わすれものを撮りに北海道へ行く話(計画編)
はじめに
おはようございます
いきなりタイトルから意味不明ですが手短にお話しします
盆暮れ以外に5日連続で休みをもらえる会社に勤めていることをいいことに、また、大人の休日俱楽部に入隊していることいいことに、乗り放題パスが発行されるたびにあちこち出かけています
昨年(2023年)9月には臨パスが発行され、9月上旬に鉄路のみで老い先短いキハ40を、これまた24年春に廃止が決定している根室本線の富良野~東鹿越間で撮影すべく渡道いたしました
ところがこの旅は初日から困難を極め、陸路で延々4時間乗りっぱなしの北海道新幹線に隣り合わせた客が、延々と意味不明の独り言を声高にしゃべりつづけていたり、やっと函館に着いたと思えば沿線途中の豪雨のため札幌行の「北斗」が運休になって予約をしていた富良野の宿にたどり着かず、しかたなく函館泊まりとなったり、気分をアゲようと大好きな函館の銘店「いか清」さんののれんをくぐるも、水槽に一匹のいかも泳いでいなかったり、翌日しかたなく大枚をはたき借りたレンタカー(CX‐5)のナビの使い方がわからず、アテンダントさんと30分も悪戦苦闘したり、根室本線で予定していた撮影地が立ち入り禁止になっていたり、やっとの想いで撮った写真がどうにも様になってなかったり、再び函館に帰る満席の特急北斗の車中、急制動がかかり床にサッポロクラシックを大量にぶちまけたり、静かに飲みたくてふらっと入った街スナックに先客がおらず、函館の叶姉妹みたいな妙齢なママに質問攻めにされたり、ほうほうのていで湯の川のホテルに着いたら周辺のレストランがすべて営業しておらず、大好きな函館の晩御飯がコンビニ飯だったりと散々な目にあいました
極めつけは最終日、唯一天候が晴れてやっと撮影できるとウキウキしながら大沼の周辺をレンタサイクルで回っている際、あと少しでポイントに着くというところで路上に鎮座した謎の障害物に接触、左手小指骨折、顔面挫傷、前歯2本を折る大けがを負ってしまいました
そもそも行くと決めたのが3日前、今思えば多少無理はあったにせよ、国内海外を含め、最悪の旅になりました
翌日は出勤ですから函館で医者にかかることもできず、痛みをこらえ北海道新幹線で4時間かけて帰宅しました
家に着くなりよめさんから「なにその顔」と笑われてしまうほどのありさまは、今でも恥ずかしく思います
そういえば帰りの新幹線に同席した周辺のお客様がざわついてましたっけ(ごめんなさい)
24年1月の旅程
覚めない夢
それからというものつらい日々が流れたのは言うまでもありません
度重なる通院で家族のみならず同僚も呆れ顔でした
もうすぐ還暦に届くオールドルーキーとしては「このままではいけない!」と23年末ちょっと頑張ったので、何とか24年1月末に心置きなく(そう、心置きなく)休めるチャンスが到来したのでした
目指すは言わずもがな北の大地♪ 折しも北海道新聞にキハ40を2025年3月に引退するという記事が出た後のことです
記事のリンク先↓
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/944829/
クロージングスケジュール
ヨンマルの置き換えは順次行われる様です
ネットの情報ですが、24年春改で石北本線、釧網本線、函館本線(札幌~旭川)の全ての運用(観光列車を除く)がH100形に、函館口(長万部~函館)がキハ150、それぞれ置き換わるようです
でも、1月の北海道ってめちゃ寒いんですよね、天気も変わりやすいし、期間が決まってるから天気に忖度する余地なし、でももう動き出してますww
といわけで、23年春に想いを残した釧網本線と24年秋に散々な目にあった根室本線を軸にプランの策定に入りました
皆さんご存じのようにここが一番楽しい時ですよね♪
旅のプライオリティ
ではどこに一番行きたいのか? どんな写真を撮りたいのか? 自問自答することもなく、おのずと出た解は
「釧網本線北浜駅でヨンマルを撮る!」
でした
昔何かの鉄道雑誌に掲載された釧網本線の写真が忘れられず、このたびのメインはわりと早くから決まりました
ところがどっこい、キモい観光列車を除き日中撮影可能な列車は北浜に朝の7:56に到着する4724D、ただ1本です
というわけで、鉄路を使用すれば網走前泊が確定です
網走発6:41 4725D釧路行に乗れば北浜には6:57分に到着します オホーツク海の雄大な背景の中、ヨンマル最後の活躍を収めることができるかも?
