続 これから結婚するみんなに伝えたいこと
前回のエントリーでは男女ともに伝えたたいことをまとめた。
今回のエントリーでは男に向けて伝えたいことをまとめたいと思う。
日本人の男なら誰しもが知っているように、婚姻届という名の結婚契約書にサインしたあとに他の女性とセックスすると、凄まじい勢いで周囲の人たちから糾弾される。
たとえばかの石田純一は、今では伝説とさえなっている「不倫は文化だ」と発言して(※実際には文脈があり、この部分だけ切り取られている。この時の彼はゴルフをしていて、このコメントはその移動中の会話の中の一部だった)、この一言でドラマの俳優の仕事もニュースキャスターも全ての仕事を干された。
そして彼は2年間も無収入になった。住んでいたマンションを売却しなければ、生活できない状況に陥った。
元アメリカ大統領のビルクリントン氏など、セックスではなくオーラルセックスで、世間どころか世界中から凄まじい非難を浴びせられた。
それぐらい、既婚者の男と他の女性との性行為については世界中の某密壺自警団とそれを取り巻くTinpo騎士団から、厳しい取り締まりが行われてている。
彼・彼女達のその批判のエネルギーを他の前向きなことへ向けられないものなのかと、オレはいつも思う。
日本の男の平均結婚年齢は31.1歳(2015年厚生労働省調べ)。それに対し、男の平均寿命は80.2歳(2015年厚生労働省調べ)。
実際の平均寿命は0歳から数えているため、正確には30歳時点の余命があと50年というわけではないが、そういうことは割愛する。
そう、平均的に30歳で結婚したらあと50年間、配偶者としかセックスしてはいけないというのが、この結婚契約の「契約書には記載されていない重要な合意事項」なのだ。
いつもPC上のAV女優を取っ替え引っ替えして自家発電している、今このエントリーを見ている貴方。オレはあなたに言っている。
この合意事項は男の本能に、明らかに反している。親愛なる男性読者の皆さまになら、オレが言っていることに同意してもらえると思う。
自分自身は結婚式で、
「アナタハイッショ、テイソウヲマモリマスカ?」
と神父に聞かれた。
当時のオレには意味がよくわからなかったため、
「”あ”、はい」
と思わず「あ」と言ってしまったことを、オレの神への懺悔(ざんげ)として、ここに記載する。
辞書によれば「貞操」(ていそう)とは、このようなことを言う。
1 正しいみさお。人としての正しい道を守ること。
2 男女が相互に性的純潔を守ること。女性の、男性に対する純潔をいうことが多い。「―を守る」「―観念」
そう、結婚契約書にサインした暁には今後約50年間、この「貞操」を守らなくてはならないのだ。
貞操を守る覚悟があるなら、もしくは、某密壺自警団・Timpo騎士団などオレは一切気にしないという強いハートがあるのなら、そして何より、はぐれメタルだと確信した目の前の女性を「一生幸せにしたい」と心から思えるのなら、結婚契約書にサインしてもいいと思う。
一つだけ伝えておきたいことは、そのときは「愛している」と思っても人間の心というのは時が経てば変わるのだ。
PUA(ピックアップアーティスト。英語圏のナンパ師のこと)のバイブル、『The Game』にオレの好きな言葉がある。
〜オレ達は愛は永遠に続くべきものだと考えている。だが愛はそんなものではない。それは好きなように出たり入ったりする、自由に漂うエネルギーなのだ〜
そう、愛は続く「べきもの」なのではない。人間の心は変わるのだ。
愛は続くかもしれないし、続かないかもしれない。
そのときは「一生続く」と思っても、わずか1年後には変わっているかもしれない。
結婚契約書にサインしても、愛という「自由に漂うエネルギー」を縛ることはできないのだ。
だがこの先50年間、その愛した女性とだけ愛しあえる男もきっといるはずだ(オレの周りにはまだ10年ぐらいだが、そんな友人が実際にいる)。
そうなれたら、本当に素晴らしいことだ。
このnoteの読者の中からも、きっとそんな男性がいるはずだ。
オレはそんな君の結婚を心から祝福したい。
ここまで読んだ上で結婚を決意した君に強く伝えたい。
「結婚おめでとう!!」
と。そんな素晴らしい女性に出会えた君は本当に幸運な男だから。
ケーゴ
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