャラクターがたくさん!

※「ちいかわ」公式サイトより

2020年からイラストレーターのナガノさんによりTwitterにて連載されている漫画作品で2021年に書籍化されています。2022年にはアニメ化がされており、いま社会現象になるほど爆発的な人気を誇るアニメとなりました!現在、ちいかわが連載されているTwitterアカウントのフォロワー数は250万人を突破していて、その内訳では男性のフォロワーも4割を超えていることからもわかるとおり、男女問わず注目されるかわいさです!様々な企業、商品、交通機関などとのコラボもされており、グッズの人気ぶりも著しく、公式の常設ショップ「ちいかわらんど」だけでも既に全国で10店舗展開しています。

物語は1話完結の短編漫画として連載されていましたが、現在では日常を飛び出した連作、いわゆる長編ものも連載・放送されています。もともと作者ナガノさんの「こんな暮らしがしたい」という願望から成り立った作品で、かわいい生き物たちによってその暮らしが再現されています。ストーリーが進み、登場キャラクターも増えていくうちに細かい設定なども出来上がっていきました。作品の特徴としては、見た目はかわいい世界なのに、生活は現実的でどこか不穏な感じがあるといったシュールさがあります。

この物語では、主人公のちいかわを中心に、その友達のハチワレ、うさぎの3人組が遊んだり、一生懸命働いたりするほのぼのとした日常を描いています。舞台は自然豊かな環境で、ところどころで巨大な食べ物が出現したり、食べ物が自然に発生したりする「湧き所」のようなファンタジー性の強い部分もあります。一方でラーメン屋やインターネットカフェなど、現代的な部分も存在するといった世界でもあります。基本的にはのんびりとした世界観ではありますが、生活をするためには草むしり・討伐・シール貼りといった様々な労働をしてお金を稼がなければなりません。ただかわいいだけではなく、現実的な生活を強いられるといったギャップを感じさせられます。また討伐労働の際や日常の中でも「怪異」と呼ばれるモンスターに襲われることもあります。この怪異たちは手加減なく襲ってきますし、「擬態型」といって最初は可愛い姿であったのに突然恐ろしい姿に変身するなど、あまり手加減がされないのも残酷であり、面白い部分です(笑)

2.男女問わず大人気なキャラクターの魅力とは!

ちいかわは名前にもあるように、とにかくキャラクターがかわいいです!!ちいかわ含む通称「ちいかわ族」の丸々としてモチモチしていそうな頭と体、つぶらな瞳、むっちりとした下唇といったデザインが何とも言えない愛らしさを感じさせます。

また彼らには“毛”の概念もあり、自分で散髪に失敗したちいかわの姿や、生え変わりで前髪のデザインが変化するハチワレの姿、毛量が増えてフワフワになっているハチワレ・モモンガの姿なども作中で描かれています。一定のデザインかと思いきや、時々彼らのビジュアルに不可抗力で変化が起こるのもまた可愛らしいポイントです。

また、それぞれのキャラクターの個性も可愛らしく豊かなのも魅力のひとつです。主人公ちいかわは語彙力がほとんど無く「わァ!」「エ〜」「ヤダ〜!」などの感嘆詞しか話しません。同じようにうさぎも「ウラ」「ヤハ」「ハァ?」といった独特の単語のみを話します。かなり特殊なコミュニケーションをとる2人ですが、ハチワレをはじめとした周囲のキャラクターたちには言いたいことが伝わっており、会話を楽しんでいるのも一見異常ですが面白く、可愛さも感じます(笑)。

ハチワレもまた倒置法を使った話し方が特徴で、3人とも何となく幼さを感じるので、それも相まって可愛らしさやゆるさといった魅力を出しているのだと思います!

3.「かわいい」と「かわいそう」の絶妙なバランス

最初に「このストーリーはどことなく不穏な雰囲気が漂っている」ことをご紹介しましたが、かわいい世界観とミスマッチなその不条理さや残酷さがクセになり、ファンを増やし続けているではないでしょうか。

討伐に関わらず、突然現れることもある怪異たちの脅威や、その怪異たちはかわいいデザインのちいかわ族たちと比べ物にならない程恐ろしい見た目をしていたり、かわいい見た目でも手加減なしに攻撃を仕掛けてきたりする所も、“弱肉強食”というシビアな設定を痛感します。弱者であるちいかわたちが襲われている姿はまさに「かわいそう」といった感じで、その絶妙なアンバランスさがまたこの作品の味を出しているのだと思います。

また日常系ストーリーのちいかわですが、ファンから多くの考察を生んでいる作品でもあります。弱肉強食の世界を作っている怪異たちですが、これは元々ちいかわ族であり、何らかの原因で「キメラ化」してしまっているのではないかという考察があるなど興味をそそられます。

実際に連載の中でも、モモンガというかなり可愛い見た目ですがやりたい放題な性格で、他の人のものを奪ったりするようなキャラクターがいて、このモモンガの登場回では、「ついにやったゾ!!」「おもいっきりかわいこぶってやる…」というセリフを発しており、その後の回では「でかつよ」と呼ばれる怪異に「返せッ!」と言われながら追いかけられているといったシーンがあります。これも何らかの要因で元々でかつよであった中身がモモンガの体を乗っ取ったと考えられています。

他にも、ちいかわたちに労働を提供する鎧さんというキャラクターは、ちいかわ族たちより圧倒的に身体も大きく、また名前の通り全身に鎧を纏っているにも関わらず、小さなちいかわ族たちに討伐の労働を提供しているといった不可解さや、食べ物の湧き所の出現やそれが涸れるといった設定の謎も様々な考察を読んでいます。こういった残酷な部分や労働などの現実的な面が含まれているかわいい世界、というのが多くのファンの関心を惹きつけているといえるでしょう。ちいかわたちのカワイイ見た目でありながら、悲惨な目に遭っているシーンを見ると「かわいそう…!でもかわいい…ッ!!」といった何とも言えない感情がたまらないのかもしれません(笑)

4.連載・アニメともに短く見やすい作品!

現在Twitterで不定期ではありますが高頻度で連載がされており、またアニメもフジテレビ系列「めざましテレビ」内にて毎週火曜日と金曜日の朝7時40分ごろに放送されています。連載は1ページのみで見やすく、アニメ放送でも1分半ほどのかなりのショートアニメになっているため、日々のちょっとした楽しみ、といった感覚で見ることができる作品です!一般的なアニメのように、深夜帯に見なければいけないということはなく、朝の出勤前の身支度中に見るといったこともできるため、時間のない大人でも手軽に楽しめる魅力があります!またその時間で見逃してしまっても、YouTubeの「めざましテレビチャンネル」にて1週間見逃し配信を行なっているため、しっかりと追うことができます!皆さんもお手軽にシュールな「かわいい」を味わってみてはいかがでしょうか!

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