デレマスとの付き合い方を変えた話

デレマスPお気持ち表明が乱立してる今ならそこまで拡散もされずに埋もれるだろうって思ったので書き始めた。ほぼ昔話になるけどゆるりと読み進めていただけたら幸いである。

私とデレマスとの出会いは765のアニメをリアルタイムで見ていた頃。つまりサービス始めとほぼ同じタイミングである。あの頃はアイマスというコンテンツ自体まだ触れたばかりだった。

当時は目玉SRといえば765プロのアイドルであって、モバマスから登場した子達は数枚のカードと少ないテキストしかなく、まだキャラクターがしっかり固まっていなかったように思える。

SRに昇格する子やイベント報酬になる子もまだそこまで偏りはなく当然ボイスもなく…と言いたいところだが、残念ながら当時から若干出番に偏りが合ったことは否めない。(南条光や服部瞳子は再登場まで年単位かかっていた。)
それでもコンテンツを取り巻く全体の雰囲気としてはまだ今ほど出番の差を感じている人は少ないように見えた。

CMは当時、年3回、5人ずつデビューして行ったので年に15人ペースでアイドルに声がついていった。
モバマスが2周年を迎え、新宿でゲリラライブを行った。そこで初めてアニメPVが流れた。
CMも順調にリリースされ、1stライブも開催された。初めて参加したライブ。あの光景を一生忘れることはないだろう。
そのライブ会場でTVアニメ化決定のPVが流れた時。現地のPと共に叫んだことを覚えている。モバマスの未来は明るいと。あの時そう確信したのだ。

アニメが始まった。メインとなるアイドルが決まり、それを主軸としてプロダクション全体のお話が進むのだと。
サプライズでボイスを獲得した子が出た。アニメ内ではセリフは無かったが登場した子もいた。



私の担当は、そのどちらでも無かった。

190人近くアイドルがいるのだから仕方がないのだと、そう自分に言い聞かせた。


デレステがリリースされた。
私の担当はローンチではなかった。

3Dモデル1体作るのにも工数がかかるのだと、そう自分に言い聞かせた。


SSR衣装。個人衣装。
担当のSSR衣装が実装される前に人気のあるアイドルは3着ももらっていた。

もう自分に言い聞かせるのは無理だと、その時に悟った。



モバマスの思い出であればいくらでもある。
リリース当初の羅生門オンラインさながらの衣装の取り合い。コンプガチャ、異種トレ、育て屋でのスタ稼ぎ、スタエナ為替レート確認、スタ走り、珠キャン走法、殴られ屋3凸…。

おそらく、デレマスというコンテンツに一番真剣に向き合っていたのはあの頃だったのであろう。

残念ながら今はその時のような熱量は無くなってしまったのだ。

とはいえ10年という歳月は恐ろしいもので、どうやっても嫌いになれないのだ。

担当ではないけれど好きな子がガチャで登場したら課金するし、イベントもSR回収までは歩くし、たまに上位取るし、ライブにも参加するし…

あぁ、でも、モバマスは今殆ど触っていない
おそらく規模を縮小しつつある今のモバマスに私の担当を出すだけの体力は無いだろう。
万一イベントの上位報酬になったとしても1枚取りするだけの資産はとうに貯め切っている。


大好きだったコンテンツが大嫌いまで振り切れるならまだ楽だったかもしれない。でも当時好きだった記憶は無くならないのだ。10th埼玉公演でミツボシ☆☆★が流れた瞬間、心はアンフィに還っていたのだ。

大好きと大嫌いが共存し続けた結果。


とても疲れた。



もうしんどい。



そう思って、今は少しずつ距離を離しつつコンテンツを楽しんでいる。

大好きだった頃の熱量で向き合うから辛いのだ。
デレマスを主軸に置くからしんどいのだ。


今はベースをミリシャニに置きつつ、アイマス以外のコンテンツにも足を伸ばし、軸を増やすことによって丁度良い距離感を確保出来ている。

ちょうどいい距離感が取れたおかげでたまにデレマスのイラストを描けるくらいにはコンテンツを楽しめている。

自分から積極的に動くわけでは無いが、担当の合作や同担Pたちの企画にも協力出来ている。


今の自分はそれくらいでしかないが、それくらいのことは楽しく行えるのだ。



それでも
モバマスの全アイドルを描いた時の熱量のあった自分を羨ましく思っている。コンテンツに頭から浸かって楽しめた時の自分をいつまでも懐かしんでいるのだ。

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