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貴船の杜づくりワークショップ第2回開催レポート

貴船の杜づくりWS 第2回が開催されました!


2024年6月16日(日)
貴船の杜づくり協議会のメンバーや一般参加者、スタッフ総勢35名が貴船神社に集まり、曇り空の下で沢の整備ワークショップが行われました。参加者たちは、自然の息吹を感じながら講師の指導のもと、手作業で沢の整備を行いました。心地よい汗をかく、充実した一日となりました。
 
このワークショップは、貴船山の美しい自然を守り、未来に繋げることを目的としています。泥詰まりを起こしている沢の手入れをワークショップ形式で行い、参加者全員が実際にコツコツと手を動かしながら自然と触れ合い、整え、観察力や学びを深めていきます。

ワークショップのながれ

 
9:30 受付開始
10:00 - 12:00 ワークショップ作業
12:00 - 13:00 昼休憩
13:00 - 15:00 ワークショップ作業
15:00 - 16:00 まとめのシェア会と意見交換


活動の様子

受付を済ませた後、貴船神社本宮中段で挨拶と自己紹介が行われ、全員で本殿にお参りしました。
その後、俊さんグループと匠さんグループの2班に分かれて沢に移動。俊さんグループは、前回の活動で泥さらいをした沢の観察と、流れを緩やかにする作業を担当し、匠さんグループは、上段の沢の泥さらいや斜面の土留め作業、倒木処理を行いました。
午後は両班が合流し、一緒に作業を続け、結の結束を深めていきます。

俊さんグループのようす

初心者向けの俊さんグループは、前回泥さらいをした沢の観察から始めました。雨の後ということもあり、水量が増して流れも強くなっていることが確認されました。流れを緩やかにするために、周りにある石や有機物を配置し、植物の根っこが育ちやすい環境を整えました。
参加者たちは、流れの様子を観察しながら、石や枝葉を使って地形を作り、急速すぎない澱みのない流れを目指しました。


匠さんグループのようす

匠さんグループは、上段の急こう配の沢の整備を行いました。
大きな岩や倒木が沢山ある中で、泥さらいや倒木処理を行い、水の流れを通す作業を行いました。岩の間から湧き出る清水を確認し、使用されていない管の撤去や斜面の土留め作業を行いました。
土が流れないようにし、地中への通気浸透を促す工夫も施していきました。

参加者の声


「石や枝の配置で自然の力が変わるのが凄い」
「水の流れについて考えたことがなかったけど、作業を通して学びが深まった」
「自然に対して同じ思いを持つ人と活動できるのが嬉しい」
「短時間でこれだけの変化が見られるのは素晴らしい」
「大地の再生に参加して、自然の力強さと繊細さを感じた」
「水の流れをコントロールすることがこれほど難しいとは思わなかった」
「山の中での作業が心地よく、リフレッシュできた」


次回は8月11日-12日に親子向けを開催


8月11日、12日にはJR東海の「そうだ 京都、行こう」のツアーとして親子向けワークショップも開催します!!
この機会に、親子で貴船山の観察と手入れという貴重な体験をしてみませんか?

日帰り参加 大人4,000円 子ども1,000円 お申し込みはコチラ!

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貴船山ニュースレター


京都市の賀茂川上流、貴船川をさかのぼった先にある標高700mの山が貴船山です。貴船山の麓には、貴船神社を中心に料亭や旅館が並び、この地から湧き出る水は、水の神を祀る貴船神社の御神水として大切にされています。かつてより神域として人々に大切にされてきた貴船山ですが、近年の異常気象や度重なる環境破壊により多大なダメージを受けています。


地下に流れる水脈は、言わば「大地の血管」です。その大地の血管が所々で分断され、空気と水の循環が滞り、不健康な状態になっています。身近な不快(植物に元気がない、水たまりや匂い)に気付き、少しずつ手入れを加えることで、大地が健康を取り戻し、私たち人も居心地の良い空間を作ることが出来ます。人も自然も幸せな暮らしについて、考えてみませんか?


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