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爆発よけの盾vsやいばの盾

トルネコ3プレイヤーなら一度は悩まれたことがあるであろう、
「爆発よけの盾」と「やいばの盾」どっちを優先すればいいの!?問題について深掘りしていきたいと思います。


結論

僕の考えを先にお伝えすると…
「迷ったらやいばの盾を合成しよう」です。

ではそれぞれの盾のメリットを深堀しつつ解説していきたいと思います。

前提として
“初心者向けに考える”というスタンスで解説していきたいと思います。
初心者向けとは書きましたがあらゆる場面で共通する考え方にはなると思うので自分ごととして見ていって頂けたらと思います。

普段トルネコ3をよく配信しております。
異世界の迷宮の打開数はトルネコだけで100回を越えました。
常時質問なども受け付けているので気軽にコメントください。

他のプレイヤーの意見

X(旧Twitter)でのアンケート

先日アンケートを取ったところ爆発よけの盾がやや優勢ではあったものの大差はありませんでした。
全く異なる効果を持つ2つの盾ですがここまで綺麗に意見が割れるというのは興味深いですよね。
この投票結果から見ても、どちらも優秀な盾であることが読み取れるのではないでしょうか。

基本性能

▶爆発よけの盾

あらゆる爆発(罠・モンスター・指輪・巻物など)のダメージを軽減することが出来る盾。
印を重ねがけさせることでより軽減させる事が出来る。

小爆発のダメージ(小型地雷・爆指など)
 印無し…67%
 1個…56%
 2個…45%
 3個…34%
 4個…20%
大爆発のダメージ(大型地雷・爆弾岩など)
 印無し…HP1になる
 1個…67%
 2個…56%
 3個…45%
 4個…34%

https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3976.html

こうやって数字で見るとめちゃくちゃ強いことが分かります。
仮に印が4個入ってる盾を装備してHPが100の状態で小爆発によって受けるダメージは20。
条件が揃えばまともに殴り合うよりも爆発の指輪に頼った方が逆に受けるダメージが少ないという展開も充分ありえます。

▶やいばの盾

敵からの通常攻撃のダメージの一部を返還することが出来る盾。
(こちらが受けるダメージ量が減るわけではない)
印を重ねがけさせることで返還ダメージ量が増える。

返還ダメージの割合
 1個…35%
 2個…50%
 3個…60%
 4個…75%

https://w.atwiki.jp/toruneko3/pages/137.html

仮に印が2つ入っている状態で30ダメージを受けると15ダメージ返還。
もれなく返すダメージと考えると無視出来ないダメージ量ではないでしょうか。

それぞれの盾のメリット

基本性能をみてきましたが、どちらも強く両者譲らない展開です。
では次に具体的に「どういったシーンで役に立つのか」を考えていきましょう。

▶爆発よけの盾のメリット

・爆発の指輪が使いやすくなる
・地雷を踏んだ時に残るHPが多い
・爆発モンスターと戦いやすくなる
・爆発コンボで死なない
※上にいくほどメリットランクが高い

「爆発の指輪が使いやすくなる」
爆発よけの盾の最大のメリットは爆指が使いやすい点にあるのではないでしょうか。
召喚罠を踏んでしまった時や次外したら死んでしまう時に確実に生き残れる手段として非常に優秀です。
通路で爆指を使用するのはかなり危険ですが、使用したあとHPが多く残り回復を温存して動ける可能性がでてくるので使いやすくなると思います。

「地雷を踏んだ時に残るHPが多い」
このゲームHPの回復が遅いです。
自然回復するのにも結構ターンを消費してしまうので回復にかかるターンが少なく済むというのはメリットでしかないです。
HPが少ない状態というのは深層にいくほど理不尽死を招きます。
(倍速モンスター・視界外からの杖等)
特に先読み出来る経験が少ない初心者の方にとってはHPがより残る状況というのは安心だと思います。
爆指を多用する場合、この恩恵を常に受け続けることになります。

