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自粛ごはん36

某日、次男のあさごはん。

投稿するのもお恥ずかしいばかりの食事だが、これを見た次男は大喜びである。「おさかなと!ぐちゃぐちゃおにぎり!」といった具合に。焼き魚と、このミニおにぎりが大好きなのだ。

おにぎりの元ネタはコストコの試食。のりだか、塩だか、米だかの試食でこのような形で提供されたものをえらく気に入って食べて以来、うちでも作るようになった。のりからごはんが無造作にハミでるし、私としては握って作ってるわけでもないので、『ぐちゃぐちゃおにぎり』と呼んでいる。

あと、気が付いていただけただろうか。写真の画角が悪くてうまく写っていないが、次男の箸はこうして置く。左利きなのだ。御膳のセオリーとして、持つ方を右に置くというのがあるが、左利きの人間には、こうして置くべきなんだろうな、と思ってそうしている。

けれども、あえて右に持ち手をもってきて、社会は右利き中心で回っていることを小さいうちから暗に示してやるのがいいのか、それとも家での食事くらいは、自分のパーソナリティに合わせた配置にしてやって快適さを提供するのか。大げさでもなく、これは毎日毎食、頭の中で一度ひっかかってくる。

彼が成長して外で食事をしたときに、「あ、世間では普通右に持ち手がくるように置かれるものなんだ」、転じて「あれは母の気遣いだったのか!」と驚愕するのか。

はたまた、日常的に右利き仕様の配置にしておいて、「左利きだと知ってるはずの母があえて右に置いていたのは、ひとりで外で食事するようになってからも戸惑わないようにするためだったか!」と驚愕するのか。どちらにしろ、将来、驚愕する次男の顔をいちいち想像してしまう。

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