中国ビザ(Q2親族訪問)取得手順【2024年7月23日更新】
先日、親族訪問(Q2)ビザを東京中国ビザセンターにて申請・取得しましたので、これから取得される方への参考としてメモします。
Q2親族訪問ビザとは?
中国在住の中国人家族及び中国永住居留権保持者を訪問する目的のビザです。具体的には親や配偶者またはその親族が中国在住の中国人や永住者である方が対象です。中国に親族関係が無い方は申請できません。
Q2親族訪問ビザのメリット
申請が容易
シングル、ダブルの他、1渡航180日まで滞在可能な最大5年のマルチプルビザが取得できる
親族訪問ビザQ1とQ2の違い
Q1は中国入国後、現地公安局に居留証申請を行う目的で取得するビザ、Q2は一般的なビザです。居留証があると長期滞在(半年以上)が可能で生活面では便利ですが、居留証は申請から取得まで相当な日数(約1ヶ月)かかるため、滞在期間が1ヶ月未満であればQ2のほうが使いやすいです。
Q2親族訪問ビザ申請書類
ビザ申請書
オンライン申請で作成し、作成後にダウンロードできるファイルを印刷したものです。顔写真(幅33mm/縦48mm)1枚
写真はプリントしたものの他、オンライン申請時に画像データも必要です。写真の細かな要件はこちらにありますが、①サイズ(幅33mm/縦48mm)、②背景は白または白に近い無地にする、③白い服はNG、④メガネは外す、を守ればスマホやデジカメで撮ってコンビニの証明写真プリントサービス(200円)で出力したものでも問題なく受け付けてくれます。パスポート原本とそのコピー
顔写真のある部分、中国最終入国スタンプ部、最終取得ビザもしくは居留証部のコピーが必要。白黒でもOK
※パスポートを更新している場合は以前のパスポートとそのコピーも必要です戸籍謄本
原本が必要。有効期限の定めはないですが発行日の古いものは拒否されますので新しく取得されたものを持参されたほうが良いです。招聘状(邀请函)
書式はとくにありません。こちらを参考に作成してください。招聘者の身分証のコピー
両面(裏と表)のコピー
※親族訪問ビザ申請時は航空券(eチケット控え)は必要ありません。
※原本が必要な書類はパスポートと戸籍謄本のみです。その他はコピーや画像/PDFで受け取りプリントアウトしたもので大丈夫です(つまり中国側の書類をわざわざ郵送してもらう必要はありません)
ビザ取得までの流れ
オンライン申請
申請予約ビザセンターで手続き
ビザ受け取り
1.オンライン申請
中国ビザセンターのWEBサイトよりオンライン申請(高速リンクの査証ページにあります)を行います。
顔写真の画像データをアップロードする必要がありますので予め撮影・準備しておいてください。
項目が多いですが、分かる範囲で記入すれば問題ないです。
申請が完了すると訂正はできませんが、窓口手続き時に訂正することができます(最初に選択したビザタイプも変更できます)
ビザ申請書はダウンロードして印刷、署名をしておきます。
2.予約
【2024年7月23日追記】東京ビザセンターでは2023年11月20日より事前予約制度は廃止されました。申請書類が用意できたら直接センターへ出向いて手続きできます。
中国ビザセンターのWEBサイトよりオンライン予約(高速リンクの査証ページにあります)を行います。
1つの予約で複数の申請が登録できます。親子や兄弟姉妹で同時に申請する場合、誰か1人が代表で予約を取り、その予約に対して全員の申請番号を登録すればOKです予約日・時間は変更できません。変更したい場合は一旦キャンセルして再度取り直しとなります。予約票はダウンロードして印刷しておきます。
3.ビザセンターでの手続き
持ち物
・予約票
・ビザ申請書類一式
・小銭(コピー/印刷用の10円玉)
・ビザ申請料金分の現金またはクレジットカード
受付
ビザセンターへ到着したら、受付(窓口中央にあるカウンター)に向かいます。ここで大雑把に書類チェックを行い、整理番号券を貰います。不足してる書類は、窓口呼び出し時までに用意できれば問題ありません。
※ビザセンター内にはコピー機と証明写真機があります。画像データやPDFファイルの印刷は受付にあるメールアドレスにデータを送ればそこで行ってくれます(1枚20円/現金!)
順番待ち
モニターに自分の受付番号が表示されるまで待ちます。スマホやゲームに夢中で呼び出しに気が付かない人もチラホラみかけましたが、順番過ぎてもモニターに表示されている窓口で手続きできるようです。
窓口での手続き
持参した申請書類を提出し、顔写真の撮影と指紋採取を行います。書類に不備がなければ手続きは数分で終わります。もしここで追加書類を要求されても慌てずに!家族等から書類の画像やPDFファイルを送ってもらえるのであれば、それを受付で印刷して提出できます。申請が受理されると受領証(ビザ受け取り票)を渡してくれます。これはビザ(パスポート)受け取り時に必要なので無くさないように。東京では申請日を含め4営業日後から受け取りできるようです。
【2024年7月23日追記】2024年5月28日よりビザ料金は申請時に支払うことになりました。
4.ビザ受け取り
持ち物
・受領書(申請時に貰ったビザ受け取り票)
ビザセンターのあるフロアに着いたら受け取り窓口へは行かず、申請窓口の入口付近にいる警備員に受領書を見せて整理番号券を貰ってください。その後、ビザ受け取り窓口のある部屋で順番を待ちます。料金の支払いには現金のほかクレジットカードが使えます。また受け取りは本人が出向く必要はありません。(家族で申請した場合、どなたか1名が受け取りに行けば全員分受け取れます)
以上です。申請から受け取りまでそれなりに手間はかかるものの難しいものでもなく、またビザセンター職員の方々は基本的にビザを受け取れるよう親切に手引してくれますので、わからないことや不明なことがあってもとりあえず揃えられる書類を持ってビザセンターを訪問すればなんとかなると思います。
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