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足るを知っていない

お金は、いくらあっても困らない。
だから、「〇ヶ月で△億円稼ぎました!」という情報を追いかけてしまう。

でも、私、こんなに必要なの?
今は、去年に比べ、稼ぎがかなり減ったけど、経費も減ったからww
結局、そんなに困るほどの赤字になっていない。
ほそぼそとリモートで続けてる仕事もあるし。
あと数年で年金ももらえるから、それまでのつなぎ。

でも、仕事って、収入のためだけにするものじゃないから、
何かはしていきたいと思う。

これに似てるのが「SNSでフォロワー〇万人!にする方法」を聴いちゃう心理。

何人いても困らないフォロワー。

でも、そうか?そうなのか?

SNSで稼げるようになるために、フォロワーさんがある程度必要なのは、わかる。

山奥の蕎麦屋に足を運んでもらうには、山奥でチラシ配ってもだめで、
できれば、渋谷の交差点で配った方がいい。
それがうまくいけば、お客さんはわざわざ山奥まで来てくれる。
でも、おいしいおそばを提供しないと、リピーターにはなってくれない。

でも、その山奥の蕎麦屋は、そもそも、毎日忙しくなるほど、お客さんに来てほしいんだろうか?
定年後、夫婦でのんびり暮らしたくて開いたお店なら、きっと渋谷じゃなくて、最寄り駅の駅前でチラシ配る程度でいいかもしれない。
なんなら、一切PRしないで、ちゃんとおいしいおそばを提供してたら、口コミで自然にファンが増えるかも。

SNSも、私は、楽しいから、面白い人たちと知り合えるからやってるんで、そもそもフォロワー何万人を目指すことないんじゃないか?と気づく。

自分が楽しんでやってたら、フォロワーさんは自然に増える。
そうやって自然に増えたフォロワーの数で、できるビジネスをやればいい。
だって、何億も稼ぐ必要ないんだも。

だいたい、何万人もの「マス」なフォロワーさんに満足してもらうには、万人受けするコンテンツじゃないとだめで、私はそれをやる気あるのか?

そんなにたくさんの人の中には、へんなひとも一定数混じる。
その人たちをうまくあしらうテクを身に着けられるのか?身に着ける気があるのか?それをうまくやりすごせるほどメンタルは強いのか?

たくさんのフォロワーさんとひとりひとり向き合うことは、事実上無理な話なんだけど、そこにもきっとうまいやり方があるんだろう。それを私は知りたいのか?

フォロワーさんを増やすためのやりかたは、いろいろあるけど、かなり自分のやりたいことを封じ込める期間がある。1000人になるまでは、自分を語るな、相手が求めること・聴きたいことを発信しなさい~とか。

そこまで、ガチでビジネス用にSNSを運用する気があるのか?
私の目指すところに、それは必要な努力なのか?

まだ、そんな数に達していないうちに、先走りして考えてるみたいだけど
結局、最近の私はこの手の話を追いかけていた。

足るを知っていなかったなあ。

最初に戻るけど、私がSNSで稼ぎたいのは、ほんとにひと月数万円でいいのだ。当分は年金もらえるまでのつなぎだし、年金もらえるようになったら、不足分の足し+今取り崩している貯金の補填。

それよりも私が求めてるのは
「稼ぎがあるという安心感」
なんだと思う。

無収入は、精神衛生上よくないのだ。

目的がはっきりすれば、「フォロワー〇万人」も「月収6けた」も目指さなくてもいいことがわかる。
そのノウハウによれば、月10万円とか、フォロワー1000人なんて、ちょっと努力すれば簡単(って言ってる人ばかりだぞ、ほんとか?)らしいし

だから、私は、数字を追いかけるのは、やめようと思います。

今のペースで、楽しみながら、じわじわとお友達を増やして、私が心からやりたいと思えることから、収入が発生する仕組み作りにチャレンジする。

なんだかんだいっても、資本主義の社会で生きていくから、まったく経済の仕組みを無視することはできない。
だから、今までいろいろ仕入れた情報は、無駄じゃない。
ただ、目標とするラインを、ちゃんと設定しただけ。
それによって、自分にとって無駄で無益な努力や作業や我慢は不要となる。

思えば、組織の中で働く中で、数字や成果や実績に振り回されて消耗した人が、そこから抜け出して自分で何かをやろうと思って勉強しているのに、やっぱりそれらに振り回される。成功した人の話を聴けば、ああそうかって思うけど、ビジネスで成功したっていうことは、結局、その仕組みから抜け出していないんだから、そんな人が「新しいビジネスモデル」を提案できるはずがない。

なので、しばらくは「情報のデトックス」をしようと思います。

また明日。


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