「体罰事件」を事故として扱う

バレーボールのアドベントカレンダー2、2日目。

12/2を担当します、化学系バレーボーラー KGBH_007こと午坊健司(ごぼう けんじ)です。

アドベントカレンダーの趣旨は下記リンクよりどうぞ。

とりあえず、最近の話題からチョイス。

https://miki6266.hatenablog.com/entry/20191124/1574592690

これは「ハラスメント問題」であって、常に起きうる「事故」の1つと理解してる。なので、「事故発生の抑制」と「事故発生時の対処整備」の両方をやっとかないといけないやつ。交通事故とか労働災害とかと同じ。事故と災害の類でやっちゃいけないのが隠蔽(抑止策のアップデートが出来ない)なので、今回のケースの場合、より責められるのは体罰よりも隠蔽。体罰の類の暴行案件は常に起きてるし、それ自体を責めても減らないという認識。故に、外野による当事者への処罰感情みたいなのも邪魔になる。それ自体がハラスメントの種。

「不正のトライアングル」https://hrd.php.co.jp/shainkyouiku/cat21/post-422.php って言葉を今時の組織人なら聞いたことはあると思うけど、この手の問題への対策の王道はこれ。今回のケースは「機会」も「動機」も「正当化」のいずれも発生しやすい環境。やれる対策は沢山あると思う。

何でも例えれば良いってもんじゃないんですが、例えば火事。

火事が起きたらやる事は「消火作業」です。原因を考える事でも、燃えた事を隠ぺいすることでもなく。だから、火事が起きた時のために、予め水や砂、消火器を準備してます。

一方、火事が起きないようにする仕組みを考えておく必要があります。直火から電気、過昇温防止装置、燃えにくい材質etc、いろいろあります。

それでも火事は起きますので、緊急時の避難経路を用意して、人命だけは守るようにします。

これだけの多重防護システムがあっても、年間多くの方が火災で命を落とすのです。でも上記の対策がなければ、さらに酷いことになります。

教育や指導そのものが広義の意味で暴力である(だからこその資格制であり免許制)という認識が無いと、抜本的な対策は難しいんでしょうね。。。

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