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「魔」の2年生のはじまり

学級委員長の任命

新型コロナウィルスによって世の中が
大混乱だった2020年の4月。
長男君の通う中学校は、厳戒態勢の中
始業式と入学式を行いました。

始業式の日、長男君は休校前と
何ら変わらず登校し、帰宅しました。
帰宅時、仕事が休みだった私は
「お帰り!」と迎えましたが
特に変わった様子は感じませんでした。

「学級委員長をやることになった。」
と、話した時も
いつもと変わらない口調。

ですが振り返ってみると、
この「学級委員長を引き受けた」ことが
その後の長い闘いのはじまりでした。

言わなかったのか?
言えなかったのか?

担任は女性で前年度も
長男君の学年の他のクラスの担任を
していました。
評判はすこぶる悪い。
そのクラスで学級委員長!?

「立候補したの?」
「いや、先生に指名された。
 断れない雰囲気で。
 ま、やってみるわ。」

「断れない雰囲気」とは
どういうものだったのかを
何人かの保護者さんたちに
心配する声とともに
しばらくして聞きました。

「今日から彼が私の右腕です!!!」
から始まる大演説の末、
長男君は学級委員長に
任命されたそうで。

私にはその時のことを
言わなかった…
いえ、
言えなかったのかも。
2年たった今も、話してくれません。

その後、かなり無理をして
頑張っていたのに
気づいてやれなかった…

そしてGW明け。
通常授業が始まる日の朝が
やってきました。

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