気づくのが遅かった

相手の発する一語一語に憤慨し傷ついていた。自分勝手に。相手の発する言葉なのだから、「100%そう思っていたんだ」と思い込んでいた。自分自身が発する言葉でも、この人はこんな人なんだなんて100%思っていないのに。

大嫌いと言われて、
「嫌いと言ってはみたけれど実は好き」
「私のこと、もっと気にかけて」
「今日のあなたがなんとなく嫌い」
「今のあなたのその行動がイヤ」
「もっと私のことを好きになって」 などなど・・・!
数え上げればきりがない。
その本当の心なんて誰にもわからないのに。
しかも、【本人ですら気が付いていない】場合だってあるのに。
 
言葉の裏には無数の意味が含まれている。
このことを気に留めておくだけで、とても楽になれたんだ。

やっと気付いた。馬鹿だよな。僕は。
不必要に傷ついていたし、傷つけてきた。
人格否定された!と思い込んでいた。
相手の発する言葉の中身は正確にはわからないことだらけなのに。

わからないだけでよかったのに。

人の気持ちや感情というもの。
それは「言葉」だけで簡単に表現できるものではないということ。

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