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8月17日チームモダン!


◇あらまし

 世はまさに戦国時代。群雄割拠の乱世で、茶安道羅軍は先の下総での戦で逐電、兵力を蓄えながら起死回生の時機を見ていたのである。

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(出典︰『真如堂縁起絵巻』より)

 そして、八月十七日。ついに雪辱を果たす時が来た。摂津で晴礼留屋の祭事が行われるのである。祭事とは名ばかりで、一騎当千の武将が集結し、天下を手にする第一歩をしかとそこで刻み込む。
 一点突破で全滅だけは避けねばならない。三人小隊を結成して各個撃破をしなければ、天下平定という茶安道羅軍の大いなる野望はあぶくと消えてしまう。雌雄を決する最後の決戦であることを誰もが覚悟していた。

「世に革命を起こすのは三人が常である。我々もまた三傑として後世に名を残そうぞ」  
「然らば、何と名を残す?」
「“キモデッキビルダーズ"」

キモデッキビルダーズ爆誕の瞬間である。


⚠チームモダンが楽しかったっていう記事です。



◇いざはれるや

 背水の陣で臨んだ三人の英傑を紹介しよう。歴史を刻め!

【A】アド取り兄者
戦法:ブルームーン
人物:三度の飯よりアドが好き。今は昔、フェアデッキにまじりてアドを取りつつよろずのことに使っていたそうだ。

【B】キモデッキおんじ
戦法:5C人間
人物︰さすがにここまで攻め入ることはないだろう…そう相手が油断した隙に、馬威亜留からすかさずケッシグで形勢逆転を狙うのだ。


【C】削りたがりお姐
戦法:ライブラリーアウト
人物:どんな戦法があれど兵どもが欠乏していたら意味がない。兵糧攻めが1番辛いはず!


 


◇壱戦目


【A vsソプターコンボ 〇✕✕】

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 G1はアーカムの天球儀スタートからゴブリンの技師でウルザソプターと発覚。多色デッキのくせに月が刺さらない嫌〜なデッキだ。フルタップで≪氷の中の存在≫を展開した返しの≪飛行機械の鋳造所≫≪否定の力≫で打ち消した所で形成逆転!カウンターしつつ存在で殴って勝ち。
G2、相手の技師が定着してしまい負け。
G3では勝ちを急ぎクロックを展開した隙に≪最高工匠卿、ウルザ≫を通してしまいそのまま鋳造所をキャスト、無限が成立し負け。
 このマッチアップでは、いつかは揃ってしまうソプターコンボに対抗するためにクロックを早く出さないといけないが流石に迂闊すぎた…。



【B vsタイタンブリーチ ○✕✕】

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G1は《明日への探索》の待機からタイタンシフトであることが判明、《翻弄する魔道士》で指定しテンポを崩しながら殴り勝ち。
G2は《神々の憤怒》で流されそのままヴァラクートが噴火。
G3では帆凧で相手のハンドに《裂け目の突破》《嵐の息吹のドラゴン》を確認。除去を盗り、翻弄でブリーチを指定。しかしこれが大きなミスで、嵐息吹のドラゴンはそもそも速攻持ちであることを忘れていたため、返しで出されてライフが20から16へ。

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ヴァラクート相手にライフが18を下回るのは致死的で、その後もプロテクションのために退かせずに負けへと繋がってしまったのだった。
完全にミスプレイで負けに繋がってしまった。大きな反省点だ。


C vsマルドゥパイロマンサー ✕✕


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 G1、G2ともに《若き紅蓮術士》《未練ある魂》による大量トークンを除去する術がなく、押し切られて負け。小粒なので《罠の橋》を簡単に潜り抜けてしまうのが痛かった。発掘など、墓地参照するカードが多く、ライブラリーを削っていくのが辛い。相談して結局サージカルしたのを《未練ある魂》にしたわけだけど、うーん…。サイドで《滅び》《魂の裏切りの夜》など一枚挿ししておくのもありかもしれない。


