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外大駅伝部まるっと図鑑 10区

3年 橋本萌 
「努力の力で咲いた花」

スタートライン
萌さんは小さい頃から水泳、女子サッカー、くもん、習字といったたくさんの習い事をしていました。これらを長期間続けていた彼女はSuper Childだったのではないでしょうか!
そんな、スポーツにも勉強にも全力で打ち込める彼女が、陸上を始めようと思ったきっかけが、小学校のマラソン大会と1000mの記録会にありました。短距離には自信がなかったそうあのですが、長距離の大会になると上位を取り続けることができたため、そこで自分が長距離に向いているのだと確信したことでした。

                              全中駅伝 写真中央・36番

中学校では指導熱心な先生のもと、全国中学駅伝を目標に練習に励みました。初めての長距離という競技に本格的に取り組んだ萌さん。貧血や怪我で悩んだ部分もありましたが、努力を重ねることができた彼女は、こつこつと練習を積み、見事に中学1・3年生時に全国駅伝への切符を掴みました。選手として走り切った彼女は、「走ること、駅伝はこんなにも楽しいものなんだ」と懐かしそうに振り返りました。

悔しさをばねにやり遂げた
高校は、香川西高校に進学しました。高校時代は、苦しいことが多く、先生に怒られてばかりで泣いていたそうです。一番の良い思い出は、高校2年生での初めての都大路でした。難関コースの3区を任され、個人としてもチームとしてもベストな状態で臨むことができました。
一方、高校3年生時の全国高校駅伝県予選。自身の思うような走りができなかったことやチームメイトの怪我で苦しんだこともあり、県の代表として全国大会には進めませんでした。しかし、その年に記念枠があったため、四国大会で見事に全国への切符を掴むことができました。結果は、納得いくものではなく「最後の年に完全燃焼できなかった。」と話していました。
この大会を最後に受験勉強に専念するため、部活動を引退しました。進路先は陸上を続けられる大学と決めていたそうで、5・6個受験しました。始めは駅伝の結果などを引きずってしまい、切り替えができずにいましたが、気持ちを入れなおし、必死になって勉強に取り組んだそうです。そして、2月上旬に努力が実り、一般受験で関西外国語大学英語国際学部に合格することができました。第一志望の学部ではなかったそうですが、見事に自分の力でやり遂げることができました。


まさに文武両道! ∼持ち前の努力で突き進め∼
香川県から大阪府に引っ越し、関西外国語大学で陸上と勉強に取り組み始めた萌さん。「大学生活は寮生活の経験もできる上、とても楽しく、英語が好きな仲間やネイティブの先生との出会いがあって楽しい」と話していました。関西外大は、成績の良い順で1から28のクラスに分かれる仕組みがありますが、素晴らしいことに萌さんは1・2年生時にクラス2になりました。
競技面では、高校での悔しかった気持ちを持ち続け、3年生という現在、“3000mと5000mで自己ベスト更新”という目標の達成のために日々の練習に励んでいます。勉学・陸上競技に対して努力を惜しまない萌さん。小さい頃からの取り組みが今の萌さんに繋がっているのだと思います。これから先も、萌さんらしく輝いていけると信じています。

(取材後記)(文責:1年・佐藤桜子)
今回、橋本萌さん(3)を取材させていただいて、まず、彼女はかなりの努力家なんだと感じました。小さい頃からのたくさんの習い事を通して、勉学と競技を両立する力が身についたのだと思います。高校の全国駅伝後に勉強に切り替えたというところは、かなりの精神力がいることだと感じましたし、たくさんの大学を受験した中で、一般入試で合格できたことは、努力を積み重ねてきた萌さんの力であり、素晴らしいことだと思います。萌さんの話を聞いて、私自身も考えが前向きになれましたし、頑張る勇気をいただきました。

最後までご覧いただきありがとうございました。
次は11区の橋本萌さんに襷を繋ぎます。

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