桜田五輪相「がっかり」発言問題について

「がっかり」発言がフィーチャー

水泳・池江璃花子選手の白血病の告白に関連して、取材を受けた桜田五輪相が「がっかりだ」と発言したと伝えられ、「人間失格だろ」等の非難が起こり、後日、桜田五輪相が発言を撤回、謝罪した。

カウンター的に「全文」記事が伝えられる

しかし後日、マスコミから取材時の全文が伝えられ、「がっかりだ」発言が悪意をもって切り取られたものだ、ということになった。
確かに、いの一番に「がっかり発言」があった訳ではなく、本人の健康を案じる発言があった「後に」、件の発言があったようだ。
この点について、ホリエモンやウーマンラッシュアワー・村本などが批判的な発言をした。

個人的には桜田五輪相は「叩かれて然るべき」

確かに、記事はマスコミが悪意をもって編集したものだとは思う。だが、やはり桜田五輪相は「叩かれて然るべき」だと考える。
理由としては、以下の3点。

1. そもそも発言が不適切

「がっかり」は単語として強すぎる。「残念だ」ならここまで叩かれなかった。
また、マスコミはそもそも悪意をもって編集する(ことのある)職業だと、今まで思ったことがなかったのか?とも思う。池江選手の身を案じる発言をし、「快復してオリンピックの舞台でまた活躍して欲しい」と言えばいいだけなのに、不必要な発言を追加して、わざわざ炎上する「隙」を作ったのは大臣本人である。

2. そもそもパブリックイメージが悪すぎる

五輪相・セキュリティ担当相就任以来、発言内容が悪く、たびたび問題になっているのはご存知の通り。もし今回の件がパブリックイメージの悪くない政治家の発言だったとしたら、そもそも記者側も悪意をもって編集した記事を出しただろうか?個人的には、否だと思う。

3.  そもそも大臣になるべき人材ではない

これは首相の任命責任でもあるけれど、セキュリティに詳しい訳でもない、五輪相になったけど五輪憲章も読む訳でもない、それだけならまだしもトラブルメーカーという属性もついているとなると、早晩、国会運営・政権運営の足を引っ張る存在になることは想像に難くない。こういうときに与党を叩くしかない野党にとって、恰好の攻撃材料をわざわざ置く意味が分からない。

政治家叩きで開会期間を消費

この問題で開会期間を消費するよりも、国家運営に関するもっと建設的な議論に時間を使って欲しいと思います。

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