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見ることを支えるシステムの広がり

Lさんの「知りたい」に応えて考えた「見ることを支えるシステム」は、その後いろいろなお子さんに色々な場面で使われるようになりました。

Lさんが外出する際に周囲の様子がわかるようにと考えたシステムでしたが、色々な場面でLさんの困りごとに対応できる可能性があることがわかってきました。

例えば、Lさんがお母様と一緒に買い物に行くときに、スーパーの店内で陳列棚の方にカメラの向きを変えれば、何を買うのかということを見られるわけです。

「体の取り組み」でLさんの手足を触るとき、今までは触られている部位を触覚以外で確認することができませんでした。カメラを触っている部位に向ければ見て確認できるわけです。

美術のとき、やはり今までは自分の手の方を見て確認することができませんでした。見ることを支えるシステムを使うと、自分の手を見て製作に取り組むことができるようになりました。

学校で音楽教室が開かれるとき、今までは体育館の天井を見ながら音楽に耳を傾けていましたが、見ることを支えるシステムを使うと演奏者を見ながら聞けるようになりました。

現在、見ることを支えるシステムの活用が広がってきました。Lさんの「知りたがり」が「始まり」でした。

資料 見ることを支えるシステム

① iPadを固定するためのアーム Manfrotto スタジオ用シングル多関節アーム シングルアーティキュレテッドアーム 2段 16mm スピゴット付 ブラック 196AB-2 ¥5045(Amazon)

② アームを車椅子やベッドに固定するためのクランプ Manfrotto アクセサリー スーパークランプ 035  ¥4864(Amazon)

③ アームにiPadを取り付けるためのホルダー ATiC タブレット ホルダー ¥1150(Amazon)

④ アクションカメラ EKEN H9R ¥5186(Yahooショップ)

⑤ アクションカメラの画像をiPadにWiFi接続で送るアプリ iSmartDV 無料(Appストア)


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