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表情の変わらないアンパンマン

先週と打って変わって、大人しい一週間だった。

新年度の前後で、生活のステージがほぼ変化しない人生になっている。
4/1に対しては、桜を見上げる日ではなく、いろんな嘘が並ぶフリーマーケット、というイメージしかない。解散や所属のニュースに一喜一憂はするが、基本的に我々は新年度のフィールド効果を受けない。

ここ一週間の仕事は『ラジクロ公開収録5』と『ハザマ』のみだった。両方盛り上がったので、ぜひ配信を見て下さい。『怒ってる閉め方になった』のダイジェストも是非。
その間に、南極ゴジラの新作も観に行った。普段あまり演劇を見ないので相対評価はできないけれど、南極ゴジラは絶対評価で面白い。脚本はもちろん、全出演者が濃く動いていてスマブラのような楽しさがある。こちらも配信があります。
https://vimeo.com/ondemand/newjura

ボケルバは、3月に毎週顔を出してしまったので一旦やめといたのだが、どうやらそこでお笑いサークル時代の先輩である野宮さんがかなりウケたらしい。

なんて嬉しいんだろうか。
この「ほらな」という喜びは傲慢だなと思うけど、嬉しいんだから仕方ない。以前しゅごしゅぎ警備員野宮チームで大喜利の大会に出た時もウケていたが、こういうのは何度だって頬が緩む。
先月に焼き肉に連れて行ってもらった時も変わらず面白く、流れで「俺が何かやる時は作家やってください」という話をし、野宮さんも快諾してくれた。肉に留まらず、頭脳もおごってくれた。
同じく焼肉で同席した面白い先輩2人と『ナイール』というトリオでネタをやっているらしいので、是非ライブで見て欲しい。


げいにんメイド喫茶に出ることになりました。

面白い先輩の話に続けて、32歳が絶対領域を作る話をして申し訳ない。

改めて、芸人たちが女装するライブのチケットが「取れない」というのはすごい。4/1に新生活が始まる世界と逆すぎる。

個人的には、女装自体は何度も経験がある。ハチカイとConvaでやっているし、何なら高校の文化祭で女装バンドをしたことがある。友達4人とミニスカートを履き、天体観測と車輪の唄を演奏した。皆さんが警備員を見つめる時の瞳は、何色になりましたか。

ただこれらの女装は、ヒーローショーの着ぐるみにすぎない。倉庫の「女性」という棚に置かれた既製品を着ているだけ。表情の変わらないアンパンマンが、当たらないアンパンチをばいきんまんに繰り出している。

げメ喫は着ぐるみではない。


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