9月14日　Bリーグ24－25(プレ)　vsアルティーリ千葉　雑感

選手評価
S森井、クラーク
Aキング、松崎、コッツァー、須藤、大庭、杉浦
Bラベナ

・森井
ラベナのキャリーが若干怖かったので安定したボールキャリーとアシストという持ち味が存分に生きた試合だった。
特に前半あったギブアンドゴーで次のカッティングに合わせる動きが良かったが、シーズン入ってパスを封じられた際に自分でゴール下を決めきることができるかという部分が課題になりそうだが、今日のところは悪いところがほとんどなかった。
・クラーク
先週から引き続き外国籍2人の試合だったが、外国籍on1の時に下でボールを狙ったり、きちんと静止してチャージングを狙ったりなどNBLでやっていただけあって自分より大きい相手に対するDFが上手く運動能力だけではないところが見えた。
ポーターにぶら下がりアタックを決められた後も温和で、次の相手のポゼッションで熊谷のスリーにハエたたきブロックをかましてたので予想以上に人格者のような気がする。
ファールアウトしたり得点が少なかったり残念な部分はあったが、個人の得点を優先すれば簡単に得点を取れるが、合宿後ということもありチームオフェンスを優先していた印象。

・キング
外国籍選手相手でもシュートブロックを狙ってるDFが良かった。
スリーありドライブもありしっかりカッティングも見えていた印象。
一回り大きいがクラークのスキルセットはスタイル的にキングにとってかなり勉強になりそうなのでこの1年で吸収してエースムーブをしてほしい。
・松崎
1Qアシュリーとの1対1でパスフェイクからドライブを選択するなど昨シーズン見られなかった自信に満ちたプレーがこの試合でも見えた。
カッティングからの相手DFに対する体の入れ方など日本人選手の中では一番ゴール下のフィニッシュが良く、今シーズン平均２桁得点も期待したい。
・コッツァー
フィニッシュが不安だったり、ドリブルの突き出しを完全に狙われていた感があったが、現状でもDFやリバウンド、パスなど期待されていた部分はよかった。
フリースローはフォームがまだ固い印象だったが、改善しようとする気概が感じられたのでフリースローはもちろん上記の伸びしろポイントにもこれから期待できそう。
・須藤
コーナースリーやバックカットなどコーナーから点が取れていて、ＯＦを広げる役割をきっちり遂行できていた。
ファールも制限できていたのでシーズン中にはプレータイムも伸びそう。
・大庭
時間の無い中でのエンドスローインでシューターとしての役割を十二分に果たしていた。
相手のDFが前から当たってきていたためだとは思うが、前を見ずに森井を見てしまっていて自分でのボールキャリーをかなり渋っていた印象なのでバックコートでボールが渡ると少し怖かった。
・杉浦
今日はスリーが当たっていて一本欲しい時間帯にきちんと決めてくれたことや外国籍on0の時間帯にDFできちんと仕事ができていたのが良かった。
3Qの残り2分くらいのパスカットからのパスミスや、4Q残り3分半あたりポゼッションがコロコロ変わっているタイミングで3対2ができていたのにフリーの松崎ではなくDFがついていたキングに投げてしまったパスミスなどもったいないシーンが目立ってしまった。

・ラベナ
先週よりは状態が上がっていて序盤のリバースなど流石ラベナというプレーもあったが、DFを背負ってエントリーしていたのをダブルチームで狙われていたのが気になった。
チームDFへの対策なので個人だけの責任ではないが、早めにパスをさばいたり、コフィンコーナーではなくトップに向かってのドリブルなど個人としてもう少し工夫が見たかった。
悪くはないが貴重なアジア枠なので期待が大きくなってしまってるかもしれない。

雑感
前半不用意なファールが多かったのでシーズンまでには減らしたいが、DFについてはスイッチディフェンスが機能していたのでちゃんと声掛けができていた印象なので、日本人選手の大部分を残した成果が感じられた。
しかし、トランジションの際にボールマンを捕まえるのが遅く、勢いをつけてのドライブやタッチダウンパスを許していて簡単に失点していたのが気になった。
ラッシのインタビューで土日の連続試合に対する順応を課題の一つとして挙げていたことや、OFシステム上誰が入っても得点が期待できることからプレシーズンゲームだけでなくシーズン入っても年内あたりまでは11人ローテが考えられそう。
今シーズンも100点取れるようなチームではない(取れても80点前後だと思われる)ので、外国籍を1人欠いている状態で失点を60点台にできたことはよかった。