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外大駅伝部まるっと図鑑 3区

私たちはチームメイトのことをより深く知るために、お互いにインタビューをし合い、それぞれの素顔に迫った「外大まるっと図鑑」を連載中です。
毎日更新されていますので、是非ご覧ください!

2年・山岸 みなみ 
「走る楽しさ、キャプテンとしての決意、さらなる高みへ」


ダンスから陸上競技へ
 新潟県出身の山岸みなみさん。4歳から中学2年生まで地元のジャズダンスを習っていました。ジャズダンスでは、毎年大きな舞台で発表会があったため、人前に立って発表することに慣れて度胸がついたそうです。「小さい頃からのジャズダンス経験が、陸上の試合で緊張に負けず臨めることに繋がっています」。また、ジャズダンスで身体が柔らかくなったことが自慢だそうです。ダンス少女の山岸さんでしたが、小学6年生の時に陸上競技に出会いました。市内の陸上大会で800m代表に選ばれた山岸さんは、「代表に選ばれた人だけの練習会に参加したり、初めて陸上競技場で走ったり、みんなで練習して走るのが楽しい」と走る楽しさを感じました。そして、人生初の試合で800mを走り切り、「すごく嬉しかったし楽しかった」と振り返ります。そこから中長距離がやりたいと思い、中学では本格的に陸上部に入りました。

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初めての陸上部
 中学で初めて陸上部に入ってからは、毎日練習でとにかくがむしゃらに練習をしていたそうです。「先輩や男子についていけたらカッコいいと思って頑張っていました」。1番の思い出は、3年生の時に全中出場を目指して取り組んだことだそうです。練習を続けたら、タイムが速くなってきて、標準記録を突破して全中に出場することができました。「全中の結果は予選敗退だったけど、それまでの努力の過程が良かったと思います」。また顧問の先生が、陸上を楽しむことを一番に教えてくださり、陸上の楽しさも同時に学んだ中学3年間となりました。

キャプテンとして都大路を目指す高校3年生
 高校は新潟明訓高校へ。「中学の時から、新潟明訓高校は駅伝が強くて憧れがあり、都大路を走りたいと思い入学しました」。しかし、1,2年生は都大路に行けず、「ものすごく悔しくて、自信を無くしてしまいました」。
3年生でキャプテンになった山岸さんは、「自分がチームを都大路に連れていくと強い決意をもって取り組みました」。それから、「できることは全部やりたいと思ってやりました。自分の頑張っている姿や走っている姿を見せて、他の部員も頑張って欲しいと思ってチームを引っ張っていきました。以前は自分の気持ちを伝えることができていませんでしたが、チーム力を上げられるように自分の気持ちを伝え、今までにないくらいに自分で考えて様々な取り組みをしました」。その結果、県駅伝では優勝を果たし都大路への出場を決めました。「1,2年生で出場することができなかった不安や悔しさがありましたが、キャプテンとして3年生で実現し、目標を達成することができて、なにより嬉しかったし、新潟明訓高校に来てよかったと心から思いました。また、親孝行や先生方に恩返しができたと感じて本当に良かったし、学校や家族などたくさんの人から祝ってもらい感動しました」と当時の気持ちを話してくれました。高校3年間を振り返ると充実した日々を過ごすことができ、「キャプテンとしての取り組みが今の自分を作った」と言えるぐらい自身の成長を大きく感じる高校3年間となりました。

県駅伝優勝!ゴールテープを切る山岸さん

自分の成長と新しい環境へ
 関西外国語大学女子駅伝部に入部。「新潟から大阪に来て、環境が変わり不安なことがたくさんありましたが、駅伝部に入って今まで自分ができないと思っていたこともできるようになって、自分の殻が破れました」と新しい環境で、さらに自身の成長を感じているそうです。特に大学に入ってからは、「練習の意味や目的を考えるようになり、自分の目標を明確に決めて、それに向けて取り組めるようになったり、中学・高校の経験を使って今までにはない考え方が身に付いてきたりしている」と陸上への取り組みの変化も話してくれました。今後の目標について「全国でもトップの方で戦える選手になって、日本の代表やユニバーシアードの代表になりたいです。そして、色んな人が喜んでくれる結果を出したいと思っています。家族の支えや応援、頑張っている同期や仲間の存在を力にして、目標や憧れの姿になれるように高みを目指して頑張っていきます」と力強く話してくれました。

大学2年1500m自己ベスト

(取材後記)(文責:3年 森崎綾乃)
 山岸みなみさんを取材して、幼少期から現在まで陸上を中心にお話をうかがいました。山岸さんが、幼い頃からダンスを10年以上習っていたことは驚きでした。動き作りや走りの姿勢が美しいのは、ダンスの経験が活かされているのではと思いました。高校時代のキャプテンとしての取り組みの中で、不安や焦りの気持ちもあったと思いますが、それに負けることなく自分のやるべきことを明確にして、チームを引っ張った努力は、素晴らしいと思いました。山岸さんの自分が決めたことを、周りに流されることなくやり続ける姿は、一緒に過ごす中でも感じることができて、良い刺激をもらっています。これからも山岸さんらしく目標に向けて頑張って欲しいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次は山岸みなみさんに襷を繋ぎます!

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#関西外国語大学 #女子駅伝部 #外大駅伝部まるっと図鑑


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