【楽しみ】第6回パウパー神決に出た話【苦しみ】
こんにちは。
Tochigi Pauper ClubでM:TGをプレイしている菊川けりおと申します。(ベスト8にコミュニティ仲間が入ったので虎の威を借る狐になりました。)
前回のパウパー神決からあっという間に時がたち、第6回目のパウパー神挑戦者決定戦に出ることとなりました。
混乱期(大会3週間前〜)
正直な話、今回の神決には出ないでおこうかな〜と思っていました。
なかなか「これだ!」というデッキが見つからず、モチベーションがガタ落ち。MOで潜るもティルトを引き起こす負けを連発。
「あーなんかもう良いかな今回。シレン忙しいし。」
この混乱時期に握ったデッキたち
(君たちは強いんだけどね、、、、)
・カウゲート
・URコントロール
・UBコントロール
・Mono Uテラー
・UBテラー
・UBフェアリー
・ジェスカイブリンク
・カルドーサレッド
勝ててもしっくりこない。負けてもしっくりこない。
リプレイを見返し反省点を見つけるも根本的に気持ちが乗らない。
自分のような弱いプレイヤーが何を舐めたこと考えてるんだ〜?と思いながらプレイするので1戦1戦がとにかく疲れる。明らかに混乱し、パウパー環境に嫌気が差す手前まで行きます。
パウパーからの逃避期(2週間前〜)
カルロフ邸殺人事件のリミテッドをプレイしていなかったので、1週間ほどリミテッドばかりプレイしていました。紙をプレイする機会もレガシーしか存在しなかったのでパウパーから1週間ほど離れていました。
もちろんシレンは継続
今思えばこの逃避期がとても良かったです。
1週間も経てばパウパーのメタは変わっていますし、負の感情から勝手に抜け出して前向きにパウパー神決のデッキを選定し始めました。
デッキ選択について
今回選択したデッキは「Boros Synthesizer」です。
カルロフ邸殺人事件から《ひよっこ捜査員》と《答えの要求》を獲得し、以前よりもパワーアップした白赤のフェアデッキになります。
2種類の航空戦力が持っているデメリット能力を活用し、アドを稼ぎながら生物と火力で焼き切るデッキ。対戦する機会は何度もありましたが、自分で握るのはこの神決が初めてとなります。紙での対戦経験は本当にゼロ!
多種多様な型
またBoros Synthesizerにもいくつかの型が存在します。
・きらすべ型
ぶっぱ要素として《きらきらするすべて》を搭載している。《結婚式への招待状》がドロー置物&ぶっぱサポートカードとなっています。
・入門の儀式型
《カルドーサの再誕》と《入門の儀式》をぶっぱ要素として搭載した型。手札が減り辛い為、《入門の儀式》のコストを支払うのもあまり苦ではない。
・ミッドレンジ型
上記のぶっぱを搭載はせず、ドロー置物や《炎の印章》といった火力置物をふんだんに搭載している。また火力で処理できない生物のために《未達への旅》も採用されていることが特徴的。
・奇襲隊型
そして私が選択したのがこの型です。ぶっぱ要素として《ゴブリンの奇襲隊》を採用し、横並びしながらもなかなか殴れない《スレイベンの検査官》などが2/2パンチかませます。速攻を持つので手札に生物を貯めても即座に殴れます。
選択理由
私は本来青大好きマンなのですが、今回は青のカードを使いません。使わないのであれば青をメタれる色、つまり敵対色(と公式は述べているが実はズブズブの関係で隠し子がいる)の赤は使おうと決めました。
しかし赤単というデッキはあまりにもメタられています。どんなデッキだろうと赤単をメタらないのであればデッキじゃない、と言われてもおかしくないぐらいにヘイト値が溜まっています。そんな状況下で赤単を握るほど勇気も男気もプレイイング技術もない私はURコントロールと最後まで悩みながら、最終的にしっくりきたBoros Synthesizerを選択しました。
断片的な言語化ですが、
・赤単に対して《祭典壊し》《電謀》といった火力、《黎明運びのクレリック》という回復兼壁がある
・青系テラーに対して《赤霊破》《大祖始の遺産》がある
・きらすべ親和に対して《邪悪を打ち砕く》《火の中へ投げ捨てる》《黎明運びのクレリック》がある
