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王位戦第一局二日目

豊島竜王の封じ手は大方の予想通り、△7六飛。

その後も形勢の差は開く一方で、15時35分の終局となりました。

形勢グラフ的には悪手判定はなかったものの、疑問手1(67手目▲3六同歩)。ミスがないのに負けた、という感じでもなかったですね。控室の予想になかった47手目▲8七歩打をはじめ、ちょくちょく冴えない手が混じって、形勢が悪化した感じでした。藤井王位自身の調子が悪かったのかもしれません。タイトル戦ここまで9勝1敗、勝率9割だった訳ですが、2つ目の黒星です。

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一方、豊島竜王は鋭い上に間違えない、という感じでしたが、個人的には指し手よりも、藤井王位の「癖」みたいなものをかなり研究して臨んだのではないか、と感じました。こういう形のときに悪手を指す傾向にある、とか。

もしそうだとしたら、今回のシリーズは豊島竜王がイニシアチブを握る形になるのかもしません。そう見せかけて、シリーズの途中で藤井王位が「覚醒」する可能性も。2局目以降も楽しみですね。

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