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Elchi

Enchi 親善大使 英語だとAmbassador。

いつもお世話になっているうちのボスが、今夜、この町の市長さんと会議があるから、一緒に来ないかと誘われた。ホスト先では、みんなキルギスの親戚の家に遊びに行っているので、暇な僕は1つ返事でついて行くことになった。

今日は日中暖かかったせいか、夕方から冷え込むにつれ、霧がすごくなってきた。視界が悪くて50m先も見えないくらい。

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こんな霧はサンフランシスコのゲートブリッジ以来じゃないかな。霧の湿気が雨みたいな感じ。刺すような寒さも感じる。そんな中、市長さんに会った。

市長さんがいる建物は、携帯電話の使用が禁止されているので、何も撮れなかった。45歳という若さだが、僕よりも老けていて貫禄があるし、眼光が鋭い。威圧感が半端ない。僕のボスが、この町にたった1人しかいない日本人を連れてきたと紹介し、僕も日本の文化や言葉を市民の為に尽力したいと伝えたら、親善大使になってしまった。

えーっ、こんな簡単でイイの?!?!プレスも来ていて、様子をパシャパシャ撮られて、インタビューも撮影された。プレスにも出るみたい。ボスは大喜び。あなたが有名になれば、うちも助かると。そのうち銅像ができるってさ。初めからそういう目的で連れてきたのかと思ったが、引き受けてしまった。

これからは、日本企業の方々がここにくる度に私が紹介されるみたいよ。私の意見も反映されるみたい。ドンドン知らず知らずに物事が決まっていく。

そうそう、急だけど、明後日から一人暮らしする事になりそう。これもまた勝手に事が進んでる。どうなっちゃうの?僕の人生。

🍀I hope you are happier than yesterday!

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