・ある程度のロングゲームに対応しながらぶっぱ要素を搭載できる
さらにぶっぱ要素も複数あるわけですが、《ゴブリンの奇襲隊》はそれ自体が単体除去の疑似対策になります。《きらきらするすべて》はとにかく貼り付けるまでが大変です。全体修正は《入門の儀式》でも行えますが準備に1ターン必要なこと、ランダムディスカードで立て直しパーツまで捨てられたら自滅することを重く見て今回は不採用にしました。
メインボード
https://www.mtggoldfish.com/deck/6196497#paper
こちらのリストを丸ぱくりしました。
全てのマナコストを2以内に収めることで、実験統合機のハズレ要素を極限まで減らしにいく構成。また《胆液の水源》が《カルドーサの再誕》《答えの要求》とも良いシナジーを形成しています。
またメインから《大祖始の遺産》を2枚とっていますが、最低2マナ1ドローの働きもできますし、置物をサクるのに利用しても良いです。テラー系だけでなくリアニメイトなどのアンフェア(と私は感じている)もメインから咎めることでg1を奪い取る気概を感じますよね。
サイドボード
これも上記のリンク先とほぼ同じです。
違うのは墓地対策である《大祖始の遺産》と《祭典壊し》を《胸壁》に変更しました。現環境の全体除去はタフネス2までしか考えていません。したがってタフネスを3まで上げてしまえば全体除去を回避できるのです。(ヒュッ〜、mtgって簡単やで)
《胸壁》と似たカードで《光糸の場》がありますが、変異を活用とすると5マナ必要となってしまいいささか重たいカードになってしまいます。URコントロールなどはそもそもエンチャント除去が無い為、呪文の差し合いにも使える《胸壁》を優先して採用しました。
大会当日の成績
ということて6-2-0の18位で入賞逃しました!
最初の二戦を落してオポが最低だったのでそりゃそうだという結果です!むしろ6連勝の記憶だけにすれば無敗でした(は?)
まずは感想
8回戦回した結果、カルドーサに頼ったデッキがそもそもキツいという話でした。《胸壁》たのし〜とか言っている場合ではありませんでした。タフネス3が偉いという環境で横並びさせようという魂胆がそもそも頭がおかしかったです。私は貝になります。
良かった点
・0-2でドロップせずに最後まで戦い抜いたのが偉い。
・前回の反省を活かし、適宜エネルギー摂取を忘れずに行ったのが偉い。
・勝ちのルートプランを崩さずにプレイできて偉い。
・青を手放す選択をして偉い
・潔く投了してg2に移行できて偉い
反省点
・なんできらすべ搭載しないの?馬鹿なの?強いじゃん。単純に強いじゃん。サイドも《胸壁》じゃなくて《真紅の見習い僧》の方が強いじゃん。なんで?
・果敢1/3のドワーフになんで稲妻打つの?馬鹿なの?相手が1マナ立ててるんだから、《感電波》で絶対に落ちるじゃん。2度とするなよ。
・ジェスカイブリンク相手に《胸壁》プランしたいのに、スレイベン・ひよっこを4枚まで減らすのなんでなの?馬鹿なの?後手番の《火の中へ投げ捨てる》は減らしても良かったじゃん。ってブリンクマスターの大福さんが仰ってるだろうが。
・ボロスミラーでしっかりマリガンしないの馬鹿なの?g2以降はもう少し厳しいマリガンしようよ。君のデッキはアドを稼ぐデッキなんだから恐れずにマリガン。
・メインのレリックって馬鹿なの?URともリアニメイトとも当たりはしない。最終戦のブリンクでようやく日の目を見たけど、それ以外の7戦ずっと邪魔だったよ。邪魔なのは入れた僕なんだけどね。
冷静な感想
今回は最初の2戦を落してからのスタートだったので、6-2-0でも上位卓に居たわけではありません。そういう意味でもっと上位卓で経験値を積めるように次回も頑張りたいと思います。
とはいえ当り運も当然ありますし、結果は結果として素直に喜びたいと思います。
ほんの少しだけ強くなれたかな?
そんな気持ちを胸に私はこれから横浜家系ラーメンを数ヶ月ぶりに食べます。
最後に妻と娘、本当にありがとう。
1日カードをやらせてくれて、本当に感謝しています。これからも家族と自分を大切にしながらプレイしたいと思います。
パウパーってやっぱり楽しいな!!!!