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alive&kicking再聴

水樹奈々(お奈々)というアーティストは一言で言うと、僕の青春とでも言おうか。
もし彼女の音楽と出会えてなかったら、我が師、北島健二には出会えてなかった訳だし、今の自分の音は無かった訳だし、、

まぁ、そんなお奈々にも1アーティストとして"期"というものが存在する(勿論自分の勝手な判断)。人それぞれだとは思うが
・初期=supersonic girl〜alive&kicking
・中期=hybrid universe〜ultimate diamond
・後期=impact exciter〜現在
て感じ?
境を付けるのがとても難しいけど、
とにかく中期への繋ぎとなったのが「eternal blaze」、後期は「next arcadia」だとは思うんです。

この現時点で3つの期にわけられるのだけど、やっぱり僕は矢吹俊郎節全開の初期〜中期が大好きなんです。
今回はその中でもalive&kickingをピックアップしてみようかと。

とにかくこのアルバム、前作dream skipperからが初参加なのだけれど、ギタリスト北島健二氏(以下ケニー)が参加しているのですね?
やはりギターてものは曲や、遂にはアルバムのカラーをも変えてしまう力を持ってると思うのです。何を言いたいかというとこのアルバムはケニーの登場によって見事ハードロック作品と化した訳です笑(勿論いい意味でね)
でもハードロックだからと言ったらそうではない、そこが彼のギタリストとしての魅力の1つなんですが、、
曲の1つ1つのメロディが素晴らしいんです。主旋律もあればギターのソロも、、それらの点からしてこのアルバムは好きだなぁ。。(メロディて好みだけどね)

1、ミラクルフライト
カノンコード直球の明るいポップチューンですね。ほんとすき。ここでのケニーのソロは、音はあまり詰まってないのだけど、ペンタでメジャーとマイナーを行ったり来たり、正に彼の十八番なプレイなんです。1曲の中に2つのソロがある場合、全体を見てどう曲を彩るか。それを考えた時にこの曲は結構参考になりました。

2、innocent starter(以下イノスタ)
Am7add9から始まるこの曲で彼女を知ったって人も多いでしょう笑。僕もその一人。なのはのOPとして知りました。とにかく緩急の付け所がツボです。それと泣きな所。サビの泣き所で感極まる感じが好きです。アウトソロは渡辺格の迫真がかったものですが、この曲でこれ以上のソロは無いでしょう!多分!笑。あまりにも完成されすぎてます笑。泣き顔で弾きたいソロの1つですね。

3、Fake angel
初めて聞いたときはこんな曲もあるんや〜といった感じ。ギターのリフで駆け抜けるロックな曲といった感じかなぁ。

4、大好きな君へ
正に大好きな君に贈る歌というか、優しく微笑む感じがしていいですよね。4曲目にこれを持ってくるのは正解でした。ちょうど良いクールダウンな曲で、リズムがとても心地よい。お奈々のこういうリズムはミドル、明るく優しくってのが結構好きなんです。夏恋模様とかね。

5、Tears night
中期の流れを含ませる1曲だと思います。分厚いストリングス、打ち込み等々、後期が好きな人は絶対好きになりそうな1曲ですね。これLive rainbowの時のケニーのソロが最高にカッコいいんですよ!

6、そよ風に吹かれて…
ほんとにそよ風が吹いてきそうなアコギのストロークがとても心地いいですね。こんな軽やかなストロークが出来たいものです。作曲はイノスタ同様大平勉。ピアニストな彼が作るだけあってメロディが洗練されていて、綺麗です。
サビの「運んでくれたのね〜。お似合いよ〜」のとこが大好き

7、independent love song
ベースはウッドで。このアルバムで二番目にスローかな?A、B面分けるとしたらこの曲でA面が終わりかと思います。フルートやアコギ。アコースティックな雰囲気というのはやっぱりいいものです。同じくLive rainbowでのこの曲のプレイでは、坂本竜太のウッドベース、五十嵐公太のコーラスが最高にいい味だしてますね!ケニーはアウトソロのある部分でタッピングをするんですが、「なるほどこんな使い方も有りや…」と感心しました。

8、Take a shot
お奈々の曲中でかなり好きな曲の1つです。メロ、リズムのノリ、コード感、ほんとすき。スタジオ盤では出ましたギター北島健二。ソロでディレイを深くかけてますが、これどうやってんだろ?といつも疑問に思います。2つのディレイを一緒にかけてんのかな?この曲はいいLiveでも頻出で勿論氏はアドリブで弾くもんですから色々なソロがあります。その中でもお気に入りは今の所Live universeかなぁ。ここで吠えるんや!とその自由なプレイに目が離せなません。

9、パノラマ-panorama-
印象的なギターリフから始まるこの曲はいかにも初期らしいロック曲ですよね。
あまり聞くことはないかも。すみません(^^;;

10、Jump
アルバム中一番テンポが早いかな?四つ打ちでアゲアゲな1曲。ここでsaxのソロ持ってくる所がまたアレンジの上手い所ですな!

11、Cherish
僕はこの曲から3つ続けての流れが最高に好きなんです。そのまずは1曲目。ギターのアルペジオのステレオ効果が存分に出されていて、最高な広がりを聴かせてくれます。僕もこんなmixに憧れます。このメロディも大好きで、、特にサビの盛り上がりを見せてのソロでケニー迫真のソロ。感情が爆発します。最初のCのユニゾンした後のディレイの残りやフレーズの締め。聴いているといつも泣きそうになります。そして最後のボリューム奏法。これも氏の魅力の1つなんですが、魂が空に上がってくような…この表現力はすごいですね…

12、It's in the bag
ご存知ケニー提供曲。こういう90年な香りのする曲ってほんとすきなんです。ミドルテンポでメロがよくソロが澄んでいて、これをLive circus千秋楽の時に生で聴けたのは最高の極みでした!しかしこの曲のリフ。。コピーが難しいのです(・・;)

13、Abilities
最後の怒涛の流れの締めを飾るのはこの曲。AメロとBメロサビの対比が面白いですよね。カッティングで軽く行って重くのしかかるっていうか。これも曲中2ソロで、アウトソロで爆発する感じの弾きまくりが最高ですな!でも何も考えてない、しっかりとメロディと筋道を組み立てて雰囲気に合ったソロを弾く。お手本のようなギターです。そうそう、ソロ1つ目のフィードバックかけた後の動きが未だ何をやってるかわからないんです。研究せねば。。

14、MAMA
A、Bで優しく、サビで込み上がってくる…お奈々のお得意パターンですね。お奈々の良さの1つにメロディ処理がとても音楽的であることが挙げられます。この曲なんかはいい例ですよね。phantom mindsは鳥肌モノの歌い回しです。。

結局またクソ長文になってしまいました。
alive&kicking、是非とも聴いてみて下さいm(_ _)m