8時間のはずが……16時間耐久本振り返り

きっかけはTwitterで見かけた8時間で本を作る企画。

楽しそう！ということで、まつこさんと事前にお互いスケジュールを調整し、作ってみました。お忙しいのに大感謝……。
いざやってみると8時間のはずが倍の16時間が経過していて……？！という振り返りです。

事前に決めていたこと
→テーマはモブ失恋

後は当日決めることに。以下当日の記録です。
10:20〜12:00 通話　
どんな仕様にするか、どんな絵を描くか・どんな話を書くかのすり合わせ。半分ほどは雑談しつつ…

仕様について相談
・Pixivに置いてるモブ小説が他にもあるので今回の企画のと合わせて薄い突貫本を出すか
・イラスト＋SSの絵本のような形でやってみるか
・バンビと同じ設定で書き進め、バンビとして結ばれるルートとモブとして失恋するルートで分かれる本とかどうか(どうかじゃない)
→色々話し合った結果、コンビニプリント　モノクロ　カットを本文中に組み込んだ8p本に決定(字数だと6000字以下ほどの量)

・お互い描く・書くものについて
まつこさんから提示されたのは
・最後の方で夕暮れに教室の床にお尻をつけてこちらをやさしく見ている先輩(最高……)

私が提示したのは
・職員室前で箱を持ってくれるあの出会いのシーンから始める
・水飲み場で水を飲む紺野先輩のシーン入れたい
・紙パックのジュース飲む紺野先輩入れたい
こうして見ると何か飲んでるのが自分の性癖なんだとよくわかる。そして最悪なことに下二つの飲み物を飲むシーンは書くことが無かった……。ラフまで描いて頂いてめちゃくちゃ申し訳ない

12:00　いよいよ作業スタート
2時間半後に通話して再度打ち合わせをすること、冒頭のシーン1000字(1pほど)書けたら内容を送ると事前に取り決め。

13:20 1P送付5分ほどチャットでやり取り

14:00　急遽入れたいシーンを思いついてしまったため、そのシーンを送付

14:30　通話
ラフを見せて頂く…(HAPPY‼️)
進捗をざっくり報告

15:00　作業再開
苦戦してあまりうまいこと進まず……無理に進めてみるが話の起伏が作れない。仕方なく決まっている最後のシーンを書き始める

17:30　ラフを受信
ウワアアアアア可愛いかっこいい出来てる！！とテンション上がる。自分もついでに途中のものを送付。

当時を振り返るとお互い焦ったり苦闘してるのが当時のやりとりでわかる……。あとこちらが長い文読ませて感想頂いてて、邪魔しすぎ。

17:50　通話
お互い苦戦してる…と言いつつ、まつこさん出来てる‼️(いつも速くて強くてすごい……)
ラフという名のほぼ完成品を見せてもらって眼福な反面焦る。

19:00　作業再開
時間が遅くなってきたこともあり、通話はもうこれ以上せずひたすら作業

20:00〜21:00　書けるようになってきた
書けない時は風呂とシャワーが一番効くので風呂に入りながらスマホで打つとサクサク書けるようになってきた。

21:45　字数オーバーの件を連絡
書いているうちに、6000字に収まらないのが確定したのでとりあえず速報入れて謝る(しかし謝られてもどうしようもない)
まつこさんからは、好きに書いてからレイアウトして考える！と心強すぎる言葉が返ってくる

23:00　完成した絵が送られてくる
ウワー！！！となりながら、こちらも完成してる部分を一度アップし、まつこさんがレイアウト開始

0:00　小説も終了
0:20　レイアウト待ちつつタイトル付け
お互い苦手なタイトル付け、いつもはまつこさんがつけて下さるのを私がつけることに……。数分で考えた2つの案をとりあえず投げる。
「片恋」
「恋するつもりはなかったのに」
決めてから投げろと今なら思うけど1時近かったのでとにかく投げました。その節はすみませんでした……。

0:47　原稿が送られてくる
送られてきた表紙を見て「恋するつもりはなかったのに。」になったのを知る。嬉しい楽しい。そして出来てる〜‼️とテンション上がる。フォントの変更をお願いし、その他諸々訂正して頂く。

0:52　徒歩3分ほどのコンビニへ試し刷りへ出発
本文を読んで描き始めて頂いた絵がまだ完成していないので試し刷りの間に完成させるとのこと。そんな数分で……。

1:06 試し刷り→修正
印刷して出てきたものを確認して連絡、まつこさんが修正&調整

1:30 修正データを試し刷り→完成！
お疲れ様でした……！！

ちなみにここまでの経過時間は15時間ほど。
この後まつこさんが丁寧に告知画像作られたりしたのを入れると16時間は楽にいってるかと思われます……。

所感

10時から始めたので、通話・原稿作業はおよそ15時間の苦闘に……。通話時間を抜けば多分10〜11時間くらい。単純に話すのが楽しいのと、進捗が恐ろしすぎて連絡してしまった…。

時間制限企画の場合はタイトルからつけた方がテーマ決まりやすくて色々盛り込みやすいだろうな、と思った。もう少し冒頭のシーンを面白くしたかったし、そこでタイトルと絡めたもの入れられたらよかったなーと思う。
どの程度数分で考えたタイトルとの齟齬があるかわかりませんが……。書き上げた後、書き直したくなるのが怖くて見返していないから……。そもそも一回も通しで読んでない。怖い。あと、書くと言ったものは書け。

けど、人間一日あれば調子が出なくとも12pの本は作れるって知ってしまった。あと相談しながら作り上げていくのは本当に楽しいので、次はもっと楽しく短い時間で(ここ重要)、完成させたい。通話も楽しみたい。強欲なので……。

ネップリ登録後、ありがたい感想もいくつか頂いたのですが内容をそんなに覚えておらず、私の書いた話よりも丁寧で、切ない世界を人づてに聞かせて頂くという不思議な体験をさせて頂きました……。感想くださった方々、本当にありがとうございました！

最後に
最高にかっこよくて沁みる玉緒先輩を描いて下さった上、美しいデータと一週間の告知じゃ勿体なさすぎる告知画像を仕上げてくださったまつこさん……。本当にありがとうございました！！またやりましょう！！！