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外大駅伝部まるっと図鑑 13区

3年・友江奈穂子
「静かに燃える闘志」

雨にも負けず風にも負けず
 海が近く、風が強い徳島県鳴門市で育った友江奈穂子さん。ある日の練習で、部員の大半が今日は風が強いと感じる日であっても彼女はへっちゃら。「鳴門では強風の中で練習してきたので耐性がつきました。鳴門だったらこの風は普通だと思うようにしています。おかげで風が強いことに対するネガティブな感情はなくなりました。風には慣れているので有利にレースがすすめられます」と風のあるレースは私のものと言わんばかりに風は彼女の味方のようです。


走りの秘訣
 彼女の走りは、抜かれてもスルスルと下がっていかず、食らいつく印象があります。この負けん気には小学校一年生から六年生までバスケットボールを続けた経験が活きているようです。バスケットボールの監督が厳しく、技術面よりも精神面を鍛えることができたとか。陸上競技をはじめたきっかけは母と姉が楽しそうに走っている姿に興味が湧き、マラソン大会に参加したことです。小学校三年生からはバスケットボールと陸上競技の違うスポーツをこなすマルチアスリート。特性の違ったスポーツで培ったことを互いのスポーツで活かし合い、現在の走りが作られています。


原動力
 実家から高校までは通学できる距離にありましたが、朝練習があるので寮生活をしていました。実家に帰れないことに寂しさを感じながらも、期待に応えられるように頑張りました。全国高校駅伝で走ることができましたが結果に納得がいかず、大学でも競技を続けることに決めました。大学では地元から離れて寮生活をしています。2年目になり慣れましたが、ときどきホームシックになります。そんな時は、お笑い芸人のミキを見て元気をもらっています。高校から親元を離れて競技に打ち込む彼女の心には「結果で恩返し」という恩師からの熱い言葉が原動力となっています。大学四年間で納得のいく結果を出して「結果で恩返し」ができるように頑張ってもらいたいですね。



取材後記(4年 小椋美海)
 物静かな印象の友江さんですが、なんとお笑い好き。部屋でお笑いを観て大爆笑している日もあるようです。練習では一切そんな雰囲気を感じられません。練習では集中、プライベートでは大爆笑とオンとオフの切り替えができる選手です。またなんと言っても風に強い。私は風のある練習やレースは苦手なので走り方を伝授してもらいたいです。山の神ならぬ風の神と呼ばれる選手になりそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました!
次は友江奈穂子さんに襷を繋ぎます!!

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