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『葬送のフリーレン』くらいみておこうとチェックしはじめたはずが『ラグナクリムゾン』にハマる謎展開


▼このところアニメにちゃんと向き合ってなかったなぁ

相変わらず、固定できないnoteの頻繁な定期更新。

チョロンと、思い立ったことを2~3言書いておくだけでもそれなりに意味はあるのだから、動かなきゃ。

そう思うことが何度もありながらも、「でも、それじゃあ、わざわざ飛んできてくれた読者に有益または有意義な情報を与えられない。出すならそれなりに中長期的な構想を固めたものにしたいなぁ」なんて思っちゃうから、手が鈍くなる。

ということで、少しでもその悪しきサイクルから脱却するため、申し訳ないが“とりあえず”書いておこうと思った話題が、なぜかアニメの話である(笑)。

いや、アニメも野球と双璧で楽しみつつ商売にしたいジャンルでありながら、ここ7~8年くらいはあまり血眼になって観ている気分的な余裕がない。

現在は、時折気になったものがあっても、初期の数話を飛び飛びでみて「なるほど、こんな感じかぁ」と、解ったふうになっておしまい……。そんな感じだった。

それじゃあ、いかん!

という気持ちもあり、1年のサイクルの中で野球から離れても一番大丈夫である冬季クールは1本くらい通しでしっかりみよう! と改めて思った次第。もともと、以前からこの季節に放送された作品をもっとも数多くチェックしてきた経緯がある。

要するに「野球がやっていない季節なので、多少は時間がとりやすい」というだけだが、そんな不純な理由でもいい。

とにかく、じっくりと1本全話通しでみることで、失った何かを思い出したいのかもしれない。。。。

▼マジ観覧から遠ざかること約10年。その間、深夜の地上波アニメほぼ全タイトル録画して移した未視聴ブルーレイの山だけがたまる

ということで。
では、何をみようか?
と、一瞬だけ考えた。

ぶっちゃけ、数はたくさんある。しかし、あまりにも多すぎる。
そもそも、それがここ7~8年アニメの「マジ観覧」から遠ざかった原因でもある。
2000年代後半から2010年代中盤くらいまでの数年間は、

マジ観覧=深夜枠や土日朝夕枠など、とにかく全網羅

と、自分で決めつけてしまい、根を詰めるも実現には遠く及ばず。
その野望の痕跡として現在も残っているのは、2014年頃から始めた

深夜枠+土夕&日朝の大人向け作品はすべてブルーレイに録画保存する

という習慣だけである。
今では恒久的なHDD容量不足により、録画してブルーレイに落とし込むことのみに汲々と追い込まれており、逐一観覧するどころか、季によっては1本1話もみることがないままメディアに落としているだけ……なんてときもあるほどだ。

だって、1クール50タイトルかそれ以上あるんだよ? 現在、放送されている地上波深夜アニメだけでも。

録画している画質は標準的なもので6倍、タイトル的に「面白そう」「原作がお気に入り」というものに限り、各季5~10本くらい3倍としているが、それでもブルーレイ120枚を収められるケースが1年ごとに2~3つずつ増えていっている。

それが、今年で10年分溜まってしまった。
そのほとんどをみていないなんて、こんなに勿体ないことはない。

ということで、2024年が明けたことを受け、「以前のようなパワーはないが、せめて各クール1本くらいは正面から受け止める気持ちでマジ観覧しよう!」と思い立ったというワケ。

▼んで、メインタイトルのとおり

ということで、かなり迷うところがあったが、最終的に1月からスタートの2024年冬季作品ではなく、「結構話題になっているし」という軽薄な理由でひとつ前の2023年秋季からスタートしていた『葬送のフリーレン』にしようと決めた。

葬送のフリーレン 公式サイト

葬送のフリーレン(DVD)
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=22403937051

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

ところが、、、、、である。

フリーレンにたどり着く前に、
昨年の11月だったと思うが、HDDレコーダーからブルーレイにデータをコピーしていたときだっただろうか?

