サウンドオブミュージック

「LPレコード」でもいいですよね?

映画「サウンドオブミュージック」のサウンドトラック。テレビで週に何回も映画をやっていた時代、中学生になるころに見ました。

有名な「エーデルワイス」や「ドレミの歌」が出てくるのも嬉しいし、その他の歌もすべてが心に刺さり、はじめて自分のおこづかいでLPレコードを買いました。

繰り返し繰り返し聞いて、父に聞いて片仮名で「ザヒルズアアライブ…」などと一生懸命片仮名で歌詞を書いて歌いました。

それから30数年すぎて、劇団四季の「サウンドオブミュージック」を子供たちを連れて見に行く機会がありました。最初のメロディを聞くだけで心が震えました。

年齢をかさねてからあらためてこの作品を見て思うのは、夢中になっていた当時(中1くらい)は、物語をまるで理解できていなかったんだということです。

子供たちがマリアになついていくところは心ひかれてワクワクしましたが、それ以外のマリアの恋、いったん修道院に逃げる心情、亡命に至った社会事情など、まったくわかっていませんでした。奥手な少女だったので、リースルとロルフの初恋もピンと来ないし、シュナイダー夫人の行動は意味不明。

この映画は、遠い外国の奥手の少女を、音楽の力だけでこれだけ惹き付けたのです。「サウンドオブミュージック」タイトルのとおり。音楽の力はすごいです。

なお、当時はこどもたちに感情移入していましたが、30年たってから見ると、マリアを通り越して、シュナイダー夫人にいちばん共感しました。そりゃ悔しいだろう!って。







#はじめて買ったCD

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