「爆発モンスターと戦いやすくなる」
中盤以降ですが自爆してくるモンスターが複数出てきます。
こちらのHPが1になるタイプの爆発でなるべく受けたくないですよね。
(大型地雷と違いHP1の状態で受けると死ぬ)
状態異常のアイテムと併用して爆発させずに倒したり、爆発を受けないよう工夫も必要ですが熟練者でも全被弾せずに乗り切ることは至難の業です。
(僕は爆弾岩の処理がめっちゃ下手)
そういった工夫は色々試しながら学んでいってほしいですが爆風を受けてしまうことも少なくないと思うのでその保険になる点は大きいです。

「爆発コンボで死なない」
小型地雷と大型地雷がセットである場合、即死します。
また、リビングハンマーなどが複数体隣接する状態で被爆すると即死します。
そこを無条件で回避できる点が素晴らしいです。
「そんな確率引かないでしょw」とお思いのあなた。
異世界の迷宮で理不尽な死に方を経験されたことはないでしょうか。
そうです、あり得ない確率を引くのがローグライク。確率は所詮確率です。
引くときは1日に2回引くことだってあるんです…(実体験)

▶やいばの盾のメリット

・空振りの保険になる
・確殺数が減る
・タマゴロン系に強い
・はりせんもぐら系に強い
・シャドー系に強い
※上にいくほどメリットランクが高い

「空振りの保険になる」
このメリットを初心者の方にお伝えしたいです!
このゲーム8%の確率で攻撃を外します。
「次外したら死ぬ!」というシーンに数えきれないほど立ち会うと思いますがこの状況になるシーンを少し巻き戻してみましょう。

(例1)はりせんもぐら戦/HP4
攻撃→受ける→攻撃を外す→受ける→次外したら死ぬ!

こういうシーンよく立ち会うと思います。
これを防いでくれるのがこのやいばの盾の返還ダメージです。

やいばの盾があることで
攻撃する→攻撃を受けて2ダメ返還→相手が死ぬ
“次外したら死ぬ!”というシーンが発生していないんです。これこそが最大のメリットです。

次外したら死ぬシーンでは基本的に確実な行動を取る必要があるためアイテムを消費することが大半です。
そのアイテムを使わずに済むということは先の安定にも繋がります。
はりせんもぐらだからじゃないの?と感じることもあるかもしれません。
ではこの状況はどうでしょうか。

(例2)あめふらし戦/HP31
①やいばの盾が無い場合
攻撃(微妙に残る)→受ける→攻撃を外す→受ける→次外したら死ぬ
②やいばの盾がある場合
攻撃(微妙に残る)→攻撃を受け返還ダメージで倒す

相手のHPが3とか4とか微妙に残ってしまうことがあると思いますが、やいばの盾があることによって相手の攻撃を受けた瞬間返還ダメージで確実に倒すことが出来るのです。

次のターンで攻撃を当てることが出来れば倒せますが、やいばの盾がなかったら8%の確率で更にダメージを受けてしまうということになります。
仮に瀕死の状態であれば8%の確率で死ぬということです。
今まで積み上げてきた冒険が終了するということです。
これがなくなるというのはめちゃくちゃ大きいことだと僕は思います。

「確殺数が減る」
さきほど説明した「空振りの保険になる」とかなり近いのですが微妙に違うのであえて分けて説明させてください。

確殺数…“倒すまでにかかるターン数のこと”として説明させていただきます

(例3)ゴーレム戦/HP55
条件:1回で25ダメージ与えられるとします。
①やいばの盾がない場合【確殺数3回】
攻撃1→受ける→攻撃2→受ける→攻撃3(倒せる)
②やいばの盾がある場合【確殺数2回】
攻撃1→攻撃を受け返還ダメージを与える→攻撃2(倒せる)

少し敵のHPが高くなってきて、倒すまでに数ターンかかるようになってきました。
レベルや武器の強さによって確殺数は変わってしまうのですが、今回は倒すまでに攻撃を3回当てないと倒せない(確殺数3回)という条件で説明しています。

当たり前ですが倒すまでにかかる攻撃回数が減るということは攻撃を受ける回数も減るということです。
ゴーレムからは平気で20以上ダメージを受けることがありますので、この違いがいかに大きいか想像がつくと思います。

(例4)エリミネーター戦/HP100
条件:1回で30ダメージ与えられるとします。
①やいばの盾がない場合【確殺数4回】
②やいばの盾がある場合【確殺数3回】

この場合も確殺数が1回減り、3回で倒しきれることになります。
この差だけでも大きいのですが更にやいばの盾で空振りの保険が効いていることが分かるでしょうか。

仮にやいばの盾がひとつ入っていると返還割合は35%、敵から受けるダメージを30とすると返還ダメージは約10。
攻撃を3回受けると返還ダメージの総量はこちらの1撃分に相当します。
つまり攻撃を2回しか与えられなかった(以降連続で空振りした)としても4回攻撃を受ければ相手は確実に倒れるということです。

4回も攻撃受けられないよ…ということも多いとは思いますが回復込みで絶対に次で倒せるという保険になったり、矢を使って3回で済むよう調節してあげたり色んなパターンに応用が効きます。
さらに複数個やいばの盾を合成することで返還ダメージを上げることが出来るので、攻撃を受ける回数を減らすことが出来るでしょう。

それから意識しないと見えてこないのですが、敵を倒すまでのターンが減ることで敵に囲まれにくくなるという隠れたメリットもあります。
これは知らず知らずのうちに受けている恩恵ですが意外と大きいメリットです。

「タマゴロン系に強い」
爆ゾーンで出てくるタマゴロンはこちらの攻撃を1ダメージに変換してくる上に、攻撃を受けると一定の確率で卵が割れ別のモンスターが誕生するという特徴をもっています。
しかも生まれたモンスターはいきなり攻撃をしてくるのでリビングハンマーが生まれて即爆発や、石人形からのチート光線を受けることもあります。
しかし、このやいばの盾の返還ダメージだと卵が割れないという利点があります。
タマゴロン自体の火力は低いのでやいばの返還ダメージだけで倒すことで卵を割らずに倒し切ることが出来ます。
爆ゾーンではなるべく早く階段を降りたいので、逃げてるだけで勝手に死んでくれるこの状態はかなり強いです。

「シャドー系に強い」
あやしいかげやシャドーはHPが5。
やいばの返還ダメージがあると簡単に倒すことが出来ます。
特に低層で出てくるあやしいかげは回避率が高い上に杖を反射します。
しかも攻撃力が高いので厄介極まりないのですがやいばが入っていると1発でオシャカです。

「はりせんもぐら系に強い」
はりせんもぐら、サンダーラット、プラズママウスはHPが4と6ですがあらゆるダメージを2ダメージに変換してくるので倒すまでに数ターンかかります。
やいばの返還ダメージも2になるので攻撃するのと同じなので相性が良いです。

GBA版の落とし穴

GBA版だとやいばの盾の仕様が違うので注意が必要です。

【GBA版の仕様変更点】
・スモールグールが返還ダメージで分裂する
・タマゴロンが返還ダメージで割れる

僕はGBA版を持っていないので実際にプレイしたわけではありませんが、やいばの盾が使いにくくなっていることは間違いなさそうです。
特にタマゴロンについては辿り着くまでに合成が終わっていることも多いためやいばの盾の魅力が減ったことにより、爆発よけの盾の優先度が若干上がるのかなと予想します。
ただ、確殺数が減るなどの魅力はあると思うので使えないこともないのかなと思います。
使用感については是非コメント頂けると嬉しいです。

まとめ

ふたつの異なる性質を持つ盾はどちらも非常に優秀で甲乙つけがたいです。
このブログでは
・浅い階から深層まで幅広く活躍する
・相手を倒すまでのターンが減ることでアイテムを温存出来る
・相手を倒すまでのターンが減ることで囲まれにくくなる
・爆発よけの盾は爆指があるかどうかで価値が変わる
といった理由から
【迷ったらやいばの盾を入れよう】をおすすめしたいと思います。

どちらも素晴らしい性能を秘めた盾であることは間違いないですし、その後の展開次第ではどちらに軍配が上がるか分からないのも事実です。
なのでどちらが正解かを決めるということではなく、合成する際にひとつの判断材料になってくれたら嬉しいです!

普段よくトルネコ3をライブ配信しております。
質問等常時受け付けておりますので、合成について迷うことがあれば気軽に質問ください!
あなたの異世界ライフがより良いものになりますように!

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