#3 新入社員の作業品質を上げる手っ取り早い方法
新人が育たない、非正規雇用者や転職者が多くて育ちにくい、という悩みを抱える組織は多くなりました。
昭和の時代なら、若手が多くかつ定年まで働くのが前提だったため、組織としてもゆとりを持って育成できました。ところが現在は若手は少なく、即戦力化を求められます。時間をかけて教育できないのです。
では、どうしたらいいか?
私は、工場における生産品質管理手法にヒントがあると思ってます。
工場では不良品率を下げるために様々な工夫をしています。その一つに「後工程に渡す基準の明確化」があります。例えば、設計とおりかを確認するために、外面の寸法チェックはもちろんのこと、重さや温度などでもチェックしている場合があります。基準に満たなければ、後工程に流しません。こうして不良品生産を未然に防ぐのです。ラインの担当者は、カンではなく、基準にあっているかのチェック装置のエラー情報を確認すればいいので、誰でもすぐにできます。
これをシステム導入提案活動に応用すると以下のイメージです。
提案する前に、以下の各項目について検討と準備がされているかをチェックする
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