防衛力整備 10年計画に

 政府与党は装備品の調達目標などを定める5年間の中期防衛力整備計画を10年に変更する検討を始めたそうです。
 名称も「中期防衛力整備計画」から「中期」を外し、「防衛力整備計画」に変更する模様です。

 政府は来月12月に、「防衛力整備計画」に加えて、「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」の3つの文書を改訂する予定です。
 いづれも10年を想定しています。

 改訂の理由は、台湾有事などに備える為、抜本的な防衛力強化が目的と
されています。米国が10年以内に台湾有事が起きると予想している、との
声もあり、今後10年間の備えが重要とされています。

 主な内容は、10年を5年間ずつに分け、まずは前半の5年で48兆円程度の
予算を見込みます。現状の27兆円から1.7倍になる見込みです。
 後半の5年は、流動性を持たせる為、見積りは算出しない模様です。
 前半の5年で、迎撃ミサイルや、相手側のミサイル発射拠点などをたたくトマホーク、イージスシステムを搭載する戦艦などの購入を見込んでいます。

 また、米国等との安全保障条約の内容も重要としており、今後の改訂も
見込まれるのではないかと予想されています。



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