陶芸家が制作した茶碗は美術品で、工場で製造した茶碗は雑貨だとすると
FAT LAVAと呼ばれる陶器群は、雑貨に分類されるのだろう。
しかしコレクターを観察すると、同じではないことがわかる。
希少性やデザイナーにとらわれず、好きなデザインで安いものを大量に
買う層は雑貨を集めている。
希少性やデザイナーに拘り、投資価値も勘案する層は美術品を集めている。
つくられた半世紀前には同様に工業製品として製造されたにもかかわらず
50年後の未来には、99%の雑貨群と1%の美術品に分類されている。
奇しくも同じ時代のアメリカでは、アンディ・ウォーホルが工業製品や
写真・紙幣などをモチーフにした作品をfactoryで複製制作していた。
そんなことを考えていたとき、みんなのギャラリー責任者から面白い動画を
教えてもらって、「新・雑貨論」第1回前編・後編を見てみた。
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