偶然、リアルタイムで放送されていた映像が目に入っていて、なんとなく気になっていたのが『ラグナクリムゾン』だった。

『ラグナ~』についての作品概要については、公式サイトやウィキペディアなどでみてくれ。
仕事でもないのに、簡単に説明するのは大変困難な「ファンタジー世界のストーリー設定やら登場人物について」をここに書くのは手に余る。

ラグナクリムゾン 公式サイト

ラグナクリムゾン Wikipedia

とはいえ、一度は『~フリーレン』をみようと決めた身である。
『ラグナ~』は、アニメでみるのはやめて、時間効率の良いコミックでさわりチェックしよう!
そう思って、Kindle Unlimitedで読み放題になっている1~3巻を読み進めたら……。

これが、めちゃくちゃに面白すぎた。
そのため、自分が11月にアニメでみた1話分のところにつながるまでの流れをぜひ知りたい。
そういう気持ちになってしまったのである。

▼第8話を偶然みてしまった奇跡が「運の尽き」。より一層の興味を呼び込むことに

どうも、11月にチラッとだけみたのが、アニメでいう第8話冒頭だったのが運の尽きだったね。
少々大げさだが、第8話であったことが、奇跡を生んだといっても過言ではなかった。

開始早々、冒頭で「この魔道士っぽい男の子が主人公で、天使のような出で立ちの女の子がヒロイン?」と思っていた登場キャラクターたちが、コミックの第1巻では全然登場しないのである。あれ? なんだこりゃ?

いや、それどころか、アニメ8話のみをみた限りでは、「ラスボス?」っぽいダークな女性キャラと主人公のライバルキャラっぽくみえた血だらけの男子のほうが主人公だったんじゃん!!

えー、全然予想外。なんで? なんで???

そんな疑問の連続に的確に応えてくれたのは、主人公のひとりであるダークな女性キャラ・クリムゾンが織りなす膨大なモノローグである。

この解説や心理描写があったおかげで、この歳になるとついていくのがしんどい「ファンタジー系作品によくある最初から奇をてらっている斬新な設定」をストレスなく消化することができた。
これが大きかった。

現時点でアニメが進行中の作品だし、オイラ自身、原作ですら完読したわけではないので、最後までみないと自分にとって評価の高いものかどうかは現時点判断できない。さらっと書けるとすれば、「人と竜の長い間続いていた戦いの終末譚」といったことくらいだろうか。

だが、物語の世界背景など別にどうでも良いと思えるくらいにキャラが立っているのと、主人公のひとりであるラグナの背負った宿命が重厚すぎて引き込まれるものがある。
ダブル主人公とされているラグナとクリムゾンの関係や、ラグナが強くなったきっかけなどは、あまりみたことがない展開でものすごく手に汗握った。ワクワクした。

また、敵対している竜の側のキャラも深く掘り下げていて、共闘する人間の側にも色々な思想を持つ組織が絡みあっており、その中にチラッと笑いも入っていて、充実極まりない(放送中なので、現時点ではネタバレはしないよう、このへんにとどめておきたい)。

近頃の異世界ファンタジー魔力バトルものって、もし、どれをとってもこんなに絶妙な世界設定で手に汗握る展開になっているのであれば、深夜ものとして次々に作っては1クールで去っていく使い捨てのように消費される今の業界感おかしいだろ!? アニメにしてもマンガにしても。。。。。

と、今さらながら改めてコンテンツが軽く扱われすぎていることに、ある種の憤りを感じてしまうほど、この『ラグナ~』が面白いのだ。

とはいえ、『ラグナ~』自体は1クールではない。今どき数少ない2クール作品である。
少なくともこの時点で、原作マンガがかなりの高い人気と評価があったことは想像がつくので、1クールものと同列に扱うべきではなのかもしれないが……。

そして、それは当初正面から向き合おうと思っていた『~フリーレン』についても同じく2クールのうえに、初回は第1~4話までを2時間スペシャルとして『金曜ロードショー』の枠で放送されるという、前例のないくらいの期待ぶりである。
まあ、『ラグナ~』も初回は1時間放送だったので、期待はかなり高かったのは間違いないだろうが、『~フリーレン』はさらに上をいく別格感がある。原作マンガがいかに人気になっているかがうかがえるというものだ。

▼結局のところ、両方みてみる?

ということで、現在のところ、『ラグナクリムゾン』については、

「多少無理してでも、今回放送する2クール分の最終回までは絶対にみるの確定(原作マンガの巻数を考えると、一旦間をおいて第2シーズンの制作も十分ありえると思うが、とりあえず)」

とする。

そして、できることなら『葬送のフリーレン』も、せっかくみようとしていたのだから今からでも時間を作って第1話から追随し、3月頃までには最新話に追いつくようなペースでチェックできればと思っている。

もし、気が向いたら、それについても軽~く、ここに書きたいと思う。
いや、わからんけど(笑)。

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©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会

<了>※それはいいけど、なんでこんなに長文になっちまったんだろう?

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