もしかして流氷接岸?(ふつう2月上旬)
期待に胸は高まるばかりですw
セコンドピアット
網走に入るには女満別空港一択です
幸い家族も共有している某社のポイントををJALマイルに変えればなんとか片道はタダ乗りできそうです
羽田⇒空路女満別⇒( )⇒ 網走泊まり ⇒ 北浜まではFIXできました
あとどこで撮りたいのか
1)白滝発祥の地
2)富良野ワイン俯瞰
3)森駅始発前の40勢ぞろい
いずれもネットでよく見る撮影地です
札幌~旭川を3時間かけて結ぶ923Dや道内唯一のSL列車「冬の湿原号」も悩みます
しかし網走インでせいぜい3日の旅程ではすべてかないません
ここから地獄wの取捨選択がはじまります
アウトはどこから?
北海道の鉄撮り旅、しかも安上がりの旅で重要なのは
「どこから入るか」
よりも
「どこから帰るか」
ではないでしょうか?
基本は往復空路でしょう、いやそれ以外の選択肢ある?って思いますよね
北海道までの運賃は片道キャリアで2~3万円
AIRDO スカイマークで1.5~2万円
LCCだと1万円前後です
なるべく安く上げたいのはやまやまですが、LCCは就航が成田~千歳に集中していることや、搭乗便の変更に自由が利かないこと、なによりもフライトがキャンセルになれば返金のみというようなドライさが運賃とトレードオフになっていることは理解しています
自分は往路に使うことがあっても復路にLCCは使いません 君子危うきに近寄らず、ですw
AIRDOやスカイマークは変更可能なチケットがかなりお値打ちですが、なかなかのお値段です
うーん、困ります
道内移動はどうするか
北海道はでっかいどう、と、いにしえの人が言ったとか言わないとかありますが、本当に広いことは実感できないかたが多いと思います
今回メインに据えた網走から道南の函館までは鉄路で717㎞あります
東海道・山陽新幹線に例えれば、東京から倉敷が702Kmといえば、少しイメージができるでしょうか
当然新幹線はありませんから、移動には半日の時間と1.3万円以上の交通費を要します
ここでがぜん脚光を浴びるのが「大人の休日俱楽部 北海道&東日本パスです」
JR東日本・北海道の全区間乗り放題、新幹線・在来特急も乗り放題という優れものです
これ1枚あれば道内を縦横無尽に移動できるうえ、函館から新幹線にのれば東京まで戻れます
折しも1月末は3回目の発売期間、今回の旅程にシンデレラフィットw
おおよそのアウトラインが決まったのは2023年の年の瀬でした
第一次行程表
1日目は朝、空路で女満別に入ります 羽田7時のJL565便は8:45分には女満別に着きます
そこから空港連絡バスで北見駅に移動 北見発10:27「快速きたみ」で遠軽11:34 レンタカーを借りて白滝発祥の地(ウィッシュリスト①)で⇒4622Dをケツウチ⇒遠軽で駅撮り⇒焼肉の銘店「美味しんぼ」で絶品の牛下がりと生ラム堪能⇒網走泊
(以降時間略)2日目は早朝、網走から釧網本線北浜に移動して緑から来る唯一の定期40を撮影
網走に戻り女満別付近で40を撮った後、旭川経由富良野線で富良野泊
ドキドキの根室本線最終列車東鹿越往復ナイトツアー(天候次第)もワンチャンありかも
3日目は富良野ワイン俯瞰(ウィッシュリスト②)で40を撮影したあと旭川経由、札幌経由で長躯函館まで特急で移動
「いか清」で水槽に泳いでるイカを堪能w
4日目は森(ウィッシュリスト③)と大沼で40を撮影、12:48発「はやぶさ28号」に乗り東京には17:04に着きます
パーフェクト”! 完璧すぎますw(自画自賛)
今回の発生費用
概算で
羽田 ⇒ 女満別 0円 (マイレージ利用)
道内の移動と新函館北斗~東京までのJR料金 26,620円
レンタカー代 5000円
宿泊費 3泊で20,000円
合計5万円ほどです もちろんお高いのですが、北海道3泊4日ですから、こんなものではないでしょうか?
食費?あ、それは時価ですww
さあ、あとは行くだけ!レポート楽しみにしてて下さいね♪
☛つづきます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?