野口さん おかえりなさい

 日本時間の2日16時頃、JAXA飛行士の野口さん達を乗せた宇宙船クルードラゴンが、アメリカフロリダ州沖のメキシコ湾に着水、無事に地球への帰還を果たしました。

 5月2日、JAXAの野口聡一飛行士は、約半年滞在した国際宇宙ステーションを、クルードラゴン1号機で出発し、同日16時、アメリカ南部のフロリダ州沖のメキシコ湾に着水、約1時間半後に、下船しました。
 乗組員4人全員ともに無事で、今後は、身体のリハビリを受ける予定、という事です。

 国際宇宙ステーションでの滞在時は、ロボットアームを操作して補給船をキャッチしたり、太陽電池の架台工事などを行いました。
 また、Twitterやyoutubeなど、積極的に情報発信も行われました。

 なお、今回の宇宙船であるクルードラゴンは、民間初の有人宇宙船として注目が集まっていました。
 イーロンマスク率いるスペースX社です。
 2号機には、先月24日に国際宇宙ステーションでの滞在を始めた星出さんが搭乗し、実績を積み重ねています。

今後の宇宙開発

 国際宇宙ステーションは、2024年に運用期限を迎えます。
 これは、設備の老朽化だけの理由ではなく、政治的背景も含むようです。
 国際宇宙ステーションは、アメリカ、日本、カナダ、欧州各国、ロシアなど、15か国が参加し、それぞれ出資して運用しています。
 1998年の活動開始から、約1500米ドルの費用がかかっていると言われています。
 元々は、米ソ冷戦時に権威を示す狙いもあり、アメリカが計画に着手したものの、冷戦が終了し、アメリカ単独では計画を進める理由がなくなった為、ロシアを含む各国の協力を取り付けて始めたようです。
 その契約も2024年に終了するため、ここで一旦終了、となったようです。

 今後は、国際宇宙ステーションの代わりとして、民間会社がNASAと協同で別のステーションを立ち上げる計画が進んでいるようです。

 中国も先日、独自の宇宙ステーション立ち上げの為、宇宙船を発射させました。今後は、ロシアと協同で月面基地の開発に着手するなど、活動していくようです。
 なお、ロシアはこれに伴い、宇宙国際ステーションから離脱するようです。

 また、スペースX社は、野口さんが搭乗したクルードラゴン1号機を民間向けに改造し、宇宙旅行を実現させるようです。

 世界の動きは凄いですね。
 今後は、月や火星に人が住んだり、重力の軽さを利用して物を作ったり、していくのでしょう。
 住むのは、少し怖いですが、物作りの分野はとても興味があります。
 本当に未来が楽しみです。

参考サイト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?