◇弐戦目


【bye】
初戦敗退からのまさかのbye。チーム内でフリプをして時間を過ごす。


◇参戦目


【A vs5C人間 〇✕〇】

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 2戦目は我らがキモデッキビルダーズのセンター席も飾っている人間だ。かなりの経験を積んだので勝ちたい所っ...!
G1は≪翻弄する魔導士≫≪帆凧の掠め取り≫などで妨害されるも多彩なピン除去たちで捌き、≪弾けるドレイク≫豪快なパンチを2回決めて勝利。
G2、≪スレイベンの守護者、サリア≫にグダらせれて差し切られ負け。
G3初手を確認すると人間絶対殺すマン、≪渋面の溶岩使い≫がいらっしゃって思わず笑みがこぼれる。中盤には≪イゼットの静電術師≫も駆けつけ、圧倒的なボードコントロール力によりお相手が投了。

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【B vsホガークヴァイン ✕○○】

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G1、赤黒ショックインの動きから嫌な予感。やはり《縫い師への供給者》でホガークであることが確定。ホガークは今でこそ禁止されたが、《黄泉からの橋》禁止でも止まらず。
墓地利用の相棒《信仰なき物あさり》もろとも禁止になったイカれたパワーカードだった。

しかし5色人間からするとかなり相性がよかった。通算戦績で無敗である。《黄泉からの橋》《狂気の祭壇》という触り辛いコンボには滅法弱かったが、それがなくなり、頑張って出したホガークを《反射魔道士》で手札に戻し、ブロックできないゾンビを無視して殴ればいいだけであった。
とは言ってもさすがにメインは取られることが多い。
なお、G1はお互いに土地事故を起こしてこちらが負けとして次のゲームへ。

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サイド後からはさらにイージーで、4枚積みの《オーリオックのチャンピオン》が全てを終わらせてくれるのだった。さらに《墓掘りの檻》で封じられる。さよならホガーク。


【C vs青白コン ○○】

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 青白コンは比較的相性が◎。G1、G2どちらもキーカードである《精神を刻む者、ジェイス》《ドミナリアの英雄、テフェリー》を削ることができ、《謎めいた命令》などの打ち消しも《ナーセットの逆転》で逃げ切った!
《ナーセットの逆転》は物は試しにと仲間のアドバイスにより初投入したカードだったが、《書庫の罠》など大振りなカードをバウンスして打ち消しから守るのに役立ってくれるし、たとえ打ち消しがなくてもサーチされてる状態であえてバウンスさせてコピーと本体で2回うてると考えたらなかなか可能性のあるカード。第二の《任務説明》である。


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◇四戦目


【A vs青白コン 〇✕✕】

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 アゾリウスのスリーブを使ってらっしゃったので、まさか...と思うも本当に青白コン。
G1では《氷の中の存在》や《瞬唱の魔導士》に除去を吐かせた後、《弾けるドレイク》を通す。《天界の列柱》の起動がないことを確認し、抱えていた大量の火力を吐き出して一撃で仕留めて勝ち。
G2では存在の返しに《時を解すもの、テフェリー》が着地、-能力でバウンスされてしまう。《稲妻》で処理しようと思うもこれには《否定の力》...。この流れで失ったテンポにより敗北。
G3は的確にすべての脅威を捌かれ負け。

【B vsホガークヴァイン ○✕○】

またホガークである。しかしメインはハンドにやたらと反射魔道士と幻影の像が来て、すべて反射してそのまま勝てた。サイドはブン回りについていけず。
G3では安定のチャンピオン最強伝説で勝ち。

【C vs感染 ✕○✕】

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 G1、1t目に《ぎらつかせのエルフ》を置かれて嫌な予感…。そして、私も1t目に《面晶体のカニ》を置いて相手もニヤリ…。「お互いライフカウンターいらないですね!」と笑いながら終始和やかなムードではあったが、感染クリーチャーに対する除去カードが引けず、きっちり感染カウンターが10に達して無事死亡。
 気を取り直してG2へ。サイドから除去を濃くして、《墓所への乱入》などライフゲインカードをアウト。絶対に感染クリーチャーを戦場に置かせない精神で除去and除去。《荒廃の工作員》を筆頭にサージカルで感染クリーチャーを抜くことができたのでG2では見事ライブラリーアウト達成。めちゃくちゃ嬉しい。
 G3、感染カウンターがあっという間に10になって死にました…。

 

◇五戦目

【A vsドルイドコンボ 〇✕〇】

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 G1では《ルーンの与え》が2ターン目に2体並んでしまい手の付けられない事態に。除去で妨害することはあきらめ、要所要所をカウンターし《氷の中の存在》の変身、または《弾けるドレイク》で2パンするプランに変更。このプランがうまくハマりドレイク2パンで勝ち。
G2はカウンターをことごとく《夏の帳》でかわされアド差が返せず大量のクリーチャー達に圧死。
G3、早い段階での存在の変身が決まりライフを削り切り勝利。


【B vsUR果敢フェニックス ✕○○】
G1、《僧院の速槍》、《損魂魔道士》の果敢攻撃に加え、火力の多さに耐えきれず負け。どうやら《氷の中の存在》は無しで果敢を乗せながらフェニックスでも殴れるデッキのようで、赤単ではなく青赤でドローも取っていたのが印象的。
G2からは《スレイベンの守護者、サリア》を置いてテンポを崩しながらチャンピオンで勝ち。

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G3では《翻弄する魔道士》キャストでスタックで相手が動かず、そのまま対応なしでチャンピオンを倒されてしまう《コジレックの帰還》を指定した。が、相手のハンドにはあったらしく、結果的にそれが効いて殴り勝ち。相手のミスプレイで勝てただけで、かなり相性的には悪かった。


【C vsエスパーコン ✕✕】

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 元々、エスパーコン使いの強者とは聞いていたものの、G1、G2どちらも相手デッキへの理解不足と自分のプレイングの悪さで負けたと言わざるを得ない。見事にコントロールされて負け。相手の打ち消しへの対応で《ナーセットの逆転》を返せたにも関わらず、焦ってスルーしてしまったのが痛すぎた…だからといってそれで勝てたかと言われたら話は別だが。にしても、《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》、《ケイヤの手管》などケイヤ姐さんは何気に良カードが多くて活躍も渋くてやっぱり好きだなと思いました。


◇六戦目


【A vsドルイドコンボ ✕〇✕】

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G1、森から《東屋のエルフ》の流れで、ポンザか?と思いきや突然出てきた《療治の侍臣》でドルイドコンボだと発覚。その後、唐突に現れる3テフェ...あなたどのデッキにもいるね?干渉できない盤面でコンボが始まってしまい死亡。
G2は相手のテフェリーをすべて打ち消し勝ち。
G3先手2Tテフェリーを思考掃きマグマの陥没孔で返す。その後、コンボを妨害し続けるも死後の一突きを止められず無限成立し負け。


【B vsホガークヴァイン ✕○○】
また、ホガーク!!ホガーク何回当たんねん!と思いながら供給者が落としてゆくのを見ていた。やはりメインこそ取られたものの、サイドからは楽勝だった。
G2の終盤あたりで既にチームメンバーが負けていて、続ける意味はなかったがいいゲームだったのでそのまま継続。
G3では相手の猛攻でかなり危ないところまで押されるも、チャンピオンが並ぶとやはり回復量が上回り、最終的に巻き返すことができた。
このマッチアップでは、相手の除去が限られているため、《翻弄する魔道士》が効くことが多い。《致命的な一押し》、《稲妻の斧》、《暗殺者の戦利品》あたりを指定すればそのまま並び勝ちできることがある。
今まで負けたことのないマッチアップだけに、ホガークの禁止が残念である。

【C vs青白コン ✕✕】
 比較的相性が良いと思っていた油断もあり、あと数枚削れたら勝ちというところでコントロールされつつ列柱で殴られて、負けてしまった。やはり青白コンはライフにしてもライブラリーにしてもあと1点、あと1枚からがとてつもなく長いということを痛感したマッチアップでした。

 

◇天下平定ならず


 残念ながら天下平定は果たせなかったキモデッキビルダーズ。しかしながら、弐戦目の待機の時に我々は己の中にある“戦いを求めて止まない”精神を痛感したのである。勿論、天下平定も大儀ではあるが、それは自分の中に闘志があればこそ。そしてそれに応えてくれる相手がいるからこそ。戦い続けさえいれば、いつかまた果たせる時がくる。

 MTG道とは、戦い続ける事と見つけたり


                  終。

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