学生と吃音1

学生時代の吃音は精神的に大きな負担です。

まずは小学生時代の吃音について。

小学生は良くも悪くも無邪気で、自分がすべてで、何も知りません。
ですが、吃音についてからかわれると傷つきます。
当時の私はからかわれても、吃音症の事を知らなかったので、自分がなぜからかわれているのかを理解していませんでした。
なので、自分が言葉を知らないからダメなんだと考えて、読書ばかりしていました。また、読書をしていると、自分と本の世界に入れるので気持ちが楽でした。

本を読むことで得られた事は「語彙力」です。

本を読むと、読まないよりも語彙力は上がります。
また、色々なジャンルの本を読み、様々な文章にふれることで、言い回しの引き出しが多くなります。
幼い頃の読書のほうがより効果があったように感じます。

語彙を増やす事はとても大切です。
詰まりそうな言葉って、話す少し前に予見として現れませんか?
「あ、このまましゃべる詰まる…」こんな経験ないですか?
そんなときに、別の言葉で言い換える能力があればどうでしょうか?
語彙力が無いと、10回危機があったとすると、10回立ち向かう必要があります。毎日の積み重ねると結構しんどいですよね。

では、語彙力があるとどうでしょうか?
10回のうち、1回でも2回でも言い換えれたら少し楽ですし、ちょっと達成感もあると思います。

言い換えなどの吃音回避行為は良くないという方もいますが、避けれれば楽ですよね。避けれたという達成感や、「避け感」を身に着けれれば吃音症の症状は出ていないと思えると思います。

小学生時代は悩みとしての吃音症の芽生えでした。
お子様が吃音症という場合は、本を一緒に読んだり、読み聞かせしたり、いっぱい話してみてください。
少しでも語彙力が増えて、少しでも吃音を避けれれば楽になるはずです。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?