石油元売り大手3社が過去最高益
石油元売り3社の2022年3月期連結決算が13日、出そろい、純利益は3社
とも過去最高を記録しました。
ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源価格の高騰の影響と思われます。
また、ENEOSホールディングス(HD)の斉藤猛社長は「資源価格や周りの環境によるところは大きいと思うが、コスト削減もやっている」と、13日の記者会見で、自主努力も強調されていました。
ただし、今後はウクライナ侵攻の長期化、ロシアへの経済制裁により、世界のエネルギー価格は乱高下する可能性が高い、と言われています。
資源価格の高騰は続くものの、備蓄の石油価格は目減りする見込みで、来年3月期は揃って減収減益になる見込みのようです。
また、脱炭素化に向けて、石油から新たなエネルギーに転換する世界的な流れに対して、水素やアンモニアなどの次世代エネルギーを育てる明確な
戦略が必要、と言われており、業績が好調な内に、次の戦略を進める必要がありそうです。
例えば、業界トップのエネオスは水素事業を立ち上げて、トヨタ車MIRAI等、水素燃料車に提供する水素ステーションを作っています。
また、アンモニアも導入コストが水素の約4分の1(23.5円/kWh)と将来を有望されるエネルギーと言われており、各社が導入に向けて準備を進めているようです。
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/pdf/040_01_00.pdf
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