音ゲーマーが格ゲーを始めて1ヶ月真面目にやった結果

アウトプットすんのは大事よね、ってことで

1. 始めるきっかけ

それはそれは仙台に、プレイランドエフワンrってゲーセンがあったんじゃよ……
そのゲーセンが2022/10/10に惜しまれつつも閉店
音ゲー(というかIIDX)で一時代築いたゲーセンでもあるが、それはこのゲーセンのほんの一部でしかなく、仙台の格ゲーの聖地であった
オレはIIDXやりながら、時々ぷよぷよの大会とか、店員さんが引っ張り出してくるよくわからん昔のゲームのお祭りにチラッと参加するくらいで、普段よくやってる格ゲーの大会は全く出なかった。というか出れるような腕前してなかったどころか、そもそも真面目にやったことがなかった。
でも格ゲー勢はいつもAHOみたいな奇声を上げながらもすごい楽しそうに皆で遊んでた。あれは正直見ていてすごい楽しそうだった
そんな光景も、もう見ることは無いなぁって思ったら、これまでの人生で格ゲーに触って来なかったという事実に超後悔した
このまま触らんで終わるのは損すぐるってことで、何か始めたい気持ちになってそれをTwitterにダラダラ書いてたら、ディヴァさんという仙台時代の知り合いに声をかけてもらった
何でもUNDERNIGHT IN-BIRTHというタイトルで近々師弟杯という大会があるらしい。師匠と弟子がコンビを組み、師匠が弟子を育てて、弟子同士でトーナメントするものらしい
ゲームのタイトルは聞いたことあるが当然未プレイだが、コウくん(仙台勢、知ってる人には「クリスロードキング様」で通じる)がやってるのはちょっと見たことがあった
その時なんとなくゲームの雰囲気は良いなぁと思ったので、提案された師弟杯に出てみることに。オレはその場でPS4版を2秒で購入した
かくして20年音ゲーだけやってきた奴が、1ヶ月格ゲーを真面目にやることになったのである

2. 最初にやってたこと

とりあえずぷよぷよ用に持っていたアケコンをPS4につなぐ。ACのぷよ通は基本4方向レバーなのだが、フツーのアケコンは8方向なので斜めに入ってぷよの接地が事故るとかそういうしょーもない理由で放置していたアケコンである。
トレモのキャラセレに入って使うキャラを決める。まぁまぁ動き速めで動かしやすいキャラが良いなぁって思ってたらリンネを勧められたのでリンネに決定。
ディヴァさんからは「チュートリアルが超充実してるからまずはそれを触っておけ」「あーあとチュートリアルの他にミッションで簡単なコンボ練習できるからそれも」とお話もらったのでまずはそれらの2つをやる
この辺は割とスムーズに進めた気がする。ミッションもお手本見たらタイミングわかりやすかったので、その通りになるようにタイミングを覚えていくゲーム
合間にアーケードモードやってとりあえずCPUにコンボ決められるように練習

3. ステッポアッポ

チュートリアルとミッションを一通りこなした後にディヴァさんにもらった課題はコンボ練習
基本のエリアルパーツ(JB>J6B>JC>J2B)とか基本の〆(2C>6C×3)とか
エリアルに移行する部分も教えてもらったが、最初はマジで出来んかった
2C>5C>jc>JB~のJBがマジで出ない。出ても受け身取られてる
ココで本気で1日消費した。
その次は2C>6Cもマジで出ない。236C一生暴発してた。
※後にそれでも良いことに気がついた。2C>236C>6C>6C>632147Bとかで〆れば良い……らしい

この辺の頃は1つ出来るようになったら次はコレ……それできるようになったら次はコレ……とディヴァさんが1つ1つ出来るようになるように課題出してくれた。こういうところは「格ゲー始めてみたいけど何からやったら良いかわからん勢」のオレにはありがたい

4. コンボムズい

ある日出された課題がこちら
2C>5C>63214A>5B>jc>JB~
この5Bがいわゆる目押しというやつでクソムズい。Discordで通話しながら見ててもらったんだが、マジで1回成功するまでに30分くらい使った気がする
ディヴァさんからは「毎日やれ」「8割決めれるようにしろ」と厳しいお言葉。でも実際このコンボ死ぬほどやるらしいので、やらんとダメージアップ出来んらしい
音ゲーすら目押し出来ん奴が格ゲーで目押ししろってどないなっとんねんって思いながらやってたが、63214Aのモーションの終わり際を観察することで克服した。多分今なら5割決めれる(と思う)
※8割結局届いてない。そもそも実戦では63214Aに繋げられなくて5Cからjcして安くなっちゃう病だった

この手の話題は他にも
・低空236Bからdcして5Bで拾えん
・アサルトJ6BにCS打てん
・〆の6CCからダメージアップの236Cが早すぎて高く浮いて受け身取られる
・DC>IC236Bの後のdc出ない。出ても5B出ない
・DB>214Bヒット確認出来ん

とかいっぱいあった。この辺から格ゲーやっぱムズいと思った
上から降ってくるものをその通り叩くゲームがいかに簡単かわからされる
こんなゲームで毎回コンボ正確に決めれる人々は5.1.1.(SPN)くらいなら余裕でMAX出るだろう

書いてて思ったが、格ゲーと音ゲーでの「出来るようになった」の感覚が多分違う
音ゲーは「ランプついたら」だと思っているが
格ゲーはおそらく「実戦でミスらず決めれるようになったら」だ
要は「1回できるだけではダメ」っつーこと
それには気がついたらしい格ゲー0才児はちゃんと成功率を意識して練習だけはしていたらしい

5. ガードはもっとムズい

このnote書いてて思うが、恐らく格ゲー最大の挫折ポイントな気がする
要は
・そもそもレバーを後ろに入れるという感覚に慣れない
・しゃがみガードしてるつもりでも、何故か立ってて下段食らう
・ちゃんとしゃがみガードできるようになったら、次は中段食らう
・もちろんすかし下段も食らう
・なんとか中段のモーション覚えた瞬間に飛んでくる投げはもちろん抜けれない

……今書いててマジで思ったが、相手の攻撃全部ガードでしのぎきって生き残れば勝ちみたいなトレモあったら1日30分はやると思う
そんくらい格ゲー新生児はガード出来んのだ

んでUNIにはシールドとかそういうガードに関するシステムもあるがもちろんわからんかった
※Wikiを読んだら、ノックバック大きくなるけどゲージちょっと使う。シールド張ってる最中に崩されるといろいろマズい、というのはわかった

後でディヴァさんに訊いたら「あまり気にせず触っていけ。とにかくボタン押せ」とのこと
2Aを連打していたら通ったケースはまぁまぁあるので確かにそうなのかも
「格ゲーで殴る快感を教えてぇ~」とか言ってたので、アケコンを持ち上げて振りかぶって殴るタイプの人はどうやら格ゲー向いているらしい

6. 最高にムズいけど使わんと死ぬシステム達

ディヴァさんのお知り合いの師弟さんとスパーをやらせてもらうことに
相手はゴルドー

リーチの差がありすぎるんじゃ、どうやって触るんじゃ

というわけでその時にCSとかのシステム周りの話をいっぱいしてもらった
あと手癖でやっちゃいがちなNG行動もその場で教えてもらった
太古の昔、中足>波動拳というものがあったことを古文書で読んだオレは、どうやら手癖で固めの最後を波動拳にしていたようだ。しかもそれが昇竜に化けるので確反取られる
コンボの時からそうだが、どうやら精密に1つ1つボタンを押すという作業が超絶下手らしい。同時押しするタイミング以外は全部指1本でやったほうが良い説がある。つまり格ゲーマーは全員GH神拳の使い手だ。こいつらならGAMBOL(SPN)理論値くらい朝飯前だろう

当然お相手さんはアサルトでガンガン崩しに来るし、攻めのフォローも守りの切り返しもきっちりCS使って有利取ってからやってくる。オレは死ぬ
その合間にシステムの使い方と強さを教えてくれるディヴァさん
言う事聞いて使ってみるもよくわからないまま終わったので、後日きちんと1から教えてくれた。この人師匠向いてないって自分で言ってたけど保険のつもりなんではなかろうか。言ってくれることの全てが知らないことだらけなんだが

後日スパーのお相手さんと再戦
向こうは格ゲー経験もあるので仕上がりが違う。もうオレがBEGINNERなら向こうANOTHERってくらい違う

前回の教訓を生かしてGRIDをよく見るようにする
CS昇竜とかミスっても、とりあえずリバサCS出せただけで褒めてもらえる程度にはまだシステム理解足りんらしい
大幅に負け越したが、シンプルに対戦するということ自体が楽しかったので良し
※向こうの練習になったのかどうかは知らん

7. 師弟杯当日

結論から書こう。最速負けした

とりあえず始まるまでトレモして待つ
抽選の結果、相手ユズリハ。もちろん知らん
一生レバー後ろに入れてたら師匠から「ボタン押せ何でもいいから触りにいけ」と檄
触れはしたが崩せず無事終了した。あの空中で裏回ってくる縮地っぽいのを理解したのは2セット目の2R目だった。遅い

ルーザーズ落ちて対戦相手の決定を待つ
相手エルトナム。このキャラメルブラで見たことある
一生中段見えなくて無事終了した。ガードのとこでも書いたけど2個追加だ

・中段わかって立ったつもりで勢い余って空中にいてガード出来んくて死ぬ
・上記を意識しすぎて上に入らないようにしようとしすぎてそもそも立ってなくて死ぬ

触んのはムズいと思った。でも2R目ちゃんと死ぬ気で前出たら当たってもらえたのでちゃんと前出るの大事だった
ディヴァさん残念そうだったんでせめて1Rくらい取りたかったなぁとは今でも思う

8. その後

ゆーて目的は「格ゲーっていう文化に自分も馴染むこと」なので止める気はなかった。
プレマ募集のハッシュタグで対戦してくれる人を見つけた。今後も対戦誘ってもらえるように練習は続けんとあかん
とりあえず焦ってコンボ安くなるとかミスるとこは対戦続けりゃ慣れるっしょなノリで
同じことちゃんと考えてずっとやってればできるようになんのは音ゲーと多分変わらん

9. 最後に

師匠やってくれたディヴァさんマジでありがとう
この機会がなかったら本当に格ゲーって文化に触れずに人生終わってたと考えるとマジでありがとう

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