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70年前銭湯だった場所に、Fat Lava展示

そこは何とも不思議な空間だった。
70年前銭湯として地元の人々に愛された場所が、コンビニ・ATM・倉庫を
経て再生した。その名は、Re.桜湯。
場所は横浜南部の金沢区、京急富岡駅から徒歩5分にある。国道16号に面し
裏通りは地元住民が日常利用する。
そこに2022年6月いきなりRe.桜湯が出現した。
住民は何ができたのか興味津々だが、自由に入れる雰囲気ではない。
小さな看板には、保険・不動産とあるから会社事務所なのか。
それにしてはどうみても事務所らしくない。

中通りにディスプレーされたFat Lava。通りかかった人々も興味深々。


実はオーナー櫻井氏は、保険業と不動産業経営者。
祖父が経営していた銭湯跡の建物を引き継いだ。
私は彼と鎌倉学園陸上部OB会の同窓で、開店間もないRe.桜湯を訪問した。
店内はスチール製のラックがキューブ上に組み上げられており、書籍や
フィギアが所狭しとディスプレイされている。
私が2020年2月から蒐集している西ドイツのヴィンテージ陶器が、空間に
似合いそうだと話したところ、試してみましょうという展開になった。
早速20個ほど持ち込んでキューブのなかに展示をしてみた。

天井や壁は銭湯時代のまま。奥の棚は脱衣カゴがあった場所。

Fat Lavaという存在も、最近は百貨店での展示販売やメディア掲載なので
認知度上昇中。まさにミッドセンチュリーに位置するため、ヴィンテージ
家具などとの相性は抜群である。同じ時代、国は違えど半世紀という時間を
経た存在にお互い違和感はない。
Re.桜湯も6月に立ち上げて、非公開イベントを実施しながらの模索段階。
そろそろ地元の方に気軽にお越しいただける公開イベントを考えていた。
このたび、Re.桜湯+鎌倉現代書店コラボ企画が実現することになった。

西ドイツヴィンテージ陶器展
令和4年9月23日(金・祝)ー25日(日)
展示販売会の詳細は追って告知。

展示されている書籍は対象外。奥がオフィススペースになっている。




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