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【ゲーム業界就活】2020年新卒就活開始!

いよいよ3月1日、2020年新卒の採用活動が本格的に始まりました。この Note では、ゲーム業界への就職に興味がある方に向けて、就活対策のノウハウを発信していきます。

自己紹介
セガでサクラ大戦シリーズや、コーエーテクモで無双シリーズの開発に携わったゲームクリエイターです。「真・三國無双Online」ではプロジェクト全体の技術責任者を務めました。その後カナダスタジオの現地責任者として経営を担うと同時に、プロデューサー・ディレクターも兼務しました。その後は別の会社でスマホゲーム事業を一から立ち上げ、担当したレースゲームは日本のゲームとして初めて全世界135ヶ国のApp StoreでBest New Gamesに選出、88ヶ国のレースゲームランキングで第一位を獲得しました。その後ヤフーにてゲーム部門長、子会社の執行役員CTOや人材開発室長などの役職を担いました。副業では上場企業を含む複数社の顧問やアドバイザー、ゲーム専門学校の特別講師なども経験しました。また、来年からは新設大学にて准教授に就任することも内定しており、デジタルエンターテインメントの研究と人材育成を行っていきます。

キャリアアドバイス
私はゲーム業界の就職・転職のアドバイスを数多く行っています。アドバイスを受けた方々は、セガ、カプコン、バンダイナムコ、コーエーテクモ、コロプラ、マーベラスなど、主要企業への就職・転職に成功しています。

ゲーム業界の優位性
ゲーム業界に興味はあるけど、就職先としてはどうなんだろう……と迷っている方もいると思いますが、結論から言うと、ゲーム業界への就職はとてもオススメです。

ゲーム業界は流行の移り変わりが早く、とても競争が激しいため、いつも最先端の技術が活用されています。VR/AR、AI、ブロックチェーンなど、最新の技術が取り入れられたゲームが次々に開発されています。

また、実用ソフトの場合、使い勝手が悪くても使わざるを得ませんが、ゲームの場合は使い勝手が悪いとすぐにユーザーは遊ぶのを止めてしまいます。このため、ロード時間は短く、UIは分かりやすく、グラフィックは美しく、サウンドは気分を盛り上げ……と、ソフトウェア技術の粋を集めて開発されています。その上で、もちろんゲームとして面白くないといけません。

企画、エンジニアリング、グラフィック、サウンドなどの高度な技術が必要なので、ゲームの開発力を身に付けておけば、他の業界でも活躍できる場は沢山あります。

近年、ゲームの技術は教育や医療など、様々な分野で活用されています。ゲーム業界は、単に楽しいだけでなく、これからさらに発展していく、多くの可能性がある業界なのです。

2020年新卒採用の動向
全体の動向としては、企業の募集人数は多く、就職しやすい状況にあります。しかし、ゲーム業界は一部の有名企業に応募が集中する傾向があり、応募者が数万人に達する場合もあります。

3/1の採用広報解禁と同時に面接も開始される企業が多く、4月末までに約75%の企業の面接が開始されています。採用活動の早期化が進んでいるので、就活は「速度勝負」と言えるでしょう。

ゲーム業界の採用の動向は、各企業の業績に左右されることがあります。以下のような決算のまとめ記事を参考にすると良いでしょう。

1月28日~2月1日の決算記事まとめ…サイバーエージェント、ドリコム、モバファク、任天堂、ガンホー、アカツキ、マーベラス、コナミHD、コーテクHD、ソニーなど
https://gamebiz.jp/?p=230750

就職活動の流れ
おおまかな流れをまとめると、以下のような順に進んでいきます。
・自己分析、業界研究、企業研究
・インターンシップ
・エントリー
・筆記試験
・面接
インターンシップや筆記試験などがない企業も多いので、個別の企業の情報は各社の新卒採用ウェブサイトなどで確認しましょう。

エントリーの数
近年の就活生は平均で約30社にエントリーしており、その大半は3月に行われています。もちろん、倍率数百倍の人気企業ばかりにエントリーしていると、30社エントリーしても内定に至らないことも十分にあり得ます。人気企業だけでなく、幅広くエントリーすることが大切です。

ゲーム業界就活のスタート
就活は、厳しいものです。希望の企業を徹底的に研究し、自らのアピールポイントを整理し、完璧なエントリーシートを作り、面接で最高の受け答えができたとしても、内定が得られるとは限りません。何度も何度も落ちることが続きます。だんだん自信がなくなってきて、自分は社会に必要とされていないような気分にもなります。友人たちが内定を得ているのに、自分は内定0ということもあるでしょう。焦り、ずっと就職が決まらないのではないかという不安に苛まれることも珍しくありません。

それでもゲーム業界を目指し、幾多の困難を乗り越えて内定を勝ち取るためには、最初の自己分析がとても大切になります。それは、「自分はゲーム業界を目指すべきなのか?」という問いに対する、確固たる答えを見つけることです。

そのためには自分自身を改めて見つめなおすことが必要になります。過去の経験から、自分が何を好むのか、嫌うのか、印象に残っている思い出などから分析してみましょう。もしかしたら、ゲーム業界以外の道が良いと気づくこともあるでしょう。それもひとつの選択です。一方で、自分がゲーム業界を目指すべきだと確信できたなら、迷いなく就活に打ち込むことができるでしょう。


まずは初回としてゲーム業界の就活を俯瞰する内容でまとめてみました。今後は就活の各ステップを、より具体的に解説していきます。

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