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外大駅伝部まるっと図鑑 6区

私たちはチームメイトのことをより深く知るために、お互いにインタビューをし合い、それぞれの素顔に迫った「外大駅伝部まるっと図鑑」を連載中です。
毎日更新されていますので、是非ご覧ください!

3年・白波瀬 千紘 
「迷ったら挑戦」


 
 
リーダーシップ
広島県出身の白波瀬千紘さん。小さい頃から男女関係なく、鬼ごっこやフライパン野球などで遊び、活発に外を走り回っていました。小学生の時には児童会に入り、この頃からリーダーやキャプテンなどに進んで取り組み、高校の陸上部でもキャプテンを務めました。高校生の時、白波瀬さんは体育科の恒例行事となる120人での集団行動で、生徒だけで技や授業計画などを全て考え、大人数の生徒をまとめました。集団行動は無事成功。とてもレベルの高いものに仕上がり、この時すごく大きな達成感を覚えたそうです。「前に出て仕切るのが好き。挑戦することが好き。迷ったら挑戦!!」挑戦し続ける気持ちを常に持つ白波瀬さん。失敗することを恐れないその勇気に、私はすごく刺激を受けました。
 


 
全中駅伝初出場
中学三年生の時、当時の陸上部のチームメイトで全中駅伝に出ようと決意しました。白波瀬さんの地区や中学校が全中駅伝に出場したことは、まだ一度もありませんでしたが、いたってポジティブだったそうです。白波瀬さんの陸上部では、チームメイト同士で練習などの管理を徹底していました。「当たり前のレベルを高く。」この言葉を常に考えながら練習していたそうです。
大会1か月前、合唱祭が近づいていたことから、駅伝の練習ではなく、合唱祭の指揮者の練習を優先した白波瀬さん。チームメイトから冷たい目で見られました。白波瀬さんは、「その時のチームメイトの表情は、今でも忘れられない。」と言います。その経験から、駅伝の練習をもっと頑張るようになり、白波瀬さんはどんどん這い上がっていきました。そして見事に優勝し、全中駅伝を決めることができました。白波瀬さんはエース区間を任されており、「全国を決めることができた瞬間は、ものすごく嬉しかった。」と今でも鮮明に覚えていました。私はチームで目標を決めて、努力して達成できた時の嬉しさは、計り知れないものだろうと感じました。
 


 
 
もう一度花を咲かせるために
白波瀬さんの今後の目標は「もう一度活躍する」です。駅伝メンバーに入って、チームの先頭を引っ張れるような存在になりたいそうです。中学・高校ではずっと前で走り活躍してきた分、大学生になって後ろで走る苦しさを知れたと言います。
大学2年生の秋、走るのが大好きだった白波瀬さんでしたが、全く走りたくなくなってしまいました。これといった理由もなく、上手く走れない日々が続き、辞めて逃げ出したいと思うようになりました。しかし、春頃に地元に帰った時、地元に帰れば先生や後輩達がみんな喜んでくれて、希望を持ってくれていました。白波瀬さんは自分自身の事を情けなく思い、気持ちを新たに頑張るきっかけを掴みました。「地元で応援してくれている人のためにも必ず活躍する。」という思いを胸に、日々の練習を頑張っていると言います。
また、「いいこと貯金」を心の中で考えているそうです。「運も実力のうち。良いことをしたら運も味方になってくれる。」白波瀬さんの明るい笑顔の裏には、たくさんの経験と奥の深い考えが見えました。挑戦する気持ちを忘れず、突き進む白波瀬さん。活躍の時はここからです。
 


 
(取材後記)(文責:1年・増原なつみ)
今回、私は白波瀬千紘(しらはせ・ちひろ)さん(20)のお話を聞かせていただきました。
なんでもポジティブに捉えるようにしている白波瀬さんに私は、人生を楽しくするとても素晴らしい力を持っていらっしゃる方だなと実感しました。そして、話をしている時もとても明るく話していらっしゃいました。駅伝部のチームメイトからも優しいと評判される理由がとてもよく分かった気がします。また、人の前に立って発言したり、実行するキャプテンやリーダーという役割に挑戦することは、とても勇気のいる行動ですが、それを自ら進んでする姿はとてもかっこいいと思いました。私は、リーダーやキャプテンといった役割はとても苦手ですが、白波瀬さんの「迷ったら挑戦」という言葉を思い出してチャレンジしてみたいと思いました。

最後までご覧いただきありがとうございました!
次は白波瀬千紘さんに襷を繋ぎます!


 

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