歳をとるということ。

それは素敵か素敵じゃないかだけで話を
されていることが多いと思うのですが

事実　いろいろなことがどうでも良くなっていくのだと思います。

特に今の母は　離婚したわけでもないのに
父と別居していて　1人で楽しいと言ってはいるものの
話し相手がいないつまらなさは今のわたしがものすごくわかる。

昔は　モヘアで出来た淡いピンクのロングコートを着ていて　お買い物は銀座

そのコートにココアをこぼしてしまった時
全然気にしないそぶりで
「ともちゃんは大丈夫だった？」そんな母で

いや話したいのはこれじゃない

カットメロンとかさ、あるじゃない
カットサラダ

ああいうのができた頃に飛びついたら
まあすごい怒られて

「どこの誰が切ったかわからんの食べるんか！！！やめとき！！！」

おかあさんは名古屋出身のためたまに名古屋弁がでる

そんなことで怒る…？
と、びっくりしたことを

こないだまずいレトルトのハンバーグがローソンのものだったので思い出しました。

わざわざ電話で「お昼はどうする？レトルトならあるよ、お魚にしようか」

お魚にしようね、って話してたのにハンバーグが出てて

どっちにしろチンなのだから（湯煎？）
なぜかと聞いたら
「お魚は10分かかる、ハンバーグは5分で出来るから☺️」

とのご回答。

そうですか。
じゃあ昼どうするかの選択肢…なんだったん…

なんて愚問です。
もう、70歳なんだもんね。

ネイルサロンに行くのもやめたそうです。
もう面倒くさいと。
今の私と同じで、ケアだけ行ってたみたいなんだけど。担当もころころ変わるし、だる、ってなったらしい。それはわかるけどね。

そういう出来合いのものはすごく嫌いな割には
あんまり料理も上手くなくて
でも毎日作ってくれていたよなぁ。
食べないと怒鳴られて　

お母さんは死ぬほど優しいけど
よく怒鳴られた。大声で。
銀座三越で何回怒鳴られたかわからない。
子供だったからそりゃもう恥ずかしくて。

とにかく　なんていうか
細かい方はなにひとつ気にならなくなるようです

わたしもそうなるのかな。
なるんだろうなぁ。

歳をとることは　時間が過ぎているということ。

変わっていくのね〜と
母を見て思いました。

ふと思い出して　書きたかったから携帯から。

母の年齢まで34年くらい
誰かと一緒の人生を歩みたいなら
このへんで誰か見つけられるといいのですが

まあ、なかなかね〜こればっかりはね

犬がいちばんかわいい。
そんな昼下がりです。