見出し画像

ダウンサイジング

皇室の方の結婚をめぐって、すったもんだしているみたいですが、
遺族年金の不正受給について、ちょっと気にかけていたので、じっくり記事を読んでしまった。

夫が亡くなって、その後、違うパートナーを見つけて暮らし始めた時に、
「正式に籍を入れた結婚」ではなく、未入籍のまま一緒に暮らす「事実婚」
(内縁とか言ったりする)ならば、遺族年金をもらい続けていい~と思っている人はけっこういる。

でも、遺族年金の趣旨は、「働き手(家計を支えていた)がいなくなって、生活に困る」遺族への補助だから、働き手がいて、ふつうの夫婦のように暮らせる場合にはもらえない。
ちょっと考えればわかるけど、それは「正論」で、「まあ、そんなカタイこと言わなくていいんじゃないの、籍入れないで、もらい続けよう~」というのが、なんというか、一般庶民の感覚で、そんな大それた罪を犯しているつもりはない。
でも、何十年もそうやって暮らし、今回のように有名人のケースで注目され、そういえば高齢者の所在不明(死亡したことを隠して年金をもらい続ける)問題もあるから、発覚しちゃったら、返金することになる。
大金だ。

今までおとーちゃんが稼いできて暮らしてきていて、で、おとーちゃんが死んじゃって、普通ならそこで「詰む」
それまでの暮らし方をがらりと変えないとやっていけない。
でも、遺族年金をもらうことで、同じくらいの暮らしを維持できるかもしれない。
それは、「おとーちゃんが死んじゃった」という現実に即した「暮らしのダウンサイジング」をする機会を逃すことにもなる。
もちろん、小さい子供を抱えたお母さんが、途方に暮れるということはあるだろうから、必要な手当てではあるだろうけど。

老後にいくら資金が必要なのかを考える時に、
「今の生活を維持するにはどうするか」を基準に考えると、とてつもなく大金が必要となる。
でも、寒いのに暖房を節約するのは、年取ってからはつらい。
電気をこまめに消すとか、入浴回数を減らすとか、節約アイデアは、年を取ってからはしんどいことも多い。
一軒家の維持にいくらかかるのか~に、光熱費の占める割合は多いから、同じ家に暮らし、同じレベルの快適さを保つ(下手すると、高齢になったから手すりなどをつけることになるかも)ためには、公的年金以外に蓄えがないとだめなんだろうな。

当たり前の話だけど、退職金や、共済・厚生年金など、現役時代の働きに応じて、退職後にもらえるいろんな手当の額も違う。
だから、すんなり、そのまま暮らせていける人もいれば、大胆に暮らしを見直さなくてはならない人もいる。

わたくし、先月末に61才になり、年金事務所から「65歳からもらえる年金額の目安」の通知がきた。
好きなことを仕事にしてきた自営業なので、国民年金しかかけてこなかった私は、老齢基礎年金しかもらえない。
。。。。。。
暮らせるのか、これで???

夫は、ちょっと会社勤めをしたり、ちょっと教員をやっていたりしたから、私よりは額が多い。
二人合わせてなんとかなるか。。。。
でもなあ、ひとりになったときに、この一軒家を維持できるのかな。

それにそなえて、稼ぐ算段をするのか、もらえる金額に合わせて暮らしをダウンサイジングするのか。。。

考えなきゃならないお年頃。

また明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?