アメリカの再始動(バイデン大統領演説)
28日の米国上下両院の合同会議で、バイデン大統領が「中国や他の国々と競争して21世紀を勝ち抜く。米国は再び動き出している」との演説を行いました。中国の名前を具体的に出したり、経済対策として、約430兆円の政党戦略を示すなど、就任100日目を前に、具体的な成果のアピールも図っているようです。
対外面
中国には、「専制主義が未来を勝ち取る事はない」、と強く警告し、紛争防止として、「インド太平洋で強固な軍事力を維持する」と、習氏に伝えた、と説明しています。
気候変動問題
各国に協力を呼びかけ、再生可能エネルギーの生産力増強など、産業構造の転換も打ち出しています。これらの活動を通じて、米国内の雇用や収入増につなげる、と説明しています。
民主主義
前大統領支持者による連邦議会議事堂襲撃などで、「民主主義がけがされた」、とし、「民主主義が機能する事を証明しなければならない」と説明されていました。
考察
日本人の感覚からすると、強いメッセージ性のある演説だったと思いました。
中国への対抗意識、環境問題を各国に強く求める姿勢、など、世界一の
国家としての自負を示す、姿勢を強く感じました。
成長戦略として、430兆円のインフラ投資の発表もインパクトのある
数字と思いました。
一方、アフガニスタンからは9月11日までに完全撤退する、など、世界の警察、としての活動は縮小する方向だと感じました。
個人的には、環境問題に注目しています。
EV化の支援などを大胆に行う事で、多くの企業から、新たなテクノロジーが生まれ、もっと面白い世界になればいいと